2017年6月30日金曜日

日比谷パレスでの結婚式写真撮影

6月の月末。
もうすっかり夏の陽気ですね。

今回は前回の続きとして、ウェディングパーティーでの写真撮影について書かせて頂きます。



当日エンドロールのオプションとしてスナップ撮影のご注文を頂きました。
今回、フォトグラファーは妻にお願いしました。
そんなわけで夫婦で写真とムービーを担当しました!
夫婦2人ともフォトグラファーさんとか、フォトグラファーさんとメイクさんの夫婦とかは聞いたことあるのですが、ビデオカメラマンとフォトグラファーで結婚式を撮る夫婦は他にない組み合わせかもしれません。


日比谷パレス!


さて、ウチキフィルムとして日比谷パレスのお客様を担当させて頂くのは2回目となります。

日比谷パレス



その時はムービー撮影のみのご依頼だったので、今回は改めて夫婦そろって下見や打ち合わせに伺いました。

一階部分が大きく改装されていて、当時よりもずいぶん広く感じられました。
全体に南仏風?な感じになっていて、系列のヴィラ・デ・マリアージュさんの雰囲気に近くなったような印象です。



ウェディングパーティー!


披露宴前半は湯島天満宮の挙式からの流れで和装ということもあり、ちょっと和の雰囲気がある可愛い装花ですね。
日比谷パレスのテーブルコーディネート
水引のついた枡に花が生けてあります!

レストランウェディングの良いところは2人とゲストとの距離が近いことです。
2人もゲストも自然と笑顔になります。

日比谷パレスでのウェディングパーティーから1カット




姉妹の中座。


日比谷パレスでの結婚式中座の演出


本当に仲良し姉妹。
お姉さまの結婚式の時に新婦がエスコートをして、その時も泣いてしまったそうです。



お色直し。

ドレスカットはもちろん新婦が着る前に撮るのですが、
今回はドレス姿は当日のお色直しまで新郎に内緒なので、緊張感のあるドレスカットの撮影でした。
日比谷パレスでのウェディングドレス撮影



で、ご対面!

日比谷パレスでのファーストミート

日比谷パレスでのファーストミートその2


再入場はケーキとともにご入場。
日比谷パレスの結婚式の再入場演出

ケーキの上に新郎が研究開発中のロボットが乗っています。
日比谷パレスのオリジナルウェディングケーキ



余興の裏側

ちょうど撮って出しエンドロールの編集が終わったタイミングで、ご準備されているのが見えたので撮影しました。

日比谷パレスでの結婚式の余興

こういうとき、ムービーをデジタル一眼レフで映像を撮っていると便利です。
普段撮れないようなシーンをじっくり見れたのは良い経験でした。
自分たちが作った映像のリアクションをドキドキしながら伺うご友人たちの様子はすごくドラマチックで素敵な瞬間でした。



感動のフィナーレ

日比谷パレスでの結婚式のエンディング

ご家族大好きなお2人だけに結びは涙と笑顔の多い、素敵なご披露宴でした!



日比谷公園+夕日=最高!

お見送りを終えたあと、お時間いただき日比谷公園内でロケーション撮影しました。
日比谷パレスでの結婚式ロケーション撮影

日比谷公園での結婚式ロケーション撮影


日比谷パレスでの結婚式ロケーション撮影その2

素敵な光の中での撮影はただただ楽しい時間でした。
蚊の嫌いなメイクさんが最後までしっかりアテンドしてくれたお陰もあり、素敵な写真がたくさん撮れました!

フォトムービーも作ってみましたので、よかったらご覧ください!
当日の雰囲気がより分かると思います。





ウェディングスナップ(当日写真撮影)はウチキフィルムではムービー撮影のオプションメニューになりますが、トータルでのクオリティーを目指して行きたいと思っています。
フォトグラファーとビデオグラファーが協力することでスムースに撮影を進められることはとても多いし、何より当日の2人への負担も減らせるのかなと思います!

もし夫婦で仕事をしているカメラマンに写真とムービーを撮って欲しいという方は、ぜひウチキフィルムまで!
(あんまりいないかもしれませんが…)

まだまだ夏・秋シーズンのお問合せをお待ちしております。
どうぞお気軽にお問合せください!


