2015年8月27日木曜日

久しぶりにセミナーに行ってきました。

今日は日本ブライダルビデオ協会主催のセミナーに行ってきました。

ウェディング映像のセミナーって前は結構行ってたけど、最近はご無沙汰してました。
昨年の名古屋の馬場さんの大集合なやつ以来かな。

セミナー離れの理由


機会の問題

3年くらい前から去年くらいまで「一眼ムービー」とか「ウェディングシネマ」の旗印のもと、ウェディング映像のセミナーが結構多かったので、単純にその頃に比べて、セミナー自体が減った。


立場上の問題

昨年まで撮影会社でカメラマンのスケジュール管理のような仕事をしていたので、外注で頼めるカメラマンを探しにセミナーへ行っていた面も多々ありました。
個人での活動に切り替わったことで、信頼できるビデオグラファー以外に仕事を頼む必要がなくなったのでそういう出会いがそこまで必要なくなった。

立場上の問題 その2

撮影会社で新人の教育や下の子たちにもわかるような教え方をするために、まず教えられてみるという経験が必要でした。
また、会社単位で動く上では組織でやっている方のノウハウをそのまま持ってくることが効率的でした。
それが個人になり、それぞれのお客様にとってのベストを追求するという立場に変わり、そのためのノウハウは結局自分の力で見つけるもので、その答えは他の誰かではなく、自分と新郎新婦の中にしかないことを撮影のたびに感じるようになったから。


セミナーに行く理由は横のつながり


さて、今回行った理由ですが、いままで繋がっていないビデオグラファーがどんなことを考えているのか知りたいし、そろそろ同業者たちとワイワイとお酒を飲みながら話したいなという気分だったので申し込んでみました。
もちろん、あわよくば、2年前の5月くらいにあったような、自分がまだ見たことないような、とんでもないものを作るクリエイターに出会えたらいいなというのもありました。


セミナーで得られたこと


普段の撮影についてはひとつ、裏技というか、『それ使える!』というお話を聞けたので、収穫はありました。
そろそろパイオニアの人たちからウェディングにおける一眼ムービーのコモディティー化・陳腐化について語られる頃かと思ったのですが、参加された方々の雰囲気はまだそういう感じではなかったです。まぁ、その辺りはあえて言うべきでもないのかも知れないですね。
まだ見たことないクリエイターに会えたかどうかはこれから名刺をヒントに検索してみます!

というわけで、明日からは3日間ほど軽井沢です。
業界で知らない人がいないんじゃないかという、濃いビデオグラファーとの初コラボ・珍道中を楽しみにしています。

ウチキフィルム 打木 健司

2015年8月25日火曜日

ウェディングムービーの打ち合わせを通して変えられること

 昨日は朝から新横浜でのホテルウェディングのお客様と打ち合わせでした。
お客様というか、元同僚なのですが、色々ありまして、挙式3週間前にして急遽撮影することが決まりました。
平日婚礼なので、フリーランスとしてはありがたいお話です。

スケジュールの問題やもろもろの事情は置いといて、撮影が楽しみですし、頼んでくれて嬉しいです。

フリーランスの視点


2人とも知り合いでウェディングのフォトグラファーなので、打ち合わせることもそんなにないかなーとも思いながら、会場近くの喫茶店で待ち合わせ。
この後、会場との最終打ち合わせというタイミングだったので、1時間程度でした。

今回の打ち合わせで僕のほうから提案したのは、当日の写真やビデオの撮影時間をしっかり撮るために、お支度上がりを30分ほど早めることでした。
フォトグラファーの2人ですが、そのあたりは会場の時間組みに疑問を持っていなかったみたいです。

会場から提案される時間に当日行って、言われた通りの時間に準備して、提案されるスケジュールをこなしていくものだと思い込んでいらっしゃるお客様は多いのですが、別にそれが「絶対」ということはありません。
その辺は会場側でその日に施行する他の結婚式のスケジュール次第だったりします。
人気の会場で土日の大安・友引とかだとちょっと無理でしょうけど、
仏滅の日や1月・2月の閑散期、平日なんかだと、結構言ったもの勝ちなところもあります。
(もちろん会場への伝え方も大切なので、その辺りは2人と知恵を出しあいます。)
撮影用の時間をもらったり、あるいは普段は当日の挙式リハーサルをチャペルでやらない会場で、それをやってもらったりすると、映像や写真の仕上がりは格段に上がります。


横浜迎賓館での指輪交換の映像
(チャペルリハーサルがあると指輪交換がココまで寄って撮れます)


パッケージ化されたウェディングにフリーランスの人間が入っていくことのメリットはそのあたりにあります。
提携の業者同士の決まりきったルーティンを崩すことでお客様の利益になるのであれば、それは崩してしまっていいと思っています。

フリーランスのビデオグラファーにとって、技術や機材、人と違うセンス、人間性はもちろん大切な能力です。
でも、それ以前にお客様の要望を引き出して、それを実現するための環境を作る能力がないと技術やセンスを発揮できません。
その上で鍵になるのはやはり、【打ち合わせ】です。


打ち合わせで大切なこと


打ち合わせは、仲良くなるのも大切ですし、撮ったものを観てもらって信頼を高めるのも大切ですが、僕の場合はお客様が今まで考えてもなかったことに気づいてもらい、浮かび上がった新しい問題の対応策を提案するという、現実的なところに重きを置いています。


