2015年11月30日月曜日

機材のお祭りに行ってきました。

もう11月が終わってしまいます。
今月は全然ブログが書けていませんが書きたいことはたくさんあります。

少し前の話。
先日、ウェディング業界の一番忙しいタイミングで、幕張メッセ(という都内の人からはちょっと遠いところ)で開催される映像機材の祭典『インタービー』に行ってきました。


※今日の話題は機材についてのお話なので、結婚式についての情報は特にありませんので、あらかじめご了承ください。
と言っても、映像関係の人が読んだら怒られそうなことも書いてしまうかもしれません。
個人の感想として読んで頂ければと思います。



…広かった。やっぱり広かった。
ここ5年くらい毎年行ってますが、広すぎて途方にくれます。
そして、なにか溢れかえっている。いつもそう。
何から見ればいいか分からない。
まとめた記事とか後で読めばいいんじゃないか、その場でいつも立ちすくむ。

DJIのOSMO。

特に触りたかった。周りがすごい勢いで飛びついているのでやっぱりチェック。
超便利だし、超楽しい。こけしの形をした8万円の高級おもちゃ。
音がキーキーする。


DVX200

シャア専用な見た目がかっこいいし、好き。
普通に使いやすそうだし、ログでも撮れるし、お金があれば欲しい。(だいたいのものはお金があれば欲しい。)
でもやっぱり4Kってクロップされちゃうのねって感じ。


リーベックの40センチのスライダー。

いまさらだし、何度か触ってるし、システム5とかでも触れそうだけどチェック。
60センチがつらいなと思い始めているので、サイズとしては完璧。
前に触った印象より重く感じたけど、欲しい。


ロケ弁グランプリ?

毎年、食事に困っていたのですごく良い企画でした。
来年もぜひやって欲しいです!
スペースの半分くらいこれでも良いです。


で、次が本題かな。

HDR(ハイダイナミックレンジ)

多分今年の目玉なのかな?
ソニーとかキャノンとか大手でブースを設けて展示していました。
モニターの階調の幅が広がって、映像表現がすごくできるようになるよっていう話。
だからとりあえずログで撮っておこうねっていう。

モニターを変えていくということは、撮って出しの状態でログにLUTあてたくらいの映像が撮れるカメラがそのうち出るんでしょう。

ハンディーカムで運動会を撮るお父さんがログで撮ってダビンチで編集するなんて世界にはならないだろうし。
かといって、ハンディーカムだから階調が駄目なんだっていう状態じゃ、今時誰もビデオカメラ買わなくなるだろうし。

…果たして、出来るんだろうか?
出来るんならログ、ログって言う前にそっち先やってくんないかな。
っていう、限りなく民生レベルな感想を抱いてしまいました。
全力で開発している方には申し訳ない感想ですが…。

4Kがどうせ8Kになるなら、はじめから8Kにすれば?という素朴な疑問と同じで、
そういう段階を飛び越えたものを生み出そうって、ならないのかな?

…まぁ、しょうがない。

とにもかくにも、本当回りきれないというか、嫌になるくらいたくさんの情報や機材を実際見れるのはやっぱりとても楽しかったです。
来年もぜひ行きたいなと思います。
朝から行って弁当を2つくらい食べたい。

でも本当は、インタービーなんて行ってられないくらい忙しいともっと嬉しいです。



ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2015年11月20日金曜日

おいしいお酒が飲める日。(ウェディングハイライトについて)

暖冬といいつつも少しずつ寒さを感じる日も増えてきましたね。
昨日ボジョレーヌーヴォーが解禁されて、その日のうちにさっそく頂きました。
もうそんな季節。
毎年この時期になると忙しさのせいか、年末に誰とどこに飲みに行こうなんてことを楽しみにしています。

さて先日ブログで、グランドプリンスホテル高輪での撮影について書きました。
お2人のオーダーは再入場までの当日撮ってだしエンドロールと披露宴結びまで撮影して後日編集するウェディングハイライトでした。

撮ってだしのエンドロールは当日にご覧頂き、大変喜んで頂けました。

そして、約1ヵ月の納期を頂き、ウェディングハイライトを先日納品しました。

作り手の気持ち


…納品して数日は、毎回ドキドキしてます。
ウチキフィルムのハイライトはその2人に合わせて、毎回構成も違いますし、テーマも違います。
作業初日はほとんど何も進まないくらい、色々な可能性を探ります。
出来る限りのことをして納品はしているけど、僕の出来る限りは足りているだろうか?
映像のテーマはしっかり伝わっているだろうか?
期待以上の驚きはしっかりあっただろうか?
2人の目で見たときに映して欲しくないシーンはなかっただろうか?

