2016年5月26日木曜日

春のウェディングシーズンのピーク

そろそろ6月ですが、もうだいぶ暑いですね。

まだまだ春のウェディングシーズンです。
そんなシーズンの中でもとりわけ結婚式が集中した、『5月14日』
2次会撮影のご依頼を頂いて、撮影をさせていただきました。

結婚式のピーク


結婚式にはシーズンがあります。
大きくいうと春と秋。
その中にでも春なら5月、秋なら10月と11月。
さらにその中でも、集中する日が必ず一つor二つあります。

今年の5月は、5月14日土曜日の大安がピークの日でした。
おそらく現代を生きていてお日柄(大安とか仏滅とか)を気にしない人がほとんどです。
でも、結婚式だけはしっかりとその文化が残っています。
業界としてはそのことの弊害が大きくあります。

たとえばウェディング映像でいえば、全体の質の低下です。
会場と提携する撮影会社は案件の集中するピークの日だけ呼ぶような、普段全然ウェディングを撮らないカメラマンが撮っても大丈夫なレベルの質の商品しかラインナップができません。
そのことは単純に商品の質を下げているだけではなく、毎週のように社員カメラマンとして撮っているカメラマンのモチベーションや切磋琢磨の機会を奪っています。

とはいえ、弊害ばかり指摘しても仕方ありません。
お日柄にこだわる(気にする?)気持ちは理解できます。
そこには結婚するお2人の、幸福な未来への誠実な願いがこめられているのだと思います。
その気持ちを汲んで撮影すること、ウェディングに関わることが大切だと思っています。


渋谷ブルームでの2次会撮影


さて、そんな5月14日。
今回のお客様はウチキフィルムの一番初めのお客様からご友人のご紹介が繋がって、繋がって、お問い合わせ頂きました。
こういうご縁は本当に大切にしていきたいなと思っています。


エンゲージメント撮影からの1カット
(4月の中頃のエンゲージメント撮影でしたが、桜をバックに撮影できました。)

プロフィールビデオの制作も担当させて頂きました。
なので、もちろん私服での前撮りも撮影させていただきました。
お仕事が趣味と言い切る新郎ですが、新婦には本当にやさしく接していたのが印象的でした。

当日1次会はチャペルでの撮影NGということで、2次会からの撮影となりました。
2次会に特化した会場というのは、初めて撮影しましたが、約3時間きざみに宴席が入っていてフル回転な感じでした。
ここにもやはりピークの影響があったのかもしれません。
セッティングも会場スタッフががっちりテキパキと作業していました。
個人的には幹事さんが30分くらいかけて手作りでやっていく雰囲気が好きなのですが、
1次会と2次会の時間がタイトな時は負担がなくて良いのかもしれません。


渋谷ブルームでの2次会ビデオ撮影からの1カット
Mboothさんのフォトブースの前でのラストカット)

2次会の撮影はいかに2人とゲストの楽しい感じが撮れるかを考えて撮影しています。
1次会とは違って2人もゲストもくだけた感じで、カメラへの反応もかなり積極的なので、撮影はただただ楽しかったです。

会社員を辞めて、個人になってよかったことの一つは、どんなにウェディングのシーズンのピークであっても、目の前のパーティーだけに向かい合って、集中して撮影を楽しむことができるようになりました。
会社員のときは、撮影中に別会場のトラブルに関する電話が鳴ったり、2件の撮ってだしの編集を同時進行のような感じで進めながら、外注カメラマンさんに案件や機材の説明をしたりしていました。
いつもベストな結果になるかはわかりません。
でも一件一件を大切に、その時出来るベストを尽くしています。
少なくとも、いろんなことを片手間のように済ませるような仕事はしなくてよくなりました。

秋のウェディングのピークについて


結びに2016年10月のピーク予想をさせていただきます。
・10月9日三連休の真ん中の大安。
・10月15日土曜日の大安。
このあたりはウェディングの仕事をしていれば、カレンダーを見ると大体分かるようになります。
昨年のブログにも書きましたが、10月前半のこの時期は運動会など他のイベントごとが重なるので、カメラマンの手配が厳しくなります。
もしこの2日のどちらかに結婚式を予定されているカップルがこのブログを読まれていたら、
今からお気に入りのフォトグラファー・ビデオグラファーを探しておくことをお勧めします。
もしウチキフィルムの映像を気に入ってもらえたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2016年5月22日日曜日

