2017年11月14日火曜日

乃木神社・乃木會館での結婚式ムービー撮影レポート

11月14日。
ようやくインフルエンザの予防接種が出来て一安心しています。
今年はワクチンが不足しているみたいで予約するのも結構大変でした!

この時期は撮影しつつ、編集もしつつの一番忙しい時期です。
こういう時期は休むということを諦められるから逆にブログとかも書きます。

今回は10月に担当させていただいたお客様の事例紹介です。
撮影場所は東京の乃木坂駅近くにある乃木神社とそのとなりにある乃木會館。

まずは出来上がりのムービーをご覧ください!




乃木神社/乃木會館での持ち込み撮影について



持ち込み撮影をする上でのマイナスポイントは以下の二点です。

・ブライズルーム(お支度のシーン)は撮影NG。
・挙式中も撮影NG(参進はOK)

正直、持ち込みOKと言えるか微妙?という感じの強めの制限かなと思います。

とはいえ、こういった昔ながらの神社とそのとなりにある結婚式場という組み合わせの中では寛大なほうかもしれません。

ホスピタリティーという面では、下見の際にもかなり丁寧にご対応をいただけました。
疑問点や相談事に関してもその場で対応してくれましたので、準備から当日まで終始気持ちよく仕事が出来ました。


今年の10月8日は秋の人気の日取り!


お問い合わせいただいたのは7月の後半でした。
例年、かなり人気な週末なので、お問い合わせいただいてすぐお会いしました。
すぐ会う理由はいくつかありますが、会って合わないということであればすぐに別のビデオグラファーにコンタクトをとった方が良いからです。
人気の日は特に早めが良いです。

結婚式の人気の日の条件を3つ挙げてみます。

・10月 or 11月
・大安 or 友引
・土曜日(3連休なら最初の2日間)

この3つのうち、2つに当てはまったらその日は人気の日です。
お好みのカメラマンがいる場合はとりあえずスケジュールを確認した方が良いです。
今回は10月で友引で3連休の2日目!
一年の中でも結婚式がかなり多い日のひとつだったんじゃないかと思います。

お打ち合わせの結果、当日のお写真撮影とエンゲージメントフォトのご注文も頂きました。
妻のスケジュールも調整できたので、前撮りから打木家で担当させていただくという形となりました。
というわけで今回のレポートは動画の切り出し画像と納品した写真とミックスして構成しています。

エンゲージメントムービーの詳細はこちらの記事↓をご覧ください。

エンゲージメントフォトの撮影レポート

前撮りはご自宅と近隣の公園で行いました。


とにかく天気が良くて、夕景とか最高にキレイに撮れました。


当日の撮影について


当日の朝にご入籍ということで、そこから同行させていただきました。



ブライズルームは入れないので、神社の感じや支度に呼ばれるのを待っている新郎を撮ったりしました。


この辺はいわゆる提携のカメラマンとはぜんぜん違うアプローチをしていきます。

で、ファーストミート。
ここからの画像は納品した写真です。


ロケーションフォトは30分くらいでした。
10月の暑くも寒くない丁度良い感じ。


挙式は撮れませんが、指に結い紐を結ぶシーンを挙式後に撮らせていただけました。
光の感じがとても良い感じでした。



折鶴シャワー。
前撮りで鶴を折るところから撮っているので、晴れてよかったなぁと思いながら撮ってました。


その後、少し写真タイムがあって、別棟のレストラン会場へ。


毎度書いているかもしれませんが、このタイミングがビデオカメラマンにとって一番忙しい時間です。

結婚式の準備って特に直前はご披露宴のアイテムの準備が多いから、ゲストのリアクションを可能な限り撮りたいと思っています。

でも、移動して披露宴のための撮影準備(音声録音のセッティングとか)したりで、本当にバタバタ。

開宴!
神前式でお父様と歩けなかったので、ご披露宴の入場時にサプライズでお父様を呼び出して一緒に歩きました。




ご友人とご親族のみの温かな雰囲気のパーティーです。
お互いのご友人を紹介し合える機会として楽しみされていて、その通りの会になりました。

アウトドアの好きな2人らしいケーキ。




各卓ラウンドの時に、おみくじを配るというのは神社併設の会場ならではでした。



結びはお手紙と謝辞。



ご披露宴後にも撮影のお時間をしっかりといただけました。


本当に結婚式の撮影って全力疾走というか、撮っていてもあっという間です。
こういう時間を作ってくれることにホスピタリティーを感じます。
多分、午後式で後ろのスケジュールがなかったからというのもあると思います。