2017年6月20日火曜日

湯島天満宮(湯島天神)での結婚式撮ってだしエンドロールムービー

6月も早いもので下旬に突入しますね!
今週はフォトネクスト(営業写真のイベント)やブライダル産業フェアなどインプットの機会が多いので、積極的に外に出るようにしています。

さて、今回はそんな6月のとても気持ちよい日曜日に担当させていただいた結婚式のご紹介です。
ご注文いただいたのは2つ。

①挙式までの映像を当日のパーティーの結びに上映する撮って出しのエンドロール
②当日のスナップ写真撮影

まずは当日の撮ってだし映像をご覧ください!


今回は撮ってだしエンドロールについて書き進めます!

日比谷パレスから湯島天満宮への出張撮影!


まず当日の流れを簡単に書いておきます。

お2人とご家族のお支度は日比谷パレスというレストランです。

挙式は湯島天満宮。
そこでゲストも大半が集合。

挙式が終わったら、みんなで日比谷パレスへ。
受付後にウェルカムパーティーをして全員で写真撮って、ウェディングパーティーという流れでした。

撮ってだしエンドロールの収録範囲は日比谷パレスに戻って、ウェルカムパーティーをして全員集合写真を撮るところまでという感じです。



エンゲージメントムービーの撮影


約半年前にお問い合わせをいただきまして、お2人に初めてお会いしたのは今年の1月。
作り手としては、とても魅力なご職業のお2人だったのですが、職場での撮影は難しそうでした。

お2人のお住まいはいわゆる谷根千エリア。
谷中前撮りロケーション
新郎の趣味に合わせて新婦も自転車を買ったということで、2人で自転車で町をブラブラしてもらいました。
谷根千エリアは良い意味で整理されていない街並みが面白いので、歩いているだけでロケーション撮影として成立します。
(キレイ!素敵!というのとは違いますが…、味わいがあります!)


蛇道。
根津の蛇道での前撮りロケーション
根津と谷中の間にある、文字通り蛇みたいなジグザグな道です。
初めて知りましたが、どうしてこうなった!的な道。


谷中。
谷中の瓦塀での前撮りロケーション
瓦で出来た塀は特徴的なロケーションですね。


湯島天満宮(湯島天神)。
湯島天神での前撮りロケーション撮影
湯島天満宮はご自宅から近いというのも挙式会場を選んだ理由の一つだったそうです。
日常の延長ということで湯島天満宮でもすこし前撮りさせて頂きました。


上野周辺。
上野不忍池での桜前撮りロケーション撮影
前撮りの撮影予定が3月末の撮影だったので、元々桜狙いではありました。
とはいえ、今年は桜の満開が遅く、タイミングは合いませんでした。
でも、さすが上野!
数本早咲きのものがあり何とか桜も撮れました。


日比谷パレスでのお支度の撮影


日比谷パレスでの私服前撮り
まずは日比谷パレスで来館から撮影させていただきました。
日比谷パレスさんは1日1件の会場で、かなり自由な雰囲気で撮影させていただけるので、お支度の前後でもいろんなシーンの撮影ができます。

オリジナルマトリョーシカ
オリジナルマトリョーシカなどお支度中にアイテム関係を撮れると、だいぶ後々の撮影が楽になります。


出発前に少し日比谷公園の中で撮影。
日比谷公園内での和装前撮りロケーション
深緑が茂る日比谷公園は最高のロケーションですね。


で、ご家族の皆様とバスで出発です。
結婚式での移動シーン
日比谷パレスから湯島天満宮は15分くらいでした。



湯島天満宮での挙式!


