2017年12月31日日曜日

2017年のウチキフィルム

12月31日。
2017年がもうすぐ終わりますね。
ウチキフィルムは2017年もなんとかサバイバルが出来ました。
2016年と比べて変わったことをまとめておきたいとおきたいと思います。

・まとめて頼んでくれることが増えた!

2016年までは結婚式当日を一人で撮って、後日編集してということが多かったです。
2017年はセカンドカメラだったり、撮ってだしエンドロールやスナップの撮影などなど色々とまとめてご注文いただくことが増えました。
もちろんその分、一組一組のお客様に確認することも増えますし、当日も気を配ることも多いです。
それでも多くを任せていただくことにやりがいを感じています。
とても嬉しい変化でした。


スナップと物撮りを協力しながら撮っていくのも楽しいし、効率的です!


・早めのお問い合わせが増えた!

半年くらい前からのお問い合わせを頂くことが増えました。
ウチキフィルムでは全てのお客様にオリジナルの前撮りをしている都合上、早めにお問い合わせをいただいた方が良いことが多いです。
ご入籍やお引越しなど人生の転機を撮影させていただく機会も増えたように思います。
また、半年前から当日のムービーのことまで考えているカップルはアイテムを手作りしている確率も高いので、アイテムを手作りをしているシーンを撮らせていただくことも多かったです。
来年はどんな前撮りができるのか?楽しみにしています。


・インスタからのお問い合わせが増えた

これはウチキフィルムがどうこうというよりも、ウェディング業界全体がそうなのかと思います。
インスタに何かサンプルを上げた直後の方がブログやホームページの更新よりも分かりやすく、お問い合わせの件数が増えるという傾向が顕著でした。
お問い合わせ自体は増えるけども、問い合わせ内容自体がざっくりしていることも多いなぁ、というのも傾向のひとつです。
この流れが戻ることはないかなと思いますので、出来るかぎり対応していきたいと思います!


来年がどんな年になるのか?
それは正直わかりません。
分かりませんが、それでもウチキフィルムは常に新しくなっていきたいと思います!
皆が目指すかっこいいとか、おしゃれとか、ではない場所を進んで切り拓いていきたいと思います。
出会うカップルごとにその場所はいつも違うけど、いつも新しい場所であると思います。
そうやって自分自身も常に新しくなっていきたいです。


来年もどうぞ宜しくお願い致します。
それではどうぞ良いお年をお迎えください。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちら↑



2017年12月11日月曜日

赤坂氷川神社での結婚式ムービー撮影のレポート

冬本番の寒さがやってきましたね。
編集がてんこ盛りですが、ついつい忘年会や年末の楽しいことを考えながら日々を過ごしています!

今回は11月4日、3連休の真ん中に担当させて頂いた案件を紹介させていただきます。
11月4日は3件のお問い合わせを頂いたのですが、一番先にご連絡いただいたお2人を担当させていただきました。

まずは、出来上がった映像がこちらです。



少し前の記事で、赤坂氷川神社での撮影時のルールなどは以前のブログで紹介させていただきました。

赤坂氷川神社での結婚式のムービー撮影について



赤坂氷川神社での結婚式の撮影


前撮りは赤坂氷川神社とお2人のお住まいの吉祥寺とご自宅で撮影しました。

当日と同じ場所で撮ることで当日の和装姿と私服でのロケーションが違和感なくミックスできるのと、私服姿との対比も分かりやすく出せるので提案させて頂きました。


吉祥寺やご自宅でのシーンはプロフィールムービーにたくさん使用しました。






というわけで当日。
ご準備と披露宴会場の名前は、持ち込みの際の条件としてブログなどに書けません。
東京の由緒あるホテルでした。


赤坂氷川神社へ。
ご家族やご友人がすでに着いていました。
そして、すでに泣いてました。



ひとつ前の結婚式が始まるまで、ロケーション撮影も出来ました。
光がとてもキレイな日でした。



挙式中は比較的自由に動いて撮れるので、神前挙式としてはバリエーション豊かに撮れたかなと思います。



披露宴はオーソドックスなホテルウェディング。
ケーキ入刀の代わりに、和装らしくだるまケーキに目を入れるイベント。
だるまのビジュアルがインパクトがあったので、ゲストのリアクションも良い感じでした。