そうした現実を積み上げて、理想の環境に近づける。
理想とするウェディングに近づけて、理想とする映像を制作する。
打ち合わせはそのための作業だと考えています。


まぁ、とはいえ、やっぱり仲良くなりたいし、楽しくおしゃべりもします。
時間や場所や相手によってはご飯を食べたり、お酒を飲んだりもします。
2人の出会いや趣味を聞いたり、全然関係ないような車を値切った話で盛り上がったりします。
打ち合わせが終わったあとは、当日のことを考えていつもワクワクした気分で帰ります。
その時間がとても好きです。


そんなこんなで結果、今日、お二人から連絡があり、会場からのOKをもらい、少し撮影の時間をいただけました。

うん、よかった。というお話でした。

ウチキフィルム 打木 健司

2015年8月23日日曜日

ウチキフィルムについて(お客様と一緒に結婚式のムービーをつくる)

なんとか3回目の更新です。
本日はウチキフィルムについてご紹介します。
ウチキフィルムはウェディングムービーを中心に、主に人間を撮ること全般を仕事にしています。
「ウェディングムービー」と一言で言った時に何を思い浮かべますでしょうか?


クラスカの結婚式のメインテーブル
(結婚式ではいろんなムービーが流れます!)

・当日の出来事をすべて撮る記録ビデオ
・友人たちが作るパーティーの余興ビデオ

ウチキフィルムではこれら全ての相談を受け付けています。
その上で、2人にとってのベストなウェディングムービーは何かを一緒に考えていきます。
2人が何をしたいか?何を残したいか?何を伝えたいか?をヒアリングから感じ取り、
映像の作り手として2人の何を表現すべきか?を一緒に考え、提案していきます。

商品・サービスとしてはウェディングムービーの制作ですが、もう少し2人の結婚式の深いところに関わっていきたいと考えています。一緒に結婚式を作り上げていくパートナーでありたいと考えています。
そういう感じでやっております。

おそらく普通の業者さんよりも打ち合わせの回数が多かったり、時間が長かったりします。休みの日の職場で前撮りを提案したり、ご自宅にお邪魔してご飯を作ってもらったり、生まれてから現在~将来の夢まで含めた1時間くらいのインタビューしたりもします。
当日、挙式披露宴の撮影をご注文のお客様には、なんだかんだと平均して5回くらいお会いしています。

そんなわけで、ウチキフィルムのウェディング映像にご興味のある方は、お早めのお問い合わせをお勧めしています。


ウチキフィルム 打木 健司

2015年8月22日土曜日

自己紹介的なお話

2度目の投稿は自己紹介的なお話。
ウチキフィルムは、打木健司個人で運営しています。

経歴としては、映像の専門学校を出て、その後友人と脚本や企画を作りながら、ちょっとしたアルバイトのつもりでウェディングムービーの世界に入りました。
そんなプロフィールを書き出すと長くなりますし、ホームページにプロフィールがありますので、ここでは割愛します。
今は一番ミニマムでパーソナルな映像制作を仕事にしています。

それではちょっと、ブログとして味気ないし、ウェディングのお客様にはアンケートをしたり、インタビューをしたりと根掘り葉掘り聞くので、自分のことも少しだけ書いてみたいと思います。

さて、自分が何者かを誰かに伝えるのはどうすればいいか?

先日、初めて一緒に仕事をするクリエイターの方と話をした時に、その人は初対面の人に好きな映画3本を挙げてもらうとことにしているそうで、僕もその通過儀礼に応じて答えました。
どんな3本を挙げるかでなんとなく人となりがわかるそうです。
というわけで、自己紹介として好きな映画を3本挙げてみます。

・パリテキサス ヴィム・ヴェンダース
・まぁだだよ 黒澤明
・恋する惑星 王家衛

順番は特に関係ありません。
理由はそれぞれです。

「パリテキサス」はひとつひとつのシーン、ストーリー、演出、撮影、全てが大好きで、
こんな映画・映像が作りたいから。
「まぁだだよ」は黒澤明の遺作で、老作家が最後の宴会のシーンで子供たちに伝える言葉がまるで黒澤明から自分に語りかけられているようでなんとも言えない感動がこみ上げてくるから。
「恋する惑星」はちょうど世代だから。世代的にタランティーノ、リュック・ベッソン、岩井俊二、王家衛あたりを麻疹や水疱瘡みたいに一通り浴びてきました。

※上記の3本は全然万人向けの作品ではありませんので、お勧めはしていませんので悪しからずご了承ください。正直、学生の頃にひたすら映画を観まくっていたので、100本挙げても足りないくらいで、不意に聞かれると、違う作品も混ざってくることが大いにあります。


もし3本とも見ている方がいらっしゃったら、お酒でも飲みながらお話が出来たら嬉しく思います。

ウチキフィルム 打木 健司

2015年8月21日金曜日

ご挨拶

本日よりウチキフィルムのブログを始めます。
今回はテストを兼ねてのご挨拶になります。


ウチキフィルム
(妻と結婚式のドレスを選びに行ったときの1枚)

去年(2014年)の8月20日付けで前職を辞め、2014年の8月21日からウチキフィルムという屋号でフリーランスのビデオグラファーとなりました。

ちょうど一年になりますが、ウェディング映像をベースになんとかサバイバルしています。
今まではほとんどフェイスブックのみの発信でしたので、
もう少し色々なところへ発信できればと考え、ブログを始めることにしました。

文章を書くリハビリも兼ねておりますので、つたない部分も多々あるかと思いますが、
少しずつ皆様に有益なものにしていきたいと思います。
どうぞあたたかく見守ってください。

なるべくこまめに更新をしていきますので、ウチキフィルムについて何か知りたい時、
もしくは、とても時間がある時にでもご覧頂ければ幸いです。

それでは、よろしくお願いいたします。

ウチキフィルム 打木 健司

映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...