湯島天満宮さんは、東京でも指折りの神社の一つなので、結婚式もかなり慣れていらっしゃる感じです。
慣れているから、雑とか・偉そうという感じは一切なく、下見の時から親切で丁寧に対応して頂けました。

太鼓橋やお庭での撮影もちゃんと案内してくれます。
湯島天神の太鼓橋でのロケーション撮影

湯島天満宮でのお庭でのロケーション撮影

神殿内はかなり広いです。
ゲストも参加で50名くらいは全然大丈夫でした。
湯島天満宮の神殿
撮影がNGな部分は式の始めに行う宮司さんの祝詞の部分。
これはほとんどの神社で撮影・録音NGです。

今回の場合はお2人からご要望を一つ伺っていました。
それは誓いの言葉の声を撮って出しのエンドロールの中に入れて欲しいということでした。

式の進行の中で、誓詞奏上と玉ぐし奉献だけ、神殿の一番奥でします。
だから、その部分はお2人の背中しか撮影出来ません。
相当数の結婚式とその撮影(様々なクオリティーのカメラマン)を受け入れているので、誓いを立てるところだけは邪魔されないような形なのかもしれません。
それは結婚式としては正しいのかもしれません。
そんなわけで誓詞を読み上げる声も、撮影可能な位置からは少し遠いのでカメラに付けたマイクではクリアに録音できません。

『うーん、こりゃピンマイクだな』と下見の時に思っていたら、
『声が録りにくいでしょうからピンマイク使って録ってもいいですよ』と神社の方から言われました。
使っていいですか?とこちらから聞く前に提案されたのは初めてで、なんだか素晴らしいなと思いました。

そんなこんなで無事に挙式撮影を終えて、新郎新婦とスタッフはタクシーで移動。
ゲストはバスで大移動!

日比谷パレスの外観

お2人とゲストで少し軽食をつまみながらのウェルカムパーティーです。
とってもアットホームな時間で、進行とかは特にありません。
ゲストの笑顔を中心に撮影させて頂きました。

お2人が準備したものをご覧になっているゲストのリアクションは出来るだけ撮るようにしています。



撮ってだしエンドロールの編集作業~上映。

ウェルカムパーティーの結びの全員集合写真まで撮影して、急いで編集に入りました!
編集場所を終日使えるようにご用意頂いていたので、パソコンの準備などは撮影前に出来ていました。
これは持ち込みで編集作業をする場合は中々難しいことだったりするので、助かりました。

で、順調に編集が進んで再入場の前にはDVDの納品が終わります。
なので、ご披露宴の後半はスナップ撮影の手伝いをしていました。

ご家族想いのお2人の感動的なお手紙やご挨拶で最高の雰囲気の中、
エンドロールを上映していただけました。

上映中、リアクションが目に見えて良いのは、私服での前撮りのシーンだったりします。
2人のいつもの感じが映像で見れるというのはゲストにとって新鮮な感覚のようです。

あとリアクションが良かった部分は後半に誓いの言葉が音声で流れる部分でした。
湯島天満宮の誓いの言葉は他の神社に比べると、現代的な言葉遣いで書かれています。
なので、2人がこれからずっと一緒に生きていく誓いというのがしっかりゲストに伝わったのかなと思います!

そんなこんなで無事に上映が終わって、拍手を頂くことができてほっとしました。
そして当日の夜、うれしいことにお2人から感想のメールを頂きました。

『打木さん
 今、2人でDVDを見ました!!
 今日のことがばーっと詰まっていて、涙涙しながら2人でリピート再生しました…
 誓詞奏上も最初と最後にしっかりいれてもらえて、ありがとうございます。
 私の友人は披露宴中は涙が堪えられてたそうなんですが、最後のムービーで泣いてしまったそうです。
 これから先、すっごく辛いことがあっても、この動画を見返して、頑張りたいねと話しています。
 すぐに気持ちを伝えたく、短い文章ですが、感想とお礼としてお送りさせていただきました。』

ゲストのリアクションも嬉しいですが、やっぱり2人からの声が一番嬉しいですね。
これからも頑張って行きたいと思います!

さて、次回はせっかく写真撮影もウチキフィルムで担当させて頂きましたので、日比谷パレスでのウェディングパーティー(ご披露宴)についてもご紹介させて頂きたいと思います!



