2017年10月31日火曜日

結婚式のムービー撮影で大事な『音』の話

10月31日。10月が過ぎていきます。
SNSやブログの更新が滞っておりますが、元気に働いております。
先々週は初名古屋で前撮りをさせて頂いたり、先週はウチキフィルム3度目のシャングリラホテルで3人体制の撮ってだし→ガーブ東京でのアフターパーティーまでの撮影と充実しています。
最近は2018年春シーズンの問い合わせがグッと増えてきて、お問い合わせ対応も随時させて頂いています。

そんなわけでブログも書きます。
今回は音の話。
中でもご披露宴中の音の話。


あんまり分かりやすい話ではありませんが、結婚式のムービーにとって実はとても大切な話です。
当日のムービー撮影のお持ち込みをご検討の場合には、持ち込み料以外にも掛かってくるお金の話だったりもするので、地味な話ですがぜひお読みいただけると嬉しいです。


結婚式の音の録り方


パーティー中の音の録り方はいくつかあります。

ひとつは『カメラにつけたマイクで録る』

その時に録音できるスピーチの声は、マイクに向かって喋って、それが音響卓へ行って、整えられて会場スピーカーから出ている声です。
スピーカーから出ている音を録っているので、当然他の音も混ざります。
子供の泣き声だったり、料理を召し上がっているときの食器の音だったり。
臨場感はたっぷりですが、パーティーによってはゲストのガヤガヤにせっかくのスピーチがかき消されてしまうこともあります。

もうひとつの録音方法は『音響卓から録音する』ということをします。

下見に行くと『音響卓・ミキサーから録音させていただいてもよろしいですか?』ということを聞きます。
音響卓にケーブルを繋いで、ICレコーダーに録音します。
マイクで喋った声をよりクリアに収録するためにしています。
音響卓からの録音ができるなら、絶対録ったほうがいいんです。

特に録ったほうが多い状況を書き出しておきます。

・お子様が多い場合。
かわいいんですが、泣き出しちゃうともう大騒ぎ!

・天井が低い場合。
ガヤガヤとした声がこもりやすいので、スピーチの声が届きにくいときがあります。

・基本、外。
風が吹いたり、季節によってはセミがすごかったりします。

単純にゲストが多い場合は音響卓から音声を収録した方が良いです
もし、この状況に当てはまる場合はぜひ会場や会場のビデオ業者に確認してみたほうが良いと思います。


注意点!


音響卓からの録音の設定をさせて頂く場合には料金が掛かる場合があります。
料金を設定しているのは会場です。
設定する理由はちょっとした手間とリスクが発生するからだと思います。
なので、こればっかりはご負担いただくことが多いです。


料金は?

結構マチマチですが、3,000円~1万円くらいという話を聞きます。
持ち込み料に含まれていて当然だと思いますが、中には持ち込み料と別途での請求になる場合もあるようです。

撮影会社によっては、別途料金を設定しているところもあるかもしれません。
持って行く機材が増えるし、確認することも増えます。
なにより編集に掛かる時間が増えます。
なので、「質より価格!」みたいな業者ではそもそもそんなことはしていない、ということも多々あるかと思います。
ムービーの質を重視する場合の業者選定ではとても分かりやすい指標のひとつかもしれません。


音響卓からの録音がNGの場合

会場によって収録NGの場合があります。
ケースバイケースなんですが、会場やプランナーさんの質が見えちゃう部分です。

①持ち込み業者にはNG

これはパートナー業者保護の都合上、仕方ないかとも思います。
まぁ、ただ個別のカップルの都合は考えていないなとは思います。
まずカップルに、持ち込む前に制限は全て説明してあげてほしいなと思います。


②プランナーではよくわからないし、確認するの面倒くさいからとりあえずNG

実際、下見の時に担当のプランナーさんにお話しをすると、『あー分かってないなぁ、伝わってないなぁ』ということがあります。

多くは一度バックヤードに行って、確認してくれます。
そこで分からなかったら、後日メールします!みたいなことになります。

でも、そうじゃない場合もあります。
あー、多分出来ないですねぇ。(よくわかんないけど)

と確認しないけど、NGパターン。
こういう場合は色々注意して撮影に臨みます。
おそらくそのプランナーさんの仕事が一時が万時そういう仕事をしている可能性があるからです。
2人の要望が現場に伝わってなくて、当日変な空気になることも多いです。


③普段やってないんでNG

提携業者なら、録音自体はそこまで難しいことではありません。
なのにしていない。
これはもうやる気の問題でしょう。
できる努力をしていないのが明白なわけで、それはきっと「音」だけの話ではないと思います。
提携の業者さんの映像の質が新郎新婦の求める映像の質と合致していないんだなと分かります。
逆に『何故ウチキフィルムに依頼があったか?』が明白です。
頑張るしかないなと思います。


一番嬉しい対応は?

ちなみに一番、素敵な回答は『出来ます!マイクの声だけで大丈夫ですか?』
これが最高の答えだったりします。
こういう会場だとセッティングが1~2分で終わるので当日の撮影がかなりスムーズに進みます。
結婚式のムービーの撮影はこうした各セクションの協力があって初めて成り立つ仕事です。

持ち込み業者にこうした素敵な対応をしてくれる会場の場合は、実は十分な質の映像業者さんが提携されていることも多いです。
そんな中でもウチキフィルムにご依頼いただけるのは本当に光栄ですし、その期待に応えるための最高の仕事をしたいといつも思っています。


そんなわけでまだまだ繫忙期続きます。年末まで駆け抜けていきたいと思います!
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑



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