プロフィールムービーはインタビュー形式で制作させて頂きました。
2人のムービーとインタビューが上映されるプロフィールムービーはかなり珍しいので、ゲストの反応も良い感じでした。



お父様との再入場。
前撮りを通じて、新婦がすごく家族に愛されているし、新婦もご家族が大好きで、ということを事前に知ることが出来ていました。
ウチキフィルムではいつもの作業なのですが、背景にある想いを感じながら撮るというのは、結婚式を撮影する上でとても大事だと思っています。



2人のことを知ることで感動的な瞬間に出会える確率は上がるのだと思います。


ウチキフィルムで担当できる結婚式は1日に1組。
とても大事な縁だと思っています。
だからこそ出来る限りの準備をして、2人のことを知って撮りたいと思っています。
これからもこんな風に撮影を続けていきたいと思っています。

12月になり、2018年のお問い合わせも多くいただいております。
ウチキフィルムは1日1組の対応となっておりますので、ぜひお早めにお問い合わせください。
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑


2017年12月5日火曜日

渋谷のスタジオでのオリジナルウェディングのレポート

12月!
1年があっという間すぎて、なんだか焦ってます!
いわゆるウェディングの繫忙期は終わったとは思うんですが、全然落ち着かない今日この頃です。

さて、今回ご紹介するのは、少しさかのぼって9月に担当させていただいたウェディングです。


ルケイブスタジオでのウェディングパーティー



会場は渋谷にある、おしゃれなレンタルスタジオでした。

新郎とその友人による会場の飾りつけからスタートです。


デザインの仕事をされている新婦と本の編集の仕事をしている新郎。
プロデュース会社が何かするというよりは、クリエイティブなお2人が友人の協力を得て、一緒に自由に作っているという感じがしました。
結婚式というよりは、文化祭!のような雰囲気がして撮影も楽しかったです。

前撮りは、そんな結婚式にふさわしく、手作りしている風景を撮らせて頂きました。


エスコードカードとして、ドライフラワーのブーケを手作りしているところです。

打ち合わせで【出会い】がキーワードなんだなぁと感じていたので、初めて会った場所でも撮影しました。



前撮りでは毎回お2人にインタビューをしているのですが、今回『どうして結婚式を手作りで準備しているのか?』を聞いてみました。
いくつかの答えがありましたが、印象に残ったのは2つ。

・昔からモノを作るのが好きで「そうしない理由がない」と思ったから

・大学の先生にモノを作る人として、若いうちにやっておいたほうが良いことを聞いたときに返ってきた答えが「自分が何が好きか?を知っておいたほうが良い」ということ。
ウェディングは自分の好きに向き合って、それが実現出来る機会だと思うから。

今、ウェディングのアイテムをDIYするのが流行っています。
でも、こんな風にしっかりと芯の理由とはなかなか出会えないので、とっても印象的でした。


各所にペンギンをあしらっているのは、ペンギンは夫婦で協力して子育てをする鳥だからだそうです。

前半は着席でのウェディングパーティー。


新婦の友人の「きっと世界が変わるような出会いをしたんだな」という言葉がとても素敵でした。

ゲストの目の前でドンデンして、後半戦はライブステージ!



こういうのは友人だけのパーティーならではの楽しい時間です。

最後にゲストに感謝を込めて、それぞれのイメージにあわせて48冊の『出会い』がキーワードになっている本のプレゼント。


人との出会いも本との出会いも、自分の知らない新しい世界が広がるきっかけになる!ということでのプレゼントでした。
本が好きな新郎の個性もしっかり出ていて、4時間近いパーティーは充実した時間でした。

そんなわけで出来上がった映像がこちらです!
ぜひご覧ください!


実際の納品はお2人のご要望でアイサムに申請して、SAKEROCKの『MUDA』で制作しました。公開用に音源を差し替えています。

そんなわけで年末に向けて、ブログも出来るだけ書いていこうと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちらです↑



2017年11月14日火曜日

乃木神社・乃木會館での結婚式ムービー撮影レポート

11月14日。
ようやくインフルエンザの予防接種が出来て一安心しています。
今年はワクチンが不足しているみたいで予約するのも結構大変でした!