ウチキフィルム 打木 健司
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2017年6月12日月曜日

結婚式場での打ち上げパーティー!(クラスカ)

6月の半ば、アジサイがキレイな季節ですね。
結婚式の会場装花でも使われていたりして、季節感を感じます。

さて、少し前の話ですが、2年半前に結婚式を挙げた会場のプランナーさんからのお誘いがあり、目黒通りにあるクラスカというホテルで結婚式を挙げた元新郎新婦と会場提携のスタッフさん達を集めた打ち上げパーティーに元新郎新婦として夫婦でお邪魔してきました。

こういったイベントははじめての試みだそうですが、大盛況でした!
『みんなクラスカが好きなんだなー』というのがすごく感じられました。

4時間のオシャレでゆるい感じのイベントでしたが、飲み放題が嬉しかったし、おしゃれフードはどれもおいしかったです。
スタッフとの再会という意味では、プランナーさんと司会者さんくらいしか再会はしていないのですが、それでも十分に楽しめました。
僕がパーティーをどんなだったかを書こうとしても、ワインを4時間飲み続けていたので、あまりちゃんと書けそうにありません。
なのでクラスカさんのレポートのリンクを貼っておきます↓
「CLASKA TEAM REUNION」を開催しました!

というわけで、そんな楽しいパーティーでワインを飲みながら感じたこと・考えたことをいくつか書きたいと思います。

①スタッフの幸せについて


担当したカップルと、提携会場でこういう機会がもてるのは結婚式に関わる仕事をする人にとっては幸せな時間だろうなと、うらやましく思いました。

フリーランスになってからは、結婚式の後に担当したお2人とお会いする機会は時々あります。
打ち上げだったり、マタニティーの撮影だったり、ご紹介いただいたお友達の結婚式だったり。
それはとても嬉しいし、本当に幸せな仕事をしているという実感を得られる機会です。

でも、その前はどうだろう?と考えます。
会場提携業者のビデオカメラマンとして働いていた時は年に1回あるかないか、じゃないかと思います。
まぁ、会ったとしてもお客様も僕も多分気づいてない。
というのは、基本的お互いに結婚式当日の1回しか会わないからです。

提携業者と言っても、会場に常駐というわけでもなく、受注のFAXが来て当日行くだけということの方が多かったという事情もあるかもしれません。
打ち合わせもありませんでした。
撮影している側もされている側も、お互い何も分からないまま始まって終わる。
という関係性しか持つことが出来ませんでした。

なので、こういう提携会場のパーティーでちゃんとお互いに誰かを認識できて、話が成立するのは結構幸せなことだよって思いながらワインを飲んでました。


②チームワークについて


ウチキフィルムは【持ち込み】という形で結婚式の映像(時々写真も)を担当してます。映像のチームとしてチームワークを追求することはあります。
でも、他のセクションとのチームワークというのは当日だけでなんとかするという形になります。

もちろん下見の時にプランナーさんに会うので、最低限は情報を共有できてはいます。
ウェディング業界というのはかなり狭い世界なので、【持ち込み】で会場に入っても知人がいることも多いのです。
司会さんだったり、メイクさんだったり、フォトグラファーさんだったり。
人によっては『初めまして!』であっても、あうんの呼吸で超気持ちよく仕事させてもらえることもあります。
とはいえ、いつもじゃない。

かれこれ、提携業者という立場から3年離れています。
だから、チームとして横のつながりがある感じは楽しいだろうなと思いました。

持ち込み自由の会場(=クラスカ)の提携業者ということで、『カップルから選ばれる理由』がないと成立しないから、当然クオリティーが求められます。
そういう馴れ合いじゃないチームワークは楽しそうだなと思います。

どんな形かわからないけど、いつかどこかでそういうチームワークもしてみたいなということも考えていました。


③初心に帰る場所があることについて


もちろん元新郎として思い出すこともありました。
結婚式を挙げたのが2014年の12月でした。
その時は独立したばかりでした。
知人の紹介などで、独立して比較的すぐにウチキフィルムの結婚式映像のコンセプトを形にさせて頂く機会をいただけていました。
その中で【自分自身も結婚式の準備をしている】という、その状況に実は随分助けられていたんだと思います。

ご依頼いただくカップルと一緒に悩んだり、共感したり、作り上げていくという感覚に自然となれました。
そのことによって、カップルとしっかりとした関係性が築けました。
挙式を控えたお2人から当日にお祝いのメールが届いて、すごく嬉しかったのも覚えています。

