2017年8月30日水曜日

ウェディングムービーを撮影し続けること(ウチキフィルム3周年)

8月30日。あと少しで9月。
この8月でウチキフィルムとしてフリーランスの個人事業主として活動し始めて3年が経ち、4年目に突入しました。

異業種のフリーランスの方達とお会いしてお話をする機会の多いひと月でした。
お客様と違って、ホームページをすでに見ていてくれたりということはないので、
「どんな想いで撮影をするのか?」とか
「どうしてこの仕事をしているのか?」とか
そういう話をさせて頂くことが多いです。
あんまり決まった感じでは応えずに、その時その時の想いを話しています。
もっとうまく話せたらいいのになと思う時も多いです。
でも、そういう話をするたびに初心に帰れるような気もします。
初心に帰って思うことは、結婚式の撮影という仕事が楽しくて仕方ないということです。

結婚式の撮影は最高の仕事


ウチキフィルムとして結婚式のご依頼を頂いて撮影するようになって3年。
撮影会社にいた時と『仕事の種類が違う』というくらいに撮影に対する考えが変わったと思います。
一番は撮影が楽しくて仕方ないことに変わりました。

会場提携のカメラマンとして撮影していた頃

以前、撮影会社にいた時の撮影の仕事は基本受身でした。
カップルはまず会場を決めて、会場が紹介する商品のひとつとして結婚式のビデオがある。
カップルがそのビデオを欲しいと思えば、発注があって撮影します。
撮影自体は必要な技術さえあれば別に誰でも良いです。
会場に結婚式さえあれば、ある程度仕事は入ってくる。
そんな状況で結婚式を撮影していました。

ウチキフィルムとしての結婚式の撮影の始まり


今、僕にとって結婚式を撮影するということはカップルに会うずっと前から始まっています。
会場とも提携していないフリーランスなので、カップルから直接のご依頼をいただくにはウチキフィルムを知ってもらう必要があります。
なので、まず『知ってもらうための仕事』をします。

最初の1年くらいは、『どうしたらウチキフィルムを知ってもらえるのか?』、さっぱりわからなかったです。
3年もすると知ってもらう方法が少しは分かってきました。
本当にコツコツとやっています。
ブログを書いたり、インスタを始めたり、当たり前のことを当たり前にやっています。
時間を掛けて積み上げているという感じです。
なんかうまく行ってるなという時もあれば、『どうしたんだろう?』と途方にくれるときもあります。
悩んでも仕方ないから、とにかくやれることは全部やるしかない。

昔から「映像」で自分を表現したいって思っていました。
でもフリーランスで映像を作るというのは、「映像」だけじゃなく、「全て」で自分を表現することなんだと思います。
それって当たり前なんだけど、気づいて実感して行動に移すまでには時間がかかりました。

もちろん知ってもらうだけで自動的にご注文が頂けるわけではありません。

もっと魅力的で注文したくなるにはどうしたらいいんだろう?と考えます。
ホームページについてはいつも考えています。
ホームページは自分のお店そのものだから。
ポートフォリオの順番だったり、価格だったり、ホームページの見易さだったり。

そうして何とか、お問い合わせまでたどり着いてくれて、それでやっとスタートライン。

ようやくカップルと直接コミュニケーションをとることが出来ます。
当日までに準備することはたくさんあります。
打ち合わせのスケジュールを組んで、会場の下見をする。
いつも違った会場だから、どの機材を持っていくかも毎回ちょっと悩む。
基本的には事前の前撮りをしているのでそのための打ち合わせやプランニングの時間、ロケハンなどが加わってくる。
前撮りと言っても『横浜!』とか、『丸の内!』とか定番コースなんてないから、毎回2人のことを良く知らないと提案ができません。
メールの往復回数も結構すごいことになっていることもある。

そうやって迎える当日の撮影はもう嬉しいし、楽しい。
編集に至っては、ずっと編集していたいなと思う。
ただ与えられた仕事をするのとはまるで違っています。全然違う。
ひとことで言えば「最高の仕事」だと思っています。

もちろん、知ってもらう作業というのがウェディングムービーのクオリティーには直接には関係ないかもしれません。
でも、僕の中ではそういうこと全部ひっくるめた時間も全部が『結婚式を撮影する』ということに含まれています。
それで良いし、それが良いと思っています。

これからもウチキフィルムとしての精一杯を尽くしていくことで、少しずつそんな機会を増やしていきたいと思っています。
続けていくことでより良い状況を作れるように、良い仕事を積み重ねていきたいと思います。

そんなわけでウチキフィルムは4年目を迎えます。
本当にあっという間。



頑張っていきます。
とりあえず今のウチキフィルムはこんな感じ↓


これからもどうぞ宜しくお願い致します!
まだまだ今年の年内、11月/12月のお問い合わせもお待ちしております!