この時期は撮影しつつ、編集もしつつの一番忙しい時期です。
こういう時期は休むということを諦められるから逆にブログとかも書きます。

今回は10月に担当させていただいたお客様の事例紹介です。
撮影場所は東京の乃木坂駅近くにある乃木神社とそのとなりにある乃木會館。

まずは出来上がりのムービーをご覧ください!




乃木神社/乃木會館での持ち込み撮影について



持ち込み撮影をする上でのマイナスポイントは以下の二点です。

・ブライズルーム(お支度のシーン)は撮影NG。
・挙式中も撮影NG(参進はOK)

正直、持ち込みOKと言えるか微妙?という感じの強めの制限かなと思います。

とはいえ、こういった昔ながらの神社とそのとなりにある結婚式場という組み合わせの中では寛大なほうかもしれません。

ホスピタリティーという面では、下見の際にもかなり丁寧にご対応をいただけました。
疑問点や相談事に関してもその場で対応してくれましたので、準備から当日まで終始気持ちよく仕事が出来ました。


今年の10月8日は秋の人気の日取り!


お問い合わせいただいたのは7月の後半でした。
例年、かなり人気な週末なので、お問い合わせいただいてすぐお会いしました。
すぐ会う理由はいくつかありますが、会って合わないということであればすぐに別のビデオグラファーにコンタクトをとった方が良いからです。
人気の日は特に早めが良いです。

結婚式の人気の日の条件を3つ挙げてみます。

・10月 or 11月
・大安 or 友引
・土曜日(3連休なら最初の2日間)

この3つのうち、2つに当てはまったらその日は人気の日です。
お好みのカメラマンがいる場合はとりあえずスケジュールを確認した方が良いです。
今回は10月で友引で3連休の2日目!
一年の中でも結婚式がかなり多い日のひとつだったんじゃないかと思います。

お打ち合わせの結果、当日のお写真撮影とエンゲージメントフォトのご注文も頂きました。
妻のスケジュールも調整できたので、前撮りから打木家で担当させていただくという形となりました。
というわけで今回のレポートは動画の切り出し画像と納品した写真とミックスして構成しています。

エンゲージメントムービーの詳細はこちらの記事↓をご覧ください。

エンゲージメントフォトの撮影レポート

前撮りはご自宅と近隣の公園で行いました。


とにかく天気が良くて、夕景とか最高にキレイに撮れました。


当日の撮影について


当日の朝にご入籍ということで、そこから同行させていただきました。



ブライズルームは入れないので、神社の感じや支度に呼ばれるのを待っている新郎を撮ったりしました。


この辺はいわゆる提携のカメラマンとはぜんぜん違うアプローチをしていきます。

で、ファーストミート。
ここからの画像は納品した写真です。


ロケーションフォトは30分くらいでした。
10月の暑くも寒くない丁度良い感じ。


挙式は撮れませんが、指に結い紐を結ぶシーンを挙式後に撮らせていただけました。
光の感じがとても良い感じでした。



折鶴シャワー。
前撮りで鶴を折るところから撮っているので、晴れてよかったなぁと思いながら撮ってました。


その後、少し写真タイムがあって、別棟のレストラン会場へ。


毎度書いているかもしれませんが、このタイミングがビデオカメラマンにとって一番忙しい時間です。

結婚式の準備って特に直前はご披露宴のアイテムの準備が多いから、ゲストのリアクションを可能な限り撮りたいと思っています。

でも、移動して披露宴のための撮影準備(音声録音のセッティングとか)したりで、本当にバタバタ。

開宴!
神前式でお父様と歩けなかったので、ご披露宴の入場時にサプライズでお父様を呼び出して一緒に歩きました。




ご友人とご親族のみの温かな雰囲気のパーティーです。
お互いのご友人を紹介し合える機会として楽しみされていて、その通りの会になりました。

アウトドアの好きな2人らしいケーキ。




各卓ラウンドの時に、おみくじを配るというのは神社併設の会場ならではでした。



結びはお手紙と謝辞。



ご披露宴後にも撮影のお時間をしっかりといただけました。


本当に結婚式の撮影って全力疾走というか、撮っていてもあっという間です。
こういう時間を作ってくれることにホスピタリティーを感じます。
多分、午後式で後ろのスケジュールがなかったからというのもあると思います。