そういう気持ちを今も忘れずにやってきているとは思うけど、改めて思い出しました。
結婚式の準備でどんなことに困ったのか、結婚式当日の新郎の気持ちとか。
あるいは自分の結婚式の映像を観たときに感じたこととか。
あと、直前に風邪引いて2日前まで声でなかったなとか。

そういうことを経験しなくても、結婚式の素敵な映像は撮ることは出来ると思います。
そういうことを経験していないから作れる映像ももちろんあると思います。
ただ、僕にとってはとても大切な経験でした。

ブライダル業界で働いているだけでは全然気づかないかもしれませんが、結婚式の準備というのは新郎新婦にとって、とっても分かりにくいんです。
それは業界で働いている自分ですら、あまりよく分からなかったというのが実際でした。
宿題ってなに?どこまでやればいいの?ていうかもっと早く言ってよ!みたいなことも結構ありました。
自分が準備の過程で感じた分かりにくさから、自分のサービスについては分かりやすい言葉を使うこと、リスクも含めて丁寧にお話しすることを心がけるようになりました。

でもそれだけじゃ、ただの丁寧な人だなと思います。
だから、既存の結婚式の準備やサービスの中で欠けていると思ったことを実践しています。
結婚式の準備というのは、パッケージウェディングではなくても、今あるモノ・サービス(既製品)から自分に合うものを選ぶという作業の連続です。
でも、それって結婚式っていうシチュエーションと金額が特別なだけで、普段の買い物と違わないんじゃない?ってことです。

僕が結婚式の準備で期待していたのは、多分もっとクリエイティブな何かでした。
自分が経験したことのないサービス。
日常の買い物では与えられないような【特別な何か】でした。

だから、ウチキフィルムはそういうものでありたいと強く思うようになりました。
他の2人では作れない映像を作る、その2人のためだけの映像を作るということ。
その前からそういう気持ちでやってはいたと思いますが、それがもっともっと強くなりました。
結婚式とか、会場がどうこう、持ち込みがどうのじゃなくて、【まずそこに2人がいる】ということから始めたいなと思いました。
特別な2人がそこにいる。
自分が作りたいもの、売りたいもの、結婚式の映像業界の常識はとりあえず置いといて、まず2人が誰で、どんな背景があって、どんなストーリーがあってということを大事にすること。そこから映像を生み出すこと。
毎回毎回、【作る】ということをしています。
そのためには何より2人を知ること、そのために話を聞くことに打ち合わせの時間を割くようになりました。

結果的に僕の作る映像を観たお客様から、あったかい映像ですねとか、やさしい映像ですねと言って頂けることが増えましたように思います。
一番うれしいのは、『本当に私たちのための映像ですね』って言われることです。
それが今の僕の映像であり、ウチキフィルムの映像なのだと思っています。

そんなわけで4時間に及ぶ飲み放題は、初心に帰ると同時に、今の現状について、将来どうしようかと考える良い機会になりました。

このあたりまで考えが行き着く頃にはもう酔っ払っておりましたが、そんなことを考えられる場所があることはとても嬉しいことだなと思います。
また機会があれば、ご飯を食べたりしに来たいなと思います。

酔い覚ましに登ったクラスカの屋上はやっぱり気持ち良い眺めでした!


コレばっかりはご縁だけど、いつかここで、ウチキフィルムで撮影してみたいなという思いも強くなりました!


ちなみに我々の結婚式については、こちらの記事をご覧ください。(お時間があれば)↓
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ①打ち合わせについて
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ②ペーパーアイテムについて
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ③挙式について
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ④披露宴進行について
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ⑤写真・ビデオについて




ウチキフィルム 打木 健司
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2017年6月1日木曜日

結婚式の撮ってだしエンドロールで大切なこと

6月に入りましたね。
このブログをご覧頂いてる方の中には、秋の結婚式へ向けて映像についてご検討中の方もいらっしゃるかと思います。

なので、今回は結婚式の映像の中でも定番の一つ、【撮ってだしエンドロール】について考える上で大切なことを書かせて頂きます。


2006年の9月からこの業界で仕事を始めました。
最初に一人で仕事らしい仕事を任されたのは、一ヵ月後(10月)の撮ってだしエンドロールの編集でした。

・撮ってだしエンドロール
・当日エンドロール
・ライブエンドロール

言い方は様々ですが、この10年の間ですっかり定番の演出になりました。

ウチキフィルムだとこんな感じです↓



さて、結婚式のエンドロールで大切なことは何か?
それは【クオリティー】だと僕は思っています。

結婚式の定番演出!