ウチキフィルム
打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑

2017年8月11日金曜日

ウチキフィルムの原点のご紹介!

8月11日。山の日!
いつの間にそんな日が!という感じですが、昨年かららしいです。

今日からお盆休みの連休に突入されている方も多いのかと思います。
お正月の時にも感じていましたが、こういう時期に結婚式の準備を進める方が多いようです!

結婚式のムービーをお探しのカップルに少しでもウチキフィルムのムービーをご覧頂きたいなと思っていまして、今回はホームページでご覧いただけない過去の作品を3本ほどご紹介をさせていただきます。


2次会ムービー!



ウチキフィルム2組目のお客様。
「結婚式の二次会×ハロウィンパーティー」
ドレスコードは仮装・コスプレでした。
どこをとってもパーティーが溢れていて、本当に楽しい撮影でした。

披露宴で流すオープニングムービーとプロフィールムービーの打ち合わせの時に2次会の話になって、詳細を聞いた瞬間に「それ撮らせてください!」と言ったことを覚えています。

フリーランスになって3年経ちますが、本当に撮影できてよかったなぁと思うパーティーのひとつです。




シェ松尾・青山サロンでのウェディングハイライト




新婦の「恋の味」という言葉から、挙式とパーティーを編集でミックスして再構成しました。
そうすることで、結婚式という儀式にいくつもの意味や感情を込めることができたように思います。

もう2年前なんてちょっと信じられないけど、まだ2年しか経ってないのかとも思います。
新郎とは元々知り合いだったから、独立したことを聞いて人づてに連絡をくれたときは嬉しかったです。
撮ってだしの編集場所がパーティー会場のすぐそばだったので、かなりの部分を2カメで撮っています。
※えこひいきではなく、ウチキフィルムではハイライトのご注文がある場合は撮ってだしの編集が終わると披露宴撮影に戻って2人で撮影するのがデフォルトです。(大事なことなので太字です!)

このムービーをアップしてから、やっとお客様のブログや紹介じゃなくてユーチューブやホームページを見て直接ご依頼を頂けるようになりました。
そういう意味でもとても大切な作品です。


高輪貴賓館でのウェディングハイライト



撮ってだしでかなり満足のいく出来だったので、素材は充実していたけど、かなり悩んで作ったハイライトです。
ウェディングムービーの『定型文』ではなく、2人だけのラブストーリーを描くことが出来たと思います。
こちらのムービーを見てお問い合わせくださることが多くて、本当に大事な出会いをたくさん与えてくれた宝物のような作品です。

おかげさまで高輪貴賓館は今年の春も3度撮影させていただきました。
大好きな会場なので、またいけると良いなと思っています!


ちょっと前のムービーですが、「ウチキフィルム」の本質的な部分はしっかり感じて頂ける作品たちです。
ウチキフィルムではまだまだ秋のお問い合わせを受け付けております。

最近、インスタでも過去の映像をご紹介しています!
インスタのアカウントは@uchikifilmです。
もしよかったらぜひ、そちらの方もフォローをお願い致します。

ウチキフィルムのホームページはこちらから↑




2017年8月4日金曜日

結婚式のムービー撮影の持ち込みをするときに確認しておきたいこと

8月になりました。さすがにちょっと夏休み気分です。
7月の終わりから8月に入り、ありがたいことに2017年秋シーズンのお問い合わせを多く頂いております。
年末の時にも感じましたが、結婚式について話を進めるタイミングというのがあるようです。

お問い合わせをいただき最初に確認させていただくのは、
『お2人から会場に対して持ち込みでの撮影が出来るかどうかのご確認はお済みですか?』
ということです。
ある程度、話が進んでから持ち込みNGだったという場合には僕はもちろんですが、お客様ががっかりしてしまうと思うので、まず最初にお聞きしています。

そんなわけで今回は「持ち込み」についてのお話。

会場のムービーサンプルを早めに確認しよう!