ビデオの業者として持ち込まれるということ


持ち込みのビデオ業者は会場の提携ビデオ業者の廉価版だと思っている人は多いです。
確かにそういうコンセプトの業者も多いです。
「会場のビデオと大体同じものをちょっとお得に提供します」みたいな。
持ち込まれる会場の方でもそういう認識で対応されることもあります。

会場のビデオと同様ものやそれよりちょっと良いものを提供するというのは、今回のように挙式が撮れないという場合にはやっぱり限界があると思っています。

だから、ウチキフィルムではいわゆる結婚式ビデオのフォーマットは目指していません。
提携業者と同じところで勝負しようとは思っていません。
カップルによって求める映像の形はひとつひとつ違うはずなんです。
業者がなんとなく思っているフォーマットに当てはめても意味がないと思います。

結婚式自体、替えのきかないイベントです。
一生に一度のたいせつな日です。
と、同時にカップルも「その2人」です。
唯一の組み合わせです。

その2人にはその2人だけの結婚式のビデオ、その日を描くムービーがあるはずです。
だからこそウチキフィルムにご注文いただけているんだと思っています。
その2人の意思決定には持ち込みの制限とかはそんなに制限にならないと信じています。
もちろん2人の不利益にならないように、撮影制限がしっかりめにある場合には最初の打ち合わせでできるだけそういうお話をさせていただき、価値観を共有できるように努めます。

そんなわけで、2018年のお問い合わせを受けつけております。
ウチキフィルムは結婚式の中で自分達だけのものを残したいカップルにオススメです。
まずはお気軽にお問い合わせください。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑



2017年11月9日木曜日

赤坂氷川神社での結婚式のムービー撮影について

11月も9日。
雨続きだった10月とは打って変わって、11月は天候に恵まれた日が多いですね。

ウチキフィルムでは今年に入って、神前式を撮影させて頂く機会が増えてきました。
つい先日は『赤坂氷川神社』での撮影でした。
結婚式場が併設されている神社とは違って、持ち込み撮影に対してはオープンな神社です。
今の時期は境内の木々が黄色く色づいていて、とても素敵です。
ロケーションスポットも多いので、撮影も楽しいです。
つい先日過ぎて編集などはまだなのですが、撮影についてのルールや特徴など覚えているうちに書いておきたいと思います。
(仕上がりはまた後日、ご紹介いたします!)

赤坂氷川神社本殿
東京の真ん中ですが、緑豊かな素敵な神社です!


挙式中の撮影について


基本的には事前下見をして確認しています。
今回、電話でアポを取ろうとしたところ、結婚式の日は普段とセッティングが違うので当日に説明しますとのことでした。
ずいぶん前(4年前とか)に一度、撮影会社から依頼を受けて撮影したことがあったのでなんとなくの記憶はありました。
電話で出来るだけの確認をして、当日に細かく再確認ということで撮影に臨みました。

①三脚と一脚の禁止(建物内)


これは電話のやりとりで教えてくれます。
ほとんどの『一眼ムービー』を販売している業者は一脚を使って撮影していますので、急に言われるとかなり困るんじゃないかと思います。
ただ、実際に文化財や歴史的建造物の場合は結構こういった制限は多いです。


②暗い!


真っ暗ではないですが、かなり暗いです。
それなりのカメラとレンズを持っていかないと新郎新婦の表情をキレイに撮るのは難しいです。
これは以前撮影していて、良かったなと思いました。
結婚式の他のシチュエーションに例えていうと、生い立ちビデオ上映中くらいの明るさだと思って行ったほうが良いかもしれません。


③祝詞や正中、ご神体のルールは他の神社と一緒


神前式の場合、ほとんど三々九度までは撮影禁止です。
ご神体を正面から撮るというのもルール違反です。
また正中といって、ご神体に正対する位置で止まって撮影するのもルール違反です。
(簡単に言うと、真ん中から撮っちゃだめということです。)
このあたりはルールについてはほとんどの神社と一緒です。

④普通に動いて撮影できる


神前式だと一箇所から撮るという撮影制限の神社も多いですが、赤坂氷川神社ではかなり自由に動いて撮影が出来ます。
逆に言えば、動かないと色々と撮れません。
そのために式の進行の順番は最低限、頭に入れておかないと慌てます。


もちろん神社も『人』が運営しています。
なので、時々で持ち込みに対する姿勢や撮影のルールは変わることもあります。
都度確認が必要かと思います。

今回は一脚や三脚を持っていかずに、カメラを肩の位置で固定できるような機材を持っていって撮影しました。
暗さへの対応は普段とちょっと違うカメラを持っていって対応しました。

