2016年9月28日水曜日

結婚式のムービー前撮りおすすめシチュエーション

9月28日。もう9月も終わり。
9月は本当に雨が多かったですね。
この時期は10月11月の婚礼シーズンに向けての前撮りも多いので、天気予報を細かくチェックするようにしています。

さて、そんなわけで本日は結婚式の『ムービーの前撮り』について書きます。

写真の前撮りだと、エンゲージメントフォトというジャンルも確立されているので、調べるとかなり事例が出てきます。
綺麗な庭園だったり、海だったり、やっぱり画になる場所が多いかなと思います。

ウチキフィルムではハイライトのご注文をいただいたお客様には必ずエンゲージメントムービーの撮影(私服での前撮り撮影)をさせていただいています。
もちろん趣味で撮っているわけではなく、結婚式のムービーで2人らしさをより表現するために実践しています。
そこで問題になるのは、どこで何を撮るか?
もちろん海とか綺麗な場所で撮ることもあります。
それはそれで素敵に仕上がります。
でも、それだけだと2人らしさの表現が出来ているとは思えません。
なんだか型にハマってる気がしてきてしまいます。

そこで考え方としては3つの方向性で、撮る場所や内容を決めていきます。


①新郎新婦の個性を表現すること。

②当日の出来事やテーマをより深めること。

③結果として出来上がるムービーが挙式披露宴を記録する以上の記録になること。(当日撮れないものを撮る。)


それぞれについて具体的なシチュエーションを書いていきます。


①新郎新婦の個性を表現すること。

結婚式やパーティーには当然、結婚する2人の個性が出ます。
ビデオグラファーが心配しなくても結婚式そのものが2人の個性の表現になっているハズなんです。
でも、悲しいかな、テンプレートが存在していて、申し訳程度、味付け程度に2人の好きなものを散りばめただけの結婚式をたくさん見てきました。
ウチキフィルムでは、もちろん結婚式を撮るということも大事にしていますが、2人を表現することも常に考えています。
だからもっと自由に2人らしさを追求します。
結婚式の当日から離れること、会場から離れることでいくらでも表現の幅を広げることが出来ます。

・趣味

個性という言葉を思い浮かべるときに、一番最初に思い浮かべるのは「趣味」かもしれません。
ロードバイクやヨガやジョギングにダンスなど体を動かすことが趣味のカップルのウェディングムービーなのに、タキシードやドレス姿でじっとしているところしか撮れないのは、なんか違うんじゃないかなと思っています。
それに映像は動きを捉えるものなので、ムービーの素材としては最適です。
逆にあまり動きのないように思える読書や料理を作ることだったりも、それをどう見せるかがビデオグラファーの腕の見せ所だったりします。

エンゲージメントムービー撮影



・職場やお仕事風景

いろんな考え方がありますが、どんな仕事をしているのか?はその人の個性そのものなんじゃないかと思います。
仕事を通して、喜びや悲しみを感じることも人とのつながりを感じることもたくさんあります。
職種や仕事へのスタンスは家族や育った環境から受けた影響も深く現れているとも思います。
そう考えると、結婚式とは無関係なようでいて、大いに関係のあることです。
職場結婚なんて場合はなおさら、撮りたいなと思ってしまいます。
また結婚式では絶対に撮れないような映像が撮れるので、ビデオグラファーとしてもワクワクしながら撮影しています。




・2人の出会った場所や恋が始まった場所

結婚式というのはラブストーリーの結末の舞台です。
結末には始まりが必要です。
2人の始まりの場所を撮ることで、初めてラブストーリーとしてのウェディングムービーが表現できます。
また始まりを描くことで、結びはまた始まりになるということも表現できるのかなと思います。(ちょっと抽象的ですが)
そこは学校かもしれないし、どこかのランドマークかもしれないし、駅のホームかもしれない。
どんな出会いの背景もその時、その場所にいた2人のバックグラウンドを表現しているので撮っておきたいなと思います。



・住んでいる地域や街

住んでいる地域や街にも2人の個性が反映していると考えています。
想像してみてください。
浅草に住んでいる人、湘南に住んでいる人、代官山に住んでいる人。
みんな違っていると思います。
本人たちにとってはあまりに日常で魅力的に思えない場所でも、実は特別で素敵な舞台にあふれていることもたくさんあります。