ビデオの業者として持ち込まれるということ


持ち込みのビデオ業者は会場の提携ビデオ業者の廉価版だと思っている人は多いです。
確かにそういうコンセプトの業者も多いです。
「会場のビデオと大体同じものをちょっとお得に提供します」みたいな。
持ち込まれる会場の方でもそういう認識で対応されることもあります。

会場のビデオと同様ものやそれよりちょっと良いものを提供するというのは、今回のように挙式が撮れないという場合にはやっぱり限界があると思っています。

だから、ウチキフィルムではいわゆる結婚式ビデオのフォーマットは目指していません。
提携業者と同じところで勝負しようとは思っていません。
カップルによって求める映像の形はひとつひとつ違うはずなんです。
業者がなんとなく思っているフォーマットに当てはめても意味がないと思います。

結婚式自体、替えのきかないイベントです。
一生に一度のたいせつな日です。
と、同時にカップルも「その2人」です。
唯一の組み合わせです。

その2人にはその2人だけの結婚式のビデオ、その日を描くムービーがあるはずです。
だからこそウチキフィルムにご注文いただけているんだと思っています。
その2人の意思決定には持ち込みの制限とかはそんなに制限にならないと信じています。
もちろん2人の不利益にならないように、撮影制限がしっかりめにある場合には最初の打ち合わせでできるだけそういうお話をさせていただき、価値観を共有できるように努めます。

そんなわけで、2018年のお問い合わせを受けつけております。
ウチキフィルムは結婚式の中で自分達だけのものを残したいカップルにオススメです。
まずはお気軽にお問い合わせください。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑



2017年11月9日木曜日

赤坂氷川神社での結婚式のムービー撮影について

11月も9日。
雨続きだった10月とは打って変わって、11月は天候に恵まれた日が多いですね。

ウチキフィルムでは今年に入って、神前式を撮影させて頂く機会が増えてきました。
つい先日は『赤坂氷川神社』での撮影でした。
結婚式場が併設されている神社とは違って、持ち込み撮影に対してはオープンな神社です。
今の時期は境内の木々が黄色く色づいていて、とても素敵です。
ロケーションスポットも多いので、撮影も楽しいです。
つい先日過ぎて編集などはまだなのですが、撮影についてのルールや特徴など覚えているうちに書いておきたいと思います。
(仕上がりはまた後日、ご紹介いたします!)

赤坂氷川神社本殿
東京の真ん中ですが、緑豊かな素敵な神社です!


挙式中の撮影について


基本的には事前下見をして確認しています。
今回、電話でアポを取ろうとしたところ、結婚式の日は普段とセッティングが違うので当日に説明しますとのことでした。
ずいぶん前(4年前とか)に一度、撮影会社から依頼を受けて撮影したことがあったのでなんとなくの記憶はありました。
電話で出来るだけの確認をして、当日に細かく再確認ということで撮影に臨みました。

①三脚と一脚の禁止(建物内)


これは電話のやりとりで教えてくれます。
ほとんどの『一眼ムービー』を販売している業者は一脚を使って撮影していますので、急に言われるとかなり困るんじゃないかと思います。
ただ、実際に文化財や歴史的建造物の場合は結構こういった制限は多いです。


②暗い!


真っ暗ではないですが、かなり暗いです。
それなりのカメラとレンズを持っていかないと新郎新婦の表情をキレイに撮るのは難しいです。
これは以前撮影していて、良かったなと思いました。
結婚式の他のシチュエーションに例えていうと、生い立ちビデオ上映中くらいの明るさだと思って行ったほうが良いかもしれません。


③祝詞や正中、ご神体のルールは他の神社と一緒


神前式の場合、ほとんど三々九度までは撮影禁止です。
ご神体を正面から撮るというのもルール違反です。
また正中といって、ご神体に正対する位置で止まって撮影するのもルール違反です。
(簡単に言うと、真ん中から撮っちゃだめということです。)
このあたりはルールについてはほとんどの神社と一緒です。