簡単に言うと、いつもとぜんぜん違うスタイルで撮影しました。
いろんな気づきがあるし、少し緊張したけど楽しい撮影でした。
こんな風に会場へ対応することで、自分のキャパを広げたり、変わっていけたら嬉しいです。


機材よりも大切なこと


カメラマンが2人集まれば、機材の話になります。
ウチキフィルムは結婚式の持ち込みビデオカメラマンです。
撮影する会場は毎回違います。
もちろんある程度持っていくは機材も決めていますが、会場の特性やタイムスケジュールに合わせて必要な機材、もっていくと邪魔になる機材というのが出てきます。
持っている機材の中で最適と思える組み合わせを毎週毎週考えて、選んで現場に挑んでいます。
カメラバッグはどれにしよう?とかそういう所から考えます。

この作業が結構大変です。
忘れ物というリスクもあるので、必要以上の確認が重要だったりもします。
だから、自分にとって決まった機材を持って、現場で出来る範囲で対応するという人も多いとは思います。
そうすることで自分のスタイルは固まるし、ムダもリスクも有りません。
それは人それぞれ。

(僕の考え)はということを、書いておきます。
どうして機材の組み合わせを毎回考えるのか?
別にカメラ大好き・機材大好きだからではありません。
一番大切なことは『想像すること』だと思っています。

撮影のためにまず当日について想像します。
想像するための準備としては
・現場を下見すること
・進行内容について正確に把握しておくこと
この2つが重要です。

その準備があった上で、じゃあどうすれば良いか?
まずは『こんな画』が撮りたいということを考えます。
それは誰でも出来ます。
次に『こんな画』を撮るためにしなければならないことを考える。
そのために当日の流れや動きを『想像』します。
出来るだけ正確に、現実的に、シビアに。
必要なもの、不要なもの、邪魔になるもの、できればあったほうが良いものを明確にしていきます。

『持ち込みで撮影する』というのは単純に言って、ハンディキャップマッチです。
荷物をずっと置いて置けるようなバックヤードはないし、現場で三脚を運んでくれるようなちょっとした余剰人員はいない。
撮って出しの場合は本当に披露宴が始まらないと編集場所すらないということも多々あります。
まっとうに考えれば、提携業者の方が良いサービスが出来て当たり前なんです。

その中で『持ち込んで良かった』と思ってもらえる仕事をしないといけません。
『ウチキフィルムに頼んでよかった』と思ってもらえる仕事をしないといけないんです。
それは自分にとっての最大限のパフォーマンスを発揮するということです。
最大限のパフォーマンスというのは『現場でもの凄くたくさん動く』とか、『とにかく撮りまくる』とか、『勘が冴える』ってことだけじゃ足りないんです。
打ち合わせから始まっているし、会場下見やお客様とのメールもその一部。
当然、機材の選定もその一部。

できる準備を全部して、初めてベストパフォーマンスと言えるんだと思っています。
それが僕が毎回機材の組み合わせを考える理由です。
持っていけるものは持っていきたいし、邪魔になるものは置いていきたい。
機材を通して考えると、一番リアルに、シビアに、体の感覚として当日を想像できます。
当日を想像して、自分の動きを組み立ておけば自ずと当日に見えるものが変わってきます。

そんなわけで今週も週末に向けて、組み合わせを考えたいと思います。

ウチキフィルムでは現在、2018年のお客様のお問い合わせ対応をしています。
2018年春シーズンのお早目をオススメしています。
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルムのホームページはこちらから↑




2017年10月31日火曜日

結婚式のムービー撮影で大事な『音』の話

10月31日。10月が過ぎていきます。
SNSやブログの更新が滞っておりますが、元気に働いております。
先々週は初名古屋で前撮りをさせて頂いたり、先週はウチキフィルム3度目のシャングリラホテルで3人体制の撮ってだし→ガーブ東京でのアフターパーティーまでの撮影と充実しています。
最近は2018年春シーズンの問い合わせがグッと増えてきて、お問い合わせ対応も随時させて頂いています。