②当日の出来事やテーマをより深めること。

結婚式の準備はこだわっていくと、とても大変です。
招待状などペーパーアイテムや引き出物、記念品やプロフィールムービーなど、手作りしはじめたらキリがないくらいです。
手作りではなくても、自分の気に入る業者さんを見つけてオーダーメイドするのも一つ一つやっていくとなかなかの仕事量になります。
だから結婚式の準備も、実は結婚式の一部なんだと思っています。
準備している2人を撮影することで2人が当日に込めた想いをより強く表現できると考えています。

・手作りのアイテムの制作風景

ウチキフィルムで担当させていただくカップルはアイテムの手作り率・持ち込み率がかなり高いです。
それだけ結婚式への想いも強いということだと思っています。
出来るだけその想いも映像に残しておくために、それらの制作風景を撮らせていただくこともあります。
例えば、ご両親への記念品を作るところなど。
お忙しいお2人なら、前撮りしながら準備が一つ完了するという利点もあります。



・当日のイベントの練習風景

おもてなしという意味で、ご自分たちでご余興をされることも最近は増えてきています。
ダンスの練習など、2人で練習している姿と本番を重ねることで、ストーリーが生まれて、当日のシーンをより魅力的に表現することができます。



結果として出来上がるムービーが挙式披露宴を記録する以上の記録になること。(当日撮れないものを撮る。)

ウチキフィルムは結婚式のムービーを制作する業者です。
結婚式のムービーは確かに挙式と披露宴を撮影するものです。
でも、もう少し解釈を広げてもいいんじゃないかと思っています。
ウチキフィルムでは前撮りを通して、結婚したころ記憶・記録も残して行けたらいいなと考えています。

・ご入籍

お問合せ段階でまだご入籍がお済みでない場合に、同行させていただくこともあります。
婚姻届けに記入するところから、提出後のほっとした表情のドキュメントは、ある意味、本当の結婚の瞬間・家族になる瞬間です。
会場の中では絶対に撮れないシーンなので、チャンスがあれば撮りたいなと思っています。


入籍撮影


・ペットと撮る

ペットについて、ほとんどの結婚式場では披露宴会場(お料理を提供するところ)には入れません。
なので、挙式当日はお留守番ということが多いかなと思います。
でも、ペットも大切な家族です。
結婚式は家族のイベントです。
だから、当日のイベントに関わりがなくてもペットと一緒にいる2人というのは撮っておきたいなと思っています。



・手紙を読む

お互いへの思いを綴った手紙を書いてもらうというやつです。
ちょっと定番・定型になってしまっていますが、挙式当日の撮影制限が多くて、誓約などの大切な場面が撮れない場合にご提案させていただくこともあります。

プロポーズ撮影



3つの方向性といくつかのシチュエーションを挙げましたが、共通していることは、ストーリーを感じられるかどうかだと思います。
冒頭、雨の話をしましたが、ただ「綺麗」というだけのロケーションだと雨が降ってしまうとツライかもしれません。。
しっかりと背景にストーリーがあれば、雨でも素敵なムービーが出来上がります。

そういうわけでウチキフィルムではまず2人のストーリーを伺うことから前撮りを始めています。
まだまだ年内挙式のお問い合わせも受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いします!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑



2016年9月26日月曜日

シャングリ・ラ・ホテル東京でのムービー撮影(結婚式持ち込み撮影)

9月ももう最終週、ウェディングシーズンがやってきました。
この時期は撮影に編集に打ち合わせの毎日。
いわゆる繁忙期になります。
これから年末までは休みなく走っていきます。

と、その前に本日は真夏に担当させていただいたウェディングの事例紹介となります。


シャングリラホテル東京でのウェディング

東京駅のすぐそばのいわゆるラグジュアリーなホテルでウェディングの撮影させて頂きました。



一日一組。
予算が変わらないのであれば、これは結構大きな要素だと思います。
都内のラグジュアリーホテルでの撮影経験はいくつかありますし、それぞれの良さがあるとは思います。
ただ、どうしても前後のスケジュールを気にする必要があるとないとではやれることは変わってくるのかなと思います。
今回の撮影では、一日一組という長所フルに活かした結婚式でした。


お支度前にドレスなどのイメージカットの撮影から始めて、ファーストミート。
新婦の地元へ移動して小さい頃から通っていた教会でのあたたかな雰囲気の結婚式。
ホテルに戻ってからの100名オーバーのゴージャスなパーティー。
さらに200名オーバーのアフターパーティー。