琴平神社でのお宮参り出張撮影

5月。
ウェディングシーズン真っ盛りなのですが、先日お宮参りの撮影に行ってきました。

昨年2月に結婚式を撮影させていただいたお2人から嬉しいお知らせをいただき、川崎市の麻生区にある琴平神社へお宮参りの写真とムービーの出張撮影に行ってきました。
(3月にマタニティも撮影させて頂いておりました)

琴平神社


坂の上の本殿とアクセスの良い通り沿い儀式殿と徒歩3分くらいで離れています。
お宮参りや七五三などのご祈祷は儀式殿で行います。

神様の居場所ということで、本殿での撮影もしました。
琴平神社でのお宮参りの写真


出張撮影に関しては、事前にお客様から神社のほうに事前にご連絡いただきました。
撮影についてのルールは良くあるパターンで、境内での撮影はOK、祈祷中NGです。
今回の撮影のときは終わっていましたが、もう少し早い時期には桜や藤などもあります。

『たまプラーザ』『あざみ野』などあまり古い神社が無いせいか、地域の方にも人気な神社のようです。
祝日ということもあり、ご祈祷にいらっしゃるご家族連れが多かったです。

近くに『王禅寺ふるさと公園』という大きな公園があり、七五三などの時に一緒にロケーション撮影をしても良いかもしれません。


お宮参り


初宮詣とも言います。
一般には生後1ヶ月くらいに行うものですが、ご両家皆様揃ってお祝いするのに何度も集まるのが難しいため、最近ではお食い初めと一緒に生後3ヶ月くらいに行うことも多いようです。

琴平神社でのお宮参り

生後1ヶ月ですと本当に生まれたて!という感じで、その時期にしかない可愛さを写せます。
一方で、生後1ヶ月ですとお子様やお母さんの体調がまだ不安定だったりするので日程を合わせづらいというデメリットがあります。

生後3ヶ月くらいですと、顔つきが少ししっかりしてくるので表情の可愛さを写すことが出来ます。

時々の気候やご家族のスケジュールにあわせて、決めていってもいいのかもしれません。

新しい命


お2人とは結婚式後に打ち上げのような感じご自宅にご招待いただいたり、良い関係が築けていました。

ご両親とは結婚式以来でしたが、顔を覚えていてくださり、嬉しかったです。
お父さんお母さんはもちろん初々しいのですが、ご両家にとっての初孫になるので、おじいちゃんおばあちゃんと呼ばれることにもまだ慣れていない初々しい?感じでした。
琴平神社でのお宮参り
(結婚式の撮影も担当させて頂いたので、その先にある両家のつながりみたいなものを撮ってみました)

赤ちゃんがそこにいるだけ(ほぼ寝ているだけ)でみんなが幸せな表情をしていました。
赤ちゃんの力って、すごいなぁと改めて思います。

ムービーはマタニティで撮影させていただいた映像とミックスしました。
ミックスしてひとつにまとめるのは『映像』だから出来ることかなと思います。
二つの状況を組み合わせることで喜び以上の祈りのような深い想いを表現したいなと思いました。


お宮参り+マタニティの映像



お宮参りの出張撮影
お宮参りのお写真サンプルページ

いつかこの男の子がムービーや写真を見てくれた時に、どれだけ自分が愛されているのかを感じてくれると良いなと思います。
結婚式からのご縁が繋がって、映像や写真の必要があるときに思い出してくれる。
そんなご縁を増やしていけるようにこれからも努力していきたいと思います。

結婚式やお子様の撮影、七五三など幅広く受け付けています。
まずはお問い合わせください!

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑



2016年5月18日水曜日

ウェスティンホテル東京での結婚式ビデオ撮影

『人生はチョコレートの箱のようなもの、開けてみるまではわからない。』
映画『フォレスト・ガンプ』の有名な台詞です。
『フォレスト・ガンプ』は20世紀後半のアメリカを描いた映画です。
障害を持って生まれた男の子が、幼馴染の綺麗で頭がよくてやさしい女の子に憧れる。
皮肉にも男の子はアメリカの光を、女の子はアメリカの影をそれぞれ背負って生きていくことになる。
そういうストーリーを一言で言い表している台詞だと僕は思っています。
ロバート・ゼメキスがバックトゥザフューチャー3作でアメリカの前後の物語を描いた後に作られた物語で、そういう意味でも単なるいい話ではない凄みを感じます。