そんなわけでブログも書きます。
今回は音の話。
中でもご披露宴中の音の話。


あんまり分かりやすい話ではありませんが、結婚式のムービーにとって実はとても大切な話です。
当日のムービー撮影のお持ち込みをご検討の場合には、持ち込み料以外にも掛かってくるお金の話だったりもするので、地味な話ですがぜひお読みいただけると嬉しいです。


結婚式の音の録り方


パーティー中の音の録り方はいくつかあります。

ひとつは『カメラにつけたマイクで録る』

その時に録音できるスピーチの声は、マイクに向かって喋って、それが音響卓へ行って、整えられて会場スピーカーから出ている声です。
スピーカーから出ている音を録っているので、当然他の音も混ざります。
子供の泣き声だったり、料理を召し上がっているときの食器の音だったり。
臨場感はたっぷりですが、パーティーによってはゲストのガヤガヤにせっかくのスピーチがかき消されてしまうこともあります。

もうひとつの録音方法は『音響卓から録音する』ということをします。

下見に行くと『音響卓・ミキサーから録音させていただいてもよろしいですか?』ということを聞きます。
音響卓にケーブルを繋いで、ICレコーダーに録音します。
マイクで喋った声をよりクリアに収録するためにしています。
音響卓からの録音ができるなら、絶対録ったほうがいいんです。

特に録ったほうが多い状況を書き出しておきます。

・お子様が多い場合。
かわいいんですが、泣き出しちゃうともう大騒ぎ!

・天井が低い場合。
ガヤガヤとした声がこもりやすいので、スピーチの声が届きにくいときがあります。

・基本、外。
風が吹いたり、季節によってはセミがすごかったりします。

単純にゲストが多い場合は音響卓から音声を収録した方が良いです
もし、この状況に当てはまる場合はぜひ会場や会場のビデオ業者に確認してみたほうが良いと思います。


注意点!


音響卓からの録音の設定をさせて頂く場合には料金が掛かる場合があります。
料金を設定しているのは会場です。
設定する理由はちょっとした手間とリスクが発生するからだと思います。
なので、こればっかりはご負担いただくことが多いです。


料金は?

結構マチマチですが、3,000円~1万円くらいという話を聞きます。
持ち込み料に含まれていて当然だと思いますが、中には持ち込み料と別途での請求になる場合もあるようです。

撮影会社によっては、別途料金を設定しているところもあるかもしれません。
持って行く機材が増えるし、確認することも増えます。
なにより編集に掛かる時間が増えます。
なので、「質より価格!」みたいな業者ではそもそもそんなことはしていない、ということも多々あるかと思います。
ムービーの質を重視する場合の業者選定ではとても分かりやすい指標のひとつかもしれません。


音響卓からの録音がNGの場合

会場によって収録NGの場合があります。
ケースバイケースなんですが、会場やプランナーさんの質が見えちゃう部分です。

①持ち込み業者にはNG

これはパートナー業者保護の都合上、仕方ないかとも思います。
まぁ、ただ個別のカップルの都合は考えていないなとは思います。
まずカップルに、持ち込む前に制限は全て説明してあげてほしいなと思います。


②プランナーではよくわからないし、確認するの面倒くさいからとりあえずNG

実際、下見の時に担当のプランナーさんにお話しをすると、『あー分かってないなぁ、伝わってないなぁ』ということがあります。

多くは一度バックヤードに行って、確認してくれます。
そこで分からなかったら、後日メールします!みたいなことになります。

でも、そうじゃない場合もあります。
あー、多分出来ないですねぇ。(よくわかんないけど)

と確認しないけど、NGパターン。
こういう場合は色々注意して撮影に臨みます。
おそらくそのプランナーさんの仕事が一時が万時そういう仕事をしている可能性があるからです。
2人の要望が現場に伝わってなくて、当日変な空気になることも多いです。


③普段やってないんでNG

提携業者なら、録音自体はそこまで難しいことではありません。
なのにしていない。
これはもうやる気の問題でしょう。
できる努力をしていないのが明白なわけで、それはきっと「音」だけの話ではないと思います。
提携の業者さんの映像の質が新郎新婦の求める映像の質と合致していないんだなと分かります。
逆に『何故ウチキフィルムに依頼があったか?』が明白です。
頑張るしかないなと思います。


一番嬉しい対応は?