朝9時〜夜23時まで。
最大限やりきった感じの、濃密で最高な一日でした。
(さすがに一人で撮りきるにはしんどいので、ヘルプのスタッフに来てもらいました。)


持ち込み条件としては、カメラマンが前もって会場へ出向いて1時間ほど下見を兼ねた打ち合わせが出来ればOKということでした。
ウチキフィルムとしては下見もしたいし、担当の方とのお話もしたいので、とてもありがたい条件だと思います。


テーマは『Love is a Journey』






メールでのヒアリングで、お会いする前にお2人のイメージを持った上でお打ち合わせに望みます。
今回、イメージしたものは海、飛行機、空港、旅、地球儀でした。
本当に直感だったのですが、新婦が考えていた結婚式のテーマは『Love is a Journey』ということだったのでまさにその通りという感じでした。
地球儀もウェルカムスペースに飾るのに準備していたそうです。
Wedding Globeというものがあるのをはじめて知りました。
前撮りは海や飛行機の見える公園で撮影しました。(ちょっと風が強めでした。)

当日の撮影はお支度開始より早めに伺いました。
高層階の客室ならではの、何を撮っても楽しい物撮り。

別々のお支度からのファーストミート。
ブライズメイドとグルームズマンに見守られて感動的で楽しい瞬間でした。



子どもの頃から通っていた本物の教会での結婚式。



戻ってからの100名のパーティー。
スタートはウチキフィルムのオープニングムービーから!



ファーストダンスの披露だけの予定が、新郎から新婦へのサプライズでダズンローズのセレモニーとサプライズでのお父様とのラストダンスをしてからのファーストダンスに!
シャングリラホテル東京でのウェディングパーティー(ダズンローズ)

シャングリラホテル東京のウェディングパーティー(ラストダンス)


シャングリラホテル東京のウェディングパーティー(ファーストダンス)

新婦が照れくさくて、出来なかったことを新郎がサプライズという形で実現しました。
一瞬、『ここ日本かな?』って感じの流れですが、本当に素敵でした。


一転して、お色直しは和装。
お色直し入場前の写真撮影のシーン。
シャングリラ東京での結婚式和装写真撮影
この場所の、この時間。
すごくキレイな光でした。


鏡開きからの乾杯やインタビュー、お二人からご両親へのお手紙など、後半は後半で日本らしい素敵なご披露宴でした。




そんなこんなで出来上がったハイライトです。
お時間あるときにご覧いただけると嬉しいです。



盛りだくさんの内容&撮影環境が良かったのでいつもより長めの仕上がりになりました。
2人でしか描けないウェディングムービーを作れたかなと思っています。

まだまだ年内のお問い合わせも受け付けております。
お気軽にお問い合わせください!



ウチキフィルム 打木 健司
インスタのアカウントは@uchikifilmです!

フォロー大歓迎です!


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2016年9月14日水曜日

結婚式のムービー撮影の打ち合わせで最初に決めること

雨が続いたりして、すこしずつ秋の気配がしてきましたね。
秋はウェディングのシーズン、10月11月のお客様との打ち合わせで平日もいろいろなところへ伺っています。
ウチキフィルムの打ち合わせは、お客様の都合の良い場所を設定してもらって、そこへ行くというスタイルです。

知らない場所へ行くのが好きだし、どんな場所を設定してくれるかということで、これから打ち合わせをするカップルについてのヒントになればいいなとも思っています。

打ち合わせの際には当日の撮影について色々とお話をするのですが、まず決めることがあります。

それは『挙式の何時間前に会場へ行くか?』ということ。

ウチキフィルムの入り時間は「なるべく早く!」


提携の業者として撮影してた時は挙式の2時間前入りというのが普通でした。
はじめて行く会場ならもう30分早く行って、色々見て聞いてといった感じ。
挙式の1時間10分くらい前にお仕度が終わったブライズルームに入って、『はじめまして』と挨拶して、フェイク(やらせ)でメイクシーンを5分くらい撮ってという感じ。
事前に2人のことを知るための資料は披露宴の進行表のみ。
それすらも当日に会場に行ってから、ようやく貰えて、目を通す間もなく撮影スタートだったり。
2人らしさを表現するにはとても難しい状況でした。
入り時間というよりはブライズルームに入れる時間が、会場側との申し合わせやメイクさんとの力関係みたいなもので決まっていて、あまり変更の余地のない事柄でした。