というのは、話のマクラで、結婚式も始まってみないとわからないというお話。


ウェスティンホテル東京での結婚式


約一ヶ月前の4月17日。
恵比寿にあるウェスティンホテル東京で持ち込み撮影をさせていただきました。
オーダーとしては、ご披露宴結びまでの撮影(後日編集)とお色直しまでの撮って出しエンドロールとスナップ写真撮影です。
ビデオグラファー2名、フォトグラファー1名の3名体制でお邪魔しました。

新婦のおじいさまの体調を気遣われて、結婚式のスケジュールを決めたお2人。
そんなやさしいお2人ですが、ご自分の都合ではないスケジュールということもあり、ご準備期間中は本当に大変そうでした。

そんな中でもゲストやご家族のために本当に真剣に考えて、ひとつひとつを決めていく姿勢には本当に胸を打たれました。

前職がホテルマンで、サービスのプロフェッショナルのお2人ですが、結婚式自体のご列席経験などが少なく、「何が『普通』なのかわからない」と、とても不安そうでした。

でも実際、列席経験の多少に関係なく、ほとんどの人がそうなのだと思います。
結婚式は基本は一度しか経験しないものです。
みんな、わからないまま手探りで進めていきます。
わからないものをわからないまま話を進めるか、納得が行くまで考えて想いを巡らせて悩むか。
今回のお2人は後者でした。
プランナーさんにするような進行のご相談もしてくださり、出来る限り力になれるようにアドバイスをさせて頂きました。

普通の結婚式とは?


確かに結婚式に『普通の』とか『スタンダード』、『オーソドックス』というのはあります。
ただそれはあくまで大きな枠の話で、ひとつひとつの進行やアイテムに込めた気持ちや心配りとはまったく別の話です。
『普通の結婚式』だからこそ、アンテナを張り巡らせて撮影することで、より伝わる想いもあるのかなと思います。
ウチキフィルムとしてお客様に寄り添うようにお打ち合わせで進行や演出のご相談を受けて、撮影を担当させていただくようになってからは、『普通の』中にあるお2人らしさや、込められた特別な想いを大切にしています。

僕らいわゆる結婚式の仕事をしている人間だって、本当の意味で結婚式をよく知っているという確信はありません。
形としての『普通』の『スタンダード』で『オーソドックス』な結婚式を知ることはすぐに出来ます。
でも、その裏側にある特別なものをちゃんと見極められているか?感じられているか?
それを無視して型にはめる様な仕事をしていたら、何百件の撮影経験もあまり意味がないのかなと思います。

4月17日当日、スタイルとしては、とてもオーソドックスな結婚式・ご披露宴でした。
でも、私はお2人が前日の夜遅くまで準備に追われていたことを知っていました。
前日16日に熊本で起こったことについても、このままパーティーをしても良いのか、真剣に悩んでいたそうです。
定型的なスタイルの中に、お2人の特別な気持ちがたくさん詰まっていました。
なるべくそれを形に残せるように一生懸命に撮影をしました。

当日に頂いた嬉しいご感想

桜の時期のエンゲージメント撮影
(ウェスティンホテル東京内の画像のアップロードはホテルNGなので、前撮りからの1カット)

当日の夜にお2人から頂いたメールをご紹介します。

『本日は本当にありがとうございました。
プロフィールムービー、そして最後のエンドロール、本当に良かったとみなさんにお声掛け頂いています。

今もエンドロールをずっとホテルの部屋で見ています。
こんなに幸せな気持ちになれることがあるんですね。

すべて、ご協力頂きました打木さん、丸山さん、皆さんのおかげです。

本当にありがとうございました』

とても嬉しい、スキップしたくなるご感想いただきました!

『人生はチョコレートの箱のようなもの、開けてみるまではわからない。』

結婚式も蓋を開けてみないとわからないけど、皮肉なんかいらなくて、その中には幸せだけがつまっていてほしいと僕は思います。

4月17日その日、僕が撮影前に予想していたことと違ったことは、お2人が体調を気にかけていた新婦のおじいさま。
大丈夫かなーと思って撮影に入ったのですが、当日すごく元気そうで、終始うれしそうにずっとニコニコしていたことが、撮影しているこちらもうれしくなる予想外でした。
そんな予想外なら大歓迎だなと思います。

結婚式のプロとは何かはよくわかりませんが、お役に立てる映像サービスでありたいと思います。
よろしくお願い致します。

ウチキフィルム
打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑


映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...