④普通に動いて撮影できる


神前式だと一箇所から撮るという撮影制限の神社も多いですが、赤坂氷川神社ではかなり自由に動いて撮影が出来ます。
逆に言えば、動かないと色々と撮れません。
そのために式の進行の順番は最低限、頭に入れておかないと慌てます。


もちろん神社も『人』が運営しています。
なので、時々で持ち込みに対する姿勢や撮影のルールは変わることもあります。
都度確認が必要かと思います。

今回は一脚や三脚を持っていかずに、カメラを肩の位置で固定できるような機材を持っていって撮影しました。
暗さへの対応は普段とちょっと違うカメラを持っていって対応しました。

簡単に言うと、いつもとぜんぜん違うスタイルで撮影しました。
いろんな気づきがあるし、少し緊張したけど楽しい撮影でした。
こんな風に会場へ対応することで、自分のキャパを広げたり、変わっていけたら嬉しいです。


機材よりも大切なこと


カメラマンが2人集まれば、機材の話になります。
ウチキフィルムは結婚式の持ち込みビデオカメラマンです。
撮影する会場は毎回違います。
もちろんある程度持っていくは機材も決めていますが、会場の特性やタイムスケジュールに合わせて必要な機材、もっていくと邪魔になる機材というのが出てきます。
持っている機材の中で最適と思える組み合わせを毎週毎週考えて、選んで現場に挑んでいます。
カメラバッグはどれにしよう?とかそういう所から考えます。

この作業が結構大変です。
忘れ物というリスクもあるので、必要以上の確認が重要だったりもします。
だから、自分にとって決まった機材を持って、現場で出来る範囲で対応するという人も多いとは思います。
そうすることで自分のスタイルは固まるし、ムダもリスクも有りません。
それは人それぞれ。

(僕の考え)はということを、書いておきます。
どうして機材の組み合わせを毎回考えるのか?
別にカメラ大好き・機材大好きだからではありません。
一番大切なことは『想像すること』だと思っています。

撮影のためにまず当日について想像します。
想像するための準備としては
・現場を下見すること
・進行内容について正確に把握しておくこと
この2つが重要です。

その準備があった上で、じゃあどうすれば良いか?
まずは『こんな画』が撮りたいということを考えます。
それは誰でも出来ます。
次に『こんな画』を撮るためにしなければならないことを考える。
そのために当日の流れや動きを『想像』します。
出来るだけ正確に、現実的に、シビアに。
必要なもの、不要なもの、邪魔になるもの、できればあったほうが良いものを明確にしていきます。

『持ち込みで撮影する』というのは単純に言って、ハンディキャップマッチです。
荷物をずっと置いて置けるようなバックヤードはないし、現場で三脚を運んでくれるようなちょっとした余剰人員はいない。
撮って出しの場合は本当に披露宴が始まらないと編集場所すらないということも多々あります。
まっとうに考えれば、提携業者の方が良いサービスが出来て当たり前なんです。

その中で『持ち込んで良かった』と思ってもらえる仕事をしないといけません。
『ウチキフィルムに頼んでよかった』と思ってもらえる仕事をしないといけないんです。
それは自分にとっての最大限のパフォーマンスを発揮するということです。
最大限のパフォーマンスというのは『現場でもの凄くたくさん動く』とか、『とにかく撮りまくる』とか、『勘が冴える』ってことだけじゃ足りないんです。
打ち合わせから始まっているし、会場下見やお客様とのメールもその一部。
当然、機材の選定もその一部。

できる準備を全部して、初めてベストパフォーマンスと言えるんだと思っています。
それが僕が毎回機材の組み合わせを考える理由です。
持っていけるものは持っていきたいし、邪魔になるものは置いていきたい。
機材を通して考えると、一番リアルに、シビアに、体の感覚として当日を想像できます。
当日を想像して、自分の動きを組み立ておけば自ずと当日に見えるものが変わってきます。

そんなわけで今週も週末に向けて、組み合わせを考えたいと思います。

ウチキフィルムでは現在、2018年のお客様のお問い合わせ対応をしています。
2018年春シーズンのお早目をオススメしています。
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルムのホームページはこちらから↑




映画の中の結婚式について

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