ウチキフィルムでは持ち込み業者として撮影しますので、都度打ち合わせで決めます。
毎回状況は異なっていますが、一貫しているのは、なるべく早く撮影現場に入ること。
持ち込みで撮影させていただくようになって、どのタイミングで会場に入るかを2人の要望として会場側に掛けあえるようになりました。
なので、迷惑にならない範囲で、可能な限り早く会場にお邪魔しています
だいたい、2人が会場入りする少し前くらいの時間には現場にいるようにしています。

もちろん会場によっては前後の挙式の関係で入り時間がギリギリに設定されることもあるので、いつもそれができるわけではないのですが出来る限りはそうしています。

どうしてそんなに早く現場に入りたいのか?
それにはいくつかの理由があります。

早めに会場に入りたい理由


①アイテムをしっかり撮りたい。

物撮りをしっかり撮ろうとすると意外と時間が掛かります。
一つのアイテムにつき、アシスタントがいても10分くらいは掛かります。
もちろん時間を掛ければ、掛けたほどより良いものが撮れます。
ビデオグラファーの立場で言えば、現場に入るのに早すぎるということはありません。


シャングリラホテル東京でのウェディングドレスの撮影
ドレスの撮影の時に陽の光が降ってきました。

アイテムの中でも、特にドレスは新婦が着る前に撮るというタイムリミットがあるので真っ先に撮っています。

②会場の外観も撮っておきたい。

持ち込みのカメラマンなので、撮らせていただく会場はほとんど初めての場所ですし、すべて新鮮です。
おそらくはゲストの目線でもそうだと思います。
2人にとってはもちろん結婚式を挙げる会場は『特別な場所』です。
なので、会場の外観を撮るということも意味があることだと思っています。

瀬田教会の外観
新婦が子どものころから通っている教会という『特別な場所』でのウェディング

③ドレスアップする前の2人の感じも出来れば撮っておきたい。

ウチキフィルムでは前撮りを通して、私服姿の2人を撮っています。
その時は出来るだけいつもの2人らしさを引き出したいと思っています。
とはいえ、当日の2人はやっぱり特別な緊張感があるので、その特別も撮っておきたいなと思っています。
特に新郎が新婦のメイクを待っている時のソワソワ感が好きで、よく撮っています。

日比谷パレスでの新郎新婦によるテーブルの準備
メイクの前の準備風景なんかも撮れると嬉しいです。

④とにかくいっぱい撮りたい。

はい、これが本音です。
①~③まで、いろいろ撮りますが全てのカットをハイライトで使用するかと言えば、そうでもありません。
無駄なこだわりなのかもしれません。
でも撮ります。たぶんこれからも。
なぜか?

説明のために一回、脱線します。

『ウェディングムービーの質を決めるのは何か?』という問いがあったら作り手としてどうこたえるか?
ビデオグラファーによって、色々な考えがあると思います。
どんなカメラやレンズを使ってるかとか、ドローンやジンバルを使ってるかで判断する人もいます。
当日、撮影するビデオグラファーの人数で評価するかもしれません。
撮影するビデオグラファーの経験やセンスや知名度を重視する人もいるでしょう。
僕が考える「ウェディングムービーの質を決める一番の要素」は「編集に掛ける時間」です。

編集とは映像素材に意味を与える作業です。
ウェディングムービーを作るうえで、一番クリエイティブな作業で、とても時間のかかる作業です。
素晴らしいカメラで撮られたクオリティーの高い撮影素材があっても、編集でその素材の一つ一つに意味を持たせられないなら、観る人の心に触れることが出来ません。
限られた時間(1日とか?)での編集作業は「作っている」というよりも、「処理している」という感覚が近いのかもしれません。
例えば、事前に意図をもって撮影していれば、クオリティーを維持しつつ、編集作業の時間は少なくできるかもしれません。
ただし、それは【撮影前の意図を形にしたもの】が効率良く出来るだけです。
意図を持って撮って、編集作業ではその意図を疑って、意図を超えるアイデアを形にすべきなんじゃないかと思います。
そこにはどうしたって時間が必要です。

そんなわけでウチキフィルムは比較的長い時間を編集に掛けています。
ただ、編集に時間を掛けるにあたっては、やっぱり素材が必要です。
順番を組み替えて、素材に新しい意味を加えるにも、そもそも自由に組み替えられるだけの素材がないとゴールは定まってきてしまいます。