結婚式の定番演出というものは、別にやりたくなければ(必要と思わなければ)やらなくてもいいんです。

ケーキ入刀のないパーティーやお色直しがない時もあります。
お手紙を読まない花嫁だっています。

定番といわれたものも結構なくなったりもします。
媒酌人とかは3回くらいしか見たことがないです。
というか、こんな話をすると媒酌人ってなんですか?と聞かれることの方が多いかも。

僕が撮影を始めた頃は当たり前だったのは、キャンドルサービス。
再入場の後には各テーブルを回ってキャンドルの火をつけて回って、メインキャンドルに火をつけるというイベント。
もちろん今でも現役バリバリな会場もあるかもですが、随分見る回数は減りました。

エンドロール自体、エンドロールと言っても、最近はゲストの名前を上映しないことだって実はかなり多いです。
ウチキフィルムではこの春シーズンにゲストの名前を上映したのは1回だけでした。

結婚式で何か演出をするときには、まずなんのためにやるのか?を考えることが大切だと思う。
【そういうものだからやる】というのは、儀式・挙式の部分だけでいいんじゃないかと思います。

結婚式のエンドロールを何のために上映するのか?


販売のための文句として思い浮かぶのは、
「披露宴の退場後お見送りまでの準備の時間にもゲストに楽しんでいただくため」
ということ。

じゃあ、退場後お見送りまでの準備の時間にエンドロールがないとゲストは楽しめないのか?
そんなことはないです。
2人が退場して、すぐ今日の日のことを隣に座っている誰かと話したくなるような、そんなパーティーにすれば良いんじゃないかと思います。
(それって最高ですよね。)

エンドロールはあくまでもゲストを楽しませるための選択肢の一つ。


撮ってだしエンドロールに期待しているものは何か?


撮ってだしエンドロールの出始めの頃。
すごく単純に挙式の映像がもう編集されてスクリーンに映ってる=「スゲー!」でした。
10年前はそうでした。ただそれだけで感動してもらえました。

次に2つの方向で進化します。

まず一つは収録範囲。
挙式までの収録でも「スゲー」となっていたものが、ジワジワ収録範囲が伸びて、今はお色直し入場くらいまではどの業者さんも対応してくれます。

収録範囲が伸びると、編集の都合上、記録ビデオの素材を使うことに無理がでてきます。
撮ってだし用の撮影が必要になりました。
その結果として収録範囲が伸びたということ以上に大きな変化をもたらしました。
撮って出しのカメラマンは記録撮影から解き放たれて、自由に動き、様々なアングルや構図、たくさんの表情を撮影しはじめました。
そんなわけで人気の演出、定番の演出という地位を固めていきました。

定番になると、当日の映像が上映されている=「スゲー!」とはもうなりません。
そこは感動のポイントではなくなりました。

当日の映像が上映されること自体はもちろん楽しんでくれます。
自分や自分の友人、新郎新婦の姿が大きなスクリーンで映し出されて、それをみんなで見るのは、やっぱり楽しいものです。
でも、それ自体はどの結婚式でも体験できます。
2人の結婚式の出来事として特別に記憶されるものではなくなっています。

そんな現状で、エンドロールを上映する上で大事なことは何か?

大事なのは撮ってだしエンドロールが上映されるということではなく、
【どんなエンドロールが上映されるのか?】です。
もっと言えば、映像そのものが感動的であること、素敵であること、印象的で目が離せないものであることです。

つまりは【映像のクオリティー】の話です。

確かに自分の親しい友人の顔が映っているのは楽しい。
でも、それ以上じゃないと今はいけないのかなと思います。
例えば、友人と一緒に爆笑しているとこって実は見れていない。
だってそういう時は自分も笑っているから。
だから、ぱっと親友が爆笑している顔をスクリーンで見るのはすごく印象に残るはずです。
涙も同じ。
友人が涙している顔をマジマジと見ようとすると気まずいし、そんな人はいないとは思うけど、スクリーン越しならただただ共感できるし、感動する。
大事なのはただ人の顔が映っているだけじゃない撮影・編集がされているか?