もし結婚式当日のムービーにこだわりがあるなら、早い段階でプランナーさんには「ムービーにはこだわりがあって、持ち込みも検討しているので早めにサンプルを確認したい」ということを伝えたほうが良いです。

残念なことですが、結婚式の準備ではこちらがアクションを起こさないと打ち合わせもなしに初期のプラン通り、または直前になって慌てて決めるということも多々あります。

プランナーとの打ち合わせが始まる時期には提携業者のムービーのサンプルと価格を見せてもらうのがよいと思います。
そのサンプルが質的にも価格的にも十分だと思えば、無理に持ち込む必要はないからです。

もし質や値段に問題を感じた場合は、すぐに持ち込みの業者を選定し始めたほうが良いです。
なぜなら、質の良いムービーの撮影業者は正直そんなに多くないし、早めに売切れてしまうからです。



持ち込むことを決めた場合に確認しておきたいこと


①持ち込みNGかどうか?

そもそも、持ち込み業者による撮影が可能かどうかの確認は必要です。
会場提携業者の手前、持ち込み業者としてはダメだけど、列席者として席を用意すればOKということもあります。
もし持ち込みNGの会場なら、その辺も突っ込んで確認しても良いかもしれません。

今はインスタを通じて普通にプレ花嫁同士が情報交換していたり、イベントを通じて友達になっていたりするので、お客様ごとの対応は通じなくなってきています。
裏技的な持ち込み方法はすぐに広がってしまうので、持ち込みOK or NGについてはっきりとした対応をするようになってきているのかなと感じます。


②持ち込み料の有無


多くの会場でムービー撮影を持ち込みをする場合に持ち込み料が発生するのが一般的です。
金額は無料~10万円くらいまで様々ですが、3万円くらいが相場かなという印象です。

持ち込みでの撮影をメインにしている業者の中には持ち込み料=悪ということを書いたりする業者さんもいます。
僕自身も今は持ち込みの業者です。
その前はずっと提携業者として、持ち込み料に守られて仕事を貰ってきました。
なので、どちらかに偏ったことを書くのは難しいです。

持ち込み料を設定する理由はいくつかあります。
そこを掘り下げていくとウェディング業界の構造そのものの話になってしまうので、ちょっと単純な方で話をします。
すごくシンプルに、持ち込みの業者を受け入れる会場からすると明らかに仕事は増えますし、リスクも高まります。

「仕事が増える」という意味では、ウチキフィルムの場合は平日に会場の下見と進行についての打ち合わせをお願いしています。
滅多にしませんが、撮影のためにルーティンの変更をお願いすることもあります。

「リスク」という意味では、ゲストから見た場合に持ち込み業者と提携業者の区別もつきませんから、持ち込み業者の粗相=会場の粗相と捉えれてしまうというリスクがあります。

こういったことを無料で受け入れるのは、ちょっと難しいとは思います。
なのである程度は持ち込み料として請求するのは仕方ない部分もあると思っています。

とはいえ『10万円!』くらいになってくると無茶言うなよと思ってもしまいます。

他にもおおっぴらに持ち込み料とは言わないけど、持ち込むことで余分な料金が加算される場合もあります。
例えば、撮ってだしのエンドロールを持ち込んだ途端にプロジェクターやスクリーンが有料になる場合もあるので確認が必要です。

もちろん持ち込み料はなしでという会場も多くありますので、まずは確認するということが大切かなと思います。



③持ち込み撮影時の制限について


次に持ち込みがOKとなった場合のお話です。
全てがOKになるわけではないこともあるので、撮影制限についても確認をお願いしています。
例えば「挙式は着席撮影になります」とか、「ロケーション撮影の時間は設けられません」とか、「ブライズルームは立ち入らないでください」とか。
聞いてみると色々あったりします。
持ち込むことによって撮れないシーンが出てくることはお客様にとってはマイナスでしかありません。
だから制限に納得してから持ち込んで頂きたいと思っています。
たとえ制限があっても持ち込んでくださる場合はとても光栄ですし、その分を何とかして補えるようにと考えて対応しています。


お問い合わせをいただいた際は、まずはこのようなご確認をいただきます。
事前にご確認いただけている場合はとてもスムーズに話が進みます。
その分、撮ってだしエンドロールや2人体制の必要があるときは早いタイミングでより良い条件でサポートスタッフに声を掛けることができます。
結果として、ムービー全体の質が高まります。

本当は最初からお2人のことを聞くことから始めたいのですが、まだまだムービーの持ち込みへのハードルが高い会場も多くあるのでこのような対応となっています。
ハードルが高い中、それでも持ち込んでいただくときには2人にとって最高の映像になることを目指しています。

まだまだ10月~11月の対応可能な日はございますので、まずはお気軽にスケジュールをお問い合わせください。
どうぞ宜しくお願い致します!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑


映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...