だから、撮影の時はとにかくいっぱい撮りたいです。
いろんなシーンを、出来るだけ多く。なるべくきれいに。
そのことによって、編集で新しい何かが生まれる土台がやっとできるんじゃないかと思っています。
それはより良いウェディングムービーを作る基礎になります。


どうして、なるべく早く現場に入るか?
長く書きましたが、実はとても単純明快です。
『ただただ質の高いウェディングムービーを作りたいから』です。

それは作り手の幸せですし、お客様の幸せにもつながると信じています。

こんなスタイルに共感してくれるお客様からのお問い合わせをお待ちしております。
宜しくお願いします!



ウチキフィルム 打木 健司
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2016年9月9日金曜日

ウチキフィルムが60分の撮影素材を納品する理由について

まだまだ暑い日が続きますね。
今週末の土曜日、9月10日は大安の土曜日ということもあって、今年の秋のウェディングの中でも婚礼件数の多い日の一つのようです。
撮影会社さんから『9月10日空いてませんか?』みたいな連絡を何社から頂いたりしました。
僕らの仕事は撮影する人がいない時に『売り切れ!』って出来ないものなんでしょうか?

さて、本日はウチキフィルムのサービスについて少し書きます。

ウェディングハイライトについて


このブログでも何度か書かせて頂いているのですが、ウチキフィルムのお薦めはウェディングハイライトです。

サービス内容はこんな感じです。
・カメラマン1名
・事前打ち合わせ
・会場下見+ご担当者様との打ち合わせ
・エンゲージメントムービー撮影(私服での前撮り撮影)
・当日ブライズルーム~結婚式~披露宴~送賓まで撮影
・5分程度のショートフィルム+約60分程度の素材集(DVD+ブルーレイ)

お薦めのポイントはたくさんあります。
本日はその中でもお問い合わせやお打ち合わせの際に、特にご質問いただくポイントについてご紹介します。

それは『約60分程度の素材集』という部分。

「これってどんなものですか?」というお問い合わせを頂きます。
なので、説明します。


『60分の素材集とは?』


ウチキフィルムではハイライトを制作する際に、当日ゲストやお二人が話した音声を使用します。
お話の中でも特に印象的な部分を編集で選んでいます。
印象的な部分というのは、『たまたまカメラを向けたら撮れた、ラッキー!』ということではありません。
話の内容がわかるようにお話をされている人にカメラを向け続けて、撮影しています。
それらの撮影素材を見やすく編集したものをハイライトと一緒に納品しています。

『60分』というのは、だいたいそれくらいになるという目安です。
会食が中心だと30分~40分くらいになりますし、盛りだくさんのパーティーだと90分くらいになります。

こういった納品をしている業者さんが意外とないので、お薦めのポイントの一つだと考えています。


素材を納品する理由


他の業者さんがどうしてそういう納品をしないのかはよくわからないのですが、ウチキフィルムがどうして素材を納品するかを少し書きます。

①集中して撮ると、クオリティーが上がるから

スピーチの声を撮るということは、もちろんスピーチの内容を聞いているということです。
話の内容はもちろん2人について。
そこにはたくさんのハイライトのクオリティーを上げるためのヒントがあります。
それは今まさに撮影している結婚式に反映できるし、その後の編集にも活かせます。


②全てのことに意味があるから

素材というのは、スピーチが収録されているだけではありません。
受付だったり、披露宴が始まる前の歓談だったり、プロフィールムービーの反応だったり。
結婚式の受付でプロフィールブックを読むゲスト
受付でプロフィールブックを読んでいるシーン


結婚式の受付に飾られた写真を見ているゲスト
受付に飾られた写真を見ているシーン


結婚式の披露宴で席札のメッセージを呼んでいるゲスト
席札のメッセージを読んでいるシーン

こういったシーンは2人が頑張って準備したものの結果です。
準備する時には、ゲストにこんなふうに感じて欲しいとか、こんな思いを伝えたいとか、そういう願いや思いを込めているはずなんです。
全てのことには意味があります。
意味を考えながら、丁寧に一つ一つのシーンを撮っています。
だから出来る限り、撮った映像を2人に納品したいと考えています。