もう一つは自分たちが観たことのない2人が映っているか?
基本的には当日エンドロールはさっき観たことが映っている。
悪く言えば新しい情報は少ない。
だから、ゲストが見てこなかった2人の表情やシーンが映っているのかはとても大事な要素です。
ずっと目を離さず見ていたくなる要素です。

2人にとっての撮ってだしエンドロール


次に別の視点で考えてみます。
それは撮ってだしエンドロールを実際に注文するカップルの視点です。

撮ってだしエンドロールはカップルにとって一番早く見れる当日映像です。
それは結婚式の長い準備を終えて、最高の一日を過ごしたその夜にはもう見ることが出来ます。
これは人生の中でも特別な経験です。
その経験は宝物のように大切な時間になることもあるでしょう。

ひょっとしたら、カップルによってはそれが唯一のプロによる当日の映像かもしれません。
そうなるともう、それは結婚式の「演出」ではなく人生の「記録」なのかもしれません。

その次に見るときは、どう見るでしょう?
もっと細かく、情報や記録としても見るはずです。
【こんな結婚式だったんだ】という見方です。
その時に大事になる事は何か?

それはその映像に『何が』『どんなふうに』映っているのか?
これもまた【映像のクオリティー】の話です。

結婚式で自分たちが重視してきた内容が反映されているか?
期待したシーンが期待通りに素敵に映っているか?
もっとシンプルな部分で言えば、自分たちにとっての大切な人が映っているか?
どんな表情で、どんな気持ちでその時間を楽しんでくれたのか?祝福してくれたのか?

当日の全部が映っていなかったとしても、大切な人との記録が映像としてあることが人生の推進力のようなものになるんじゃないかと思います。

撮ってだしを『映像演出』という位置づけ書きましたが、実はそういう枠を当の昔に超えているのかもしれないなと感じているのも事実です。
結婚式の映像の撮影=撮ってだしエンドロールという感覚のカップルも多くいます。

もし、当日の演出以上の何かを撮ってだしエンドロールに抱いているなら、その場合でも大切なものはやっぱり「クオリティー」です。
なぜなら、当日の撮ってだしエンドロールがカップルにとって、手元に残る映像の全てになる可能性もあるからです。


映像のクオリティーは会社やビデオグラファーによって違う!


例えて言えば、スーパーマーケットのパックの寿司も、100円の回転寿司の寿司も、銀座の寿司も、寿司は寿司です。
寿司を作ることでお金を得ている誰かがいるので、全てプロの寿司と言って良いでしょう。
でも、同じでしょうか?

プロ・業者が作るという撮ってだしエンドロールも同じです。
作る業者によって色々と質の違いがあります。
残念ながら、いまだにひどいクオリティーの映像も多くあります。

さらにお寿司と違って厄介なことがあります。
お寿司ならある程度は、価格や看板(販売している場所)で判断ができます。
でも、撮ってだしエンドロールはそういうわけではありません。
会場で販売している、価格も高額な撮ってだしエンドロールのクオリティーが必ずしも良いものとは限りません。
特に秋シーズンは会場・提携会社によっては人手不足でかなりクオリティーが乱れます。
10年前の僕のように9月に撮影会社に入って、10月に現場に出てしまうカメラマンもきっといるでしょう。(笑)

多分ココまで読んでいただけた方は結婚式の映像には興味・こだわりのある方だと思います。
もしそうなら、まず色々な映像を見て自分たちの好みの撮影会社・ビデオグラファーを探すことをオススメします。
全てのカップルがその2人にとって必要で、宝物になるような撮ってだしエンドロールに出会えることを願っています。

9月10月11月のお問い合わせ・ご予約をお待ちしています。
もちろん、夏シーズンの対応も可能ですのでお気軽にお問い合わせください!

ウチキフィルム
打木 健司
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映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...