ちなみに一番、素敵な回答は『出来ます!マイクの声だけで大丈夫ですか?』
これが最高の答えだったりします。
こういう会場だとセッティングが1~2分で終わるので当日の撮影がかなりスムーズに進みます。
結婚式のムービーの撮影はこうした各セクションの協力があって初めて成り立つ仕事です。

持ち込み業者にこうした素敵な対応をしてくれる会場の場合は、実は十分な質の映像業者さんが提携されていることも多いです。
そんな中でもウチキフィルムにご依頼いただけるのは本当に光栄ですし、その期待に応えるための最高の仕事をしたいといつも思っています。


そんなわけでまだまだ繫忙期続きます。年末まで駆け抜けていきたいと思います!
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑



2017年10月10日火曜日

エンゲージメントフォトの撮影レポート

10月。
おとといの10月8日は結婚式の多い日曜日だったようです。
10月5日くらいまで普段まったくお付き合いのない撮影会社さんから『スケジュール空いてませんか?』という電話が掛かってきたりしました。

ウチキフィルムも10月に入り、結婚式だけじゃなく前撮りも毎週あるような状況でバタバタと慌しくなってまいりました。

今回はエンゲージメントフォトについて




ウチキフィルムでは当日の撮影を担当させて頂くカップルにエンゲージメントムービーの撮影(=私服での前撮り撮影)をしています。
今週撮影したお客様からオプションとして『エンゲージメントフォト(私服での写真撮影)』のご注文を頂きましたので、紹介させていただきます。

エンゲージメントムービーの撮影時にフォトグラファーが同行して写真も撮影するというサービスです。
その分、撮影に関しては時間が掛かります。
お写真は編集後に100カットほどをデータで納品します。

8月に撮影して9月に納品しました。
今回はプロフィールブックやご自身での手作りの生い立ちムービーに使用するとのことでしたので、ようやく公開できます!
(実際にたくさん使っていただけて嬉しかったです。)


エンゲージメントフォトのメリット


撮影の内容をお伝えする前にメリットを三つほど上げておきます。

・ドレスなどの衣装のレンタル・着付けなどが必要ないので、比較的リーズナブルに手軽に出来る。

・ドレスや和装と違い、動きやすい格好なので、広い範囲を移動しながらの撮影が可能。

・私服なので、アイデア次第で自分達の色が出しやすい。

多分、3つ目が一番大事なポイントだと思います。
ムービーでもそうですが、私服での撮影というのは2人らしさを存分に表現できます。
私服じゃなくても、仕事の制服だったり、ユニホームだったりでも良いと思います。

結婚式の準備の中で2人らしさを考える機会って、実は貴重です。
2人ではなんとなく分かっていても、撮影の場合は具体的に客観的に形にしていく作業になります。
それって、結婚式の準備を進めていく上でも役に立つんじゃないかと思います。
私達って普段こうだよね、ていうのは言葉だけじゃ伝わらないこともあります。
『形にしてパッと見せる』
ゲストに見せても分かりやすいし、思い出としても本当に「自分達」の思い出になります。

当日の撮影するカメラマンが撮影できる場合は、事前のコミュニケーションがとれるので、当日も安心して迎えられるというのもメリットですね。


そんなわけで前撮りスタート!


まずはご自宅。





当日、折鶴シャワーをされるとのことだったので、鶴を折るシーンを撮らせて頂きました。



ロケーションの準備も撮影させていただきました。

アウトドアやキャンプが趣味のお2人。


ロケーションはそんな2人にあわせたプランをご提案をさせていただきました。
テントを組み立ててもらって撮影。


その後、テントでキレイ目の服に着替えてもらいました。
(テント便利!)


緑豊かな場所での撮影はかなり良い感じです。
8月ですが、終始心地よい風が吹いていて2人にも負担が少なく済んだので助かりました。



夕方までたっぷり撮影させていただきました。


天気も良かったので、本当に最高の撮影日和でした。


撮影後に1時間ほど当日のお打ち合わせをして1日が終了!

より多くのお写真をご覧いただけるようにスライドショーも作ってみました。
お時間あるときにぜひご覧ください!




当日の模様については編集が終わったら、ブログに書かせていただきます!
ムービーの編集も楽しみです!

さて、いよいよ繫忙期です。
来年のお問い合わせ・ご予約もチラホラと入ってきています。
年内も若干ですが、空きがございます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちらから↑





映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...