③ハイライトを作る編集過程で出来ちゃうから

ハイライトを編集する過程で全ての素材をチェックするためにタイムラインに並べます。
その中からカメラを録画したまま移動している部分だったりを取り除きます。
音響さんからのクリアな音声が録音できていれば、スピーチの映像とあわせます。
こんな感じで編集の下準備するので、少し手を加えれば60分位の素材集が出来上がります。


そんな風に考えて、心を込めて撮影して、素材集を納品しています。
現場でスピーチの声を聞いて、内容を撮影にフィードバックさせながら撮り進めていくのはそれなりの経験だったり、センスが必要です。
だからウチキフィルムには売り切れがあります。

11月以降はまだまだ対応可能な日もありますので、お気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

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2016年9月3日土曜日

アジュール竹芝での結婚式ムービー撮影(持ち込み撮影)

9月、結婚式の繁忙期のスタートですね。
秋の繁忙期が始まっちゃうと、もう年末まではあっという間です。
9月になって、ポツポツ来年の方のお問合せが来ております!
(もちろん年内のお問合せも受け付けております)

さて、7月8月とブログを放置気味だったので少しペースを上げて書いていきたいと思います。

お台場エリアのホテルでの撮影


撮影場所はアジュール竹芝さんという、ゆりかもめの竹芝駅からすぐそばのホテルです。
椿山荘さんとかと同じ系列みたいです。
竹芝
お台場!って感じ


ご依頼のきっかけは2年前のこちらのムービー。




新婦が偶然観ていたそうです。
…こういうのは本当に嬉しいなぁと思います。


打ち合わせ~前撮り



打ち合わせは、ずっと前からウチキフィルムをチェックしてくれてただけあって、前撮りの話もスムーズに進んで、2人の優しい人柄もあって、すぐに打ち解けて話せて本当に楽しかったです。
先生同士のカップル。
そして、ウチキフィルムではもう何組めかの同級生カップル。
やっぱり学生時代からお付き合いされているカップルには物語があって、イメージが膨らみます。

エンゲージメントムービーの1カット
教室でのロケーション風景


前撮りはお二人の卒業された学校だったり、ご自宅だったり、近くの公園だったり。
オープニングムービー&プロフィールムービーの注文もあり、挙式間際のお忙しい時期に終日スケジュールが取れなかったので、夜1時間とか、なんだかんだ3回も出動しました。



当日について


さて当日。
美容室じゃないし、客室だからゆっくり撮れるだろうと思いきや、新婦のお支度中はシャットアウトされてしまったので、新郎と一緒にホテルをウロウロしながら撮影しました。
麦茶飲んでます!
新婦のお支度はなんとか最後にちょっとだけ撮らせて頂きました。



撮影スタッフがホテルのフォトグラファー1名、ホテルの撮ってだし素材撮りのビデオグラファー1名、ホテルの記録ビデオさん1名&打木1名。
すごく異例の状況ですが、結構仲良く撮影できたと思います。
あんまり多いので、お2人には事前に他のカメラに映っちゃったらごめんなさいというお話と記録的な部分は記録ビデオさんにというお話をお伝えしました。
『むしろちょっと映っちゃってくれた方が嬉しいです』と言われて嬉しかったです。


提携会場じゃないと撮影NGの神社へも同行しました。
NGなので、参進などをちょこっとだけ撮影させていただきました。
神社の名前は伏せますが、カメラマン全般に厳しいみたいですね。


そんなこんなでホテルに戻ってパーティー。

オープニングとプロフィールはウチキフィルムで制作させて頂きました。
前撮りのムービーで制作しています。
ゲストにとって見慣れた?スライドショーな感じじゃないので、毎回リアクションが楽しみです。
今回もちゃんと受けたし、伝わってよかったです。


刀でケーキ入刀!


カープカツ。
新郎がビールをサーブして、新婦がおつまみを渡すテーブルラウンド。
出身地に絡んだものは個性が出て面白いですね。




キャンドルの蓋にメッセージが浮かび上がるやつ。
新婦が国語の教員免許をもっているから、ゲストをイメージした漢字!

最後はお台場をバックにみんなで集合写真でおしまい。
8月、最高の天気なので、最高に暑い!でも楽しいフィナーレでした。


そんなわけで完成したムービーがこちらです↓



事前にカップルのことを知ってから撮る結婚式はそれぞれのストーリーを見つける作業が本当におもしろいです。
これからもその2人でしか描けないストーリーを見つけて、形にしていきたいと思います!