解決のしようのない、無数の不安がこみ上ます。
けれど、作品を作るというのはそういうことです。

いつも撮っている会場で初めて会う新郎新婦をいつも通り撮る仕事とは全然違います。
提携会場の撮影会社の商品ではなく、他のどの撮影会社でもなく、ウチキフィルムを選んでくれたお客様の期待に出来る限り応えたいと思っています。

そんな気持ちで今回も作りました。

グランドプリンスホテル高輪での結婚式

お客様のご感想

納品して数日、こんな内容のメールを頂きました。

『すごく素敵な仕上がりで、当日の感動がこみあげてくるものでした。
本当に少しでも多くの新郎新婦が、一番幸せな一日を想像できるように、
そして打木さんの作る作品で感動を何度でも思い起こせる幸せな夫婦が増えてくれることを願っています。』
(一部中略)

いやぁ、嬉しい!
実に嬉しい!
幸せだ!

そしてこんなメールを頂いた後に飲むお酒は最高においしい!
これからもおいしいお酒が飲める日が増えるように頑張っていきます。


ウチキフィルムのウェディングハイライト!
↑リンクを貼ったのでよかったら観てください。


ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑

2015年11月9日月曜日

仏滅の過ごし方

お疲れ様です!
10月~11月はウェディングシーズン真っ盛りです。

学園祭のお仕事


9月~11月の土日は特に忙しくさせて頂いておりますが、そんな中でもやっぱり仏滅はスケジュールがぽっかり空いてしまう事があります。
そんな仏滅の11月1日にご縁を頂き、結婚式ではないお仕事をしてきました。
大学の学園祭のイベントを撮影して、編集して、最後にイベントホールで上映するというお仕事。
いわゆる『撮って出し』です。
結婚式のビデオグラファーの力をそのまま発揮できるお仕事だったので、楽しくやらせて頂きました。

今まで考えたこともなかったですが、どうやら今は学園祭シーズンでもあるらしい。
渋谷の駅から近くにあるアジアからの留学生を多く受け入れている学校で、多国籍な雰囲気は画的にいい感じでした。
カメラに対するリアクションもとても好意的で、こちらが撮りたい意志を伝えると喜んで応じてくれました。

カラオケ大会やファッションショー、バンドの公演、ダンスなどのイベントを盛り込みながらも、
学生さんたちがなるべく多く、なるべくいい表情で映るような撮影・編集を心がけました。

撮ってだしの原点


実際、学園祭の終わりに学生を集めて上映をする場にも立ち合わせてもらいました。
学園祭で撮ってだしをするのは初めてでしたが、なんだか懐かしい気持ちになりました。
スクリーンにさっきまでの光景が映る、自分が映る、友達が映るというただそれだけで、学生たちは歓声をあげたり、笑ったり、驚いたり、恥ずかしがったり、とてもストレートな感情を表に出してくれました。
留学生が多いから、学校行事へのまとまりみたいのは全然ないと担当の方は嘆いていましたが、ムービーが流れていたその時は一つになっていたように感じました。
撮ってだしを上映して、こんなに素朴で純粋なリアクションはもう何年ぶりだろう。
『10年くらい前の撮ってだしってこんな感じだったよなぁ』と年寄りのように感じてしまいました。

もう日本の結婚式の撮ってだしは定番になってしまって、上映されるだけでは驚かないし、本当にクオリティーだったり、個性だったりの勝負になってきています。
そういう真剣勝負もいいけど、たまにテーマとか、ストーリーとか、感動とか、新しい機材とかじゃなくて、ただみんなが楽しむだけのこんな上映もいいなと思いました。

結婚式の撮ってだし
(結婚式での撮ってだしの風景。ウチキフィルムの場合は前撮りしたシーンも入ります。)

その後、結局撮ってだしって何だ?ということを色々考えましたが、それはまた後日、閑散期にまとめてみたいと思います。

サンプル利用など公開が出来ないのは残念ですが、今はもっといろんなシーンで撮ってだしをやってみたいなと思います。
そういう広がりも作っていきたい。
どんなイベントでも受け付けています。
お気軽にお問い合わせください!

ウチキフィルム 打木

ウチキフィルムのホームページはこちらから↑


映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...