ウチキフィルム 打木 健司
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2016年9月1日木曜日

持ち込みカメラマンになって出来るようになったこと

2016年9月になりました。
ウェディングムービーを撮影するようになって、ちょうど10年が経ちました。

提携業者として撮影していたのが8年。
持ち込みの業者として撮影し始めて2年。

持ち込み業者という立場で結婚式を撮影するようになって、可能な限り会場の下見に行くようにして、改めて思うことがあります。

会場と提携している撮影会社で働いてる時は、正直、数えるほどしか事前の下見をしたことはありませんでした。
当日初めて見る会場で撮影するなんてことは【よくあること】でした。
プランナーさんとの事前の打ち合わせも、当然ありませんでした。
場合によっては誰がプランナーさんかも把握しないまま撮影を終えることも多々ありました。
進行についても前日夕方にようやく会場からFAXが来るみたいな感じです。
提携業者のビデオグラファーなのに、当日まで2人のことも、会場のことも何も知らない!みたいなこともありました。

すごく皮肉な話なのですが、フリーランスの持ち込み業者だからこそ、打ち合わせで2人のことを知ることが出来て、下見で会場も見ていて、プランナーさんとも話しが出来ている。
そういう意味では、恵まれた状況で一組一組の結婚式を撮影をしています。

そんなわけで今週も平日に下見に行ってきました。
グランドプリンスホテル高輪(工事中)に併設されている、『貴賓館』という素敵な建物。

高輪貴賓館
(帰り際にiphoneで撮りました。良い感じの古さです。)

初めて撮影する会場ではないんですが、結婚式は同じ会場でも流れだったりが微妙に違うものなので、撮ったことがある会場でも下見には行くようにしています。



ちなみに以前はこんな感じで撮りました↓



今回は貴賓館の中でパーティーもということなので、とても楽しみです。


会場下見で見ているものは?


さて、会場下見で確認していることとは何でしょうか?


①撮影に必要なこと(ざっくり羅列します)

・撮影制限の確認
新郎新婦からの説明と違うことを言われることもあるので、よく確認します。

・当日の流れや進行の確認
特に2人が知らないことがあるかどうか、サプライズを確認します。

・光
光の色。方角。
カーテンの開くタイミング、スポットライトの有無とそのタイミングなどなど。
照明設備の関係でどう撮ってもチラつく、フリッカーが出るという会場もあります。

・音
音響卓からの録音が可能か?可能なら必要なケーブルは?

・動線
テーブルのレイアウト。
披露宴会場のどこから入場するのか?料理はどこから出てくるのか?
余興の場所、内容。

・NG事項の確認
会場としてやってほしくないことを聞きます。
逆に言えば、それ以外についてはやってもOKと判断しています。(もちろん常識の範囲で!)

・機材が置ける場所

撮って出しエンドロールの受注があれば、編集場所や電源の場所の確認もします。
もっといろいろとありますが、おおよそこんな感じで一つ一つ確認します。

②プランナーさん

色々書きましたが、実は下見の時に一番見ているのは、『人』です。

具体的に言うと、プランナーさんが2人のために働いている人なのか?
それとも自分や会場のための働いている人なのか?

プランナーさんが2人のために働いている人なんだなと確認できれば、それで下見終了でもいいかなと思います。
いくつかの決まった質問をするので、その答えで大体判断しています。

一度撮影した会場でも、案件ごとに下見をしている理由は、実はそこにあります。

プランナーさんがしっかりと2人のために機能していると、ビデオグラファーとしてはとても安心します。
ただただ撮ればいいという気持ちでいられます。

そうでない人の場合、経験的に全然知らされていないことが起こったりすることが多いです。
下見でプランナーさんがあてにならなそうな場合は、撮れないシーンがないように、知らないことがないように、2人との事前のやり取りが増えてしまいます。
撮影中も細心の注意を払います。

本当にこれはもう会場がどうこうではなく、『人』の問題です。
だからまず会ってみる、話してみるということをしています。



さて、今週下見に伺った『貴賓館』のプランナーさんは2人のために働いている感じのとても感じの良い方でした。
貴賓館での待ち合わせの際、扉を開けて笑顔で迎え入れて下さった時から、実は何も心配していませんでした。
そういう時もあります。
もう、こういう場合は撮影がただただ楽しみです!

これからももっともっと結婚式のムービー撮影を究めていきたいと考えています。
そうして選ばれる『人』になっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司
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映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...