2017年6月12日月曜日

結婚式場での打ち上げパーティー!(クラスカ)

6月の半ば、アジサイがキレイな季節ですね。
結婚式の会場装花でも使われていたりして、季節感を感じます。

さて、少し前の話ですが、2年半前に結婚式を挙げた会場のプランナーさんからのお誘いがあり、目黒通りにあるクラスカというホテルで結婚式を挙げた元新郎新婦と会場提携のスタッフさん達を集めた打ち上げパーティーに元新郎新婦として夫婦でお邪魔してきました。

こういったイベントははじめての試みだそうですが、大盛況でした!
『みんなクラスカが好きなんだなー』というのがすごく感じられました。

4時間のオシャレでゆるい感じのイベントでしたが、飲み放題が嬉しかったし、おしゃれフードはどれもおいしかったです。
スタッフとの再会という意味では、プランナーさんと司会者さんくらいしか再会はしていないのですが、それでも十分に楽しめました。
僕がパーティーをどんなだったかを書こうとしても、ワインを4時間飲み続けていたので、あまりちゃんと書けそうにありません。
なのでクラスカさんのレポートのリンクを貼っておきます↓
「CLASKA TEAM REUNION」を開催しました!

というわけで、そんな楽しいパーティーでワインを飲みながら感じたこと・考えたことをいくつか書きたいと思います。

①スタッフの幸せについて


担当したカップルと、提携会場でこういう機会がもてるのは結婚式に関わる仕事をする人にとっては幸せな時間だろうなと、うらやましく思いました。

フリーランスになってからは、結婚式の後に担当したお2人とお会いする機会は時々あります。
打ち上げだったり、マタニティーの撮影だったり、ご紹介いただいたお友達の結婚式だったり。
それはとても嬉しいし、本当に幸せな仕事をしているという実感を得られる機会です。

でも、その前はどうだろう?と考えます。
会場提携業者のビデオカメラマンとして働いていた時は年に1回あるかないか、じゃないかと思います。
まぁ、会ったとしてもお客様も僕も多分気づいてない。
というのは、基本的お互いに結婚式当日の1回しか会わないからです。

提携業者と言っても、会場に常駐というわけでもなく、受注のFAXが来て当日行くだけということの方が多かったという事情もあるかもしれません。
打ち合わせもありませんでした。
撮影している側もされている側も、お互い何も分からないまま始まって終わる。
という関係性しか持つことが出来ませんでした。

なので、こういう提携会場のパーティーでちゃんとお互いに誰かを認識できて、話が成立するのは結構幸せなことだよって思いながらワインを飲んでました。


②チームワークについて


ウチキフィルムは【持ち込み】という形で結婚式の映像(時々写真も)を担当してます。映像のチームとしてチームワークを追求することはあります。
でも、他のセクションとのチームワークというのは当日だけでなんとかするという形になります。

もちろん下見の時にプランナーさんに会うので、最低限は情報を共有できてはいます。
ウェディング業界というのはかなり狭い世界なので、【持ち込み】で会場に入っても知人がいることも多いのです。
司会さんだったり、メイクさんだったり、フォトグラファーさんだったり。
人によっては『初めまして!』であっても、あうんの呼吸で超気持ちよく仕事させてもらえることもあります。
とはいえ、いつもじゃない。

かれこれ、提携業者という立場から3年離れています。
だから、チームとして横のつながりがある感じは楽しいだろうなと思いました。

持ち込み自由の会場(=クラスカ)の提携業者ということで、『カップルから選ばれる理由』がないと成立しないから、当然クオリティーが求められます。
そういう馴れ合いじゃないチームワークは楽しそうだなと思います。

どんな形かわからないけど、いつかどこかでそういうチームワークもしてみたいなということも考えていました。


③初心に帰る場所があることについて


もちろん元新郎として思い出すこともありました。
結婚式を挙げたのが2014年の12月でした。
その時は独立したばかりでした。
知人の紹介などで、独立して比較的すぐにウチキフィルムの結婚式映像のコンセプトを形にさせて頂く機会をいただけていました。
その中で【自分自身も結婚式の準備をしている】という、その状況に実は随分助けられていたんだと思います。

ご依頼いただくカップルと一緒に悩んだり、共感したり、作り上げていくという感覚に自然となれました。
そのことによって、カップルとしっかりとした関係性が築けました。
挙式を控えたお2人から当日にお祝いのメールが届いて、すごく嬉しかったのも覚えています。

そういう気持ちを今も忘れずにやってきているとは思うけど、改めて思い出しました。
結婚式の準備でどんなことに困ったのか、結婚式当日の新郎の気持ちとか。
あるいは自分の結婚式の映像を観たときに感じたこととか。
あと、直前に風邪引いて2日前まで声でなかったなとか。

そういうことを経験しなくても、結婚式の素敵な映像は撮ることは出来ると思います。
そういうことを経験していないから作れる映像ももちろんあると思います。
ただ、僕にとってはとても大切な経験でした。

ブライダル業界で働いているだけでは全然気づかないかもしれませんが、結婚式の準備というのは新郎新婦にとって、とっても分かりにくいんです。
それは業界で働いている自分ですら、あまりよく分からなかったというのが実際でした。
宿題ってなに?どこまでやればいいの?ていうかもっと早く言ってよ!みたいなことも結構ありました。
自分が準備の過程で感じた分かりにくさから、自分のサービスについては分かりやすい言葉を使うこと、リスクも含めて丁寧にお話しすることを心がけるようになりました。

でもそれだけじゃ、ただの丁寧な人だなと思います。
だから、既存の結婚式の準備やサービスの中で欠けていると思ったことを実践しています。
結婚式の準備というのは、パッケージウェディングではなくても、今あるモノ・サービス(既製品)から自分に合うものを選ぶという作業の連続です。
でも、それって結婚式っていうシチュエーションと金額が特別なだけで、普段の買い物と違わないんじゃない?ってことです。

僕が結婚式の準備で期待していたのは、多分もっとクリエイティブな何かでした。
自分が経験したことのないサービス。
日常の買い物では与えられないような【特別な何か】でした。

だから、ウチキフィルムはそういうものでありたいと強く思うようになりました。
他の2人では作れない映像を作る、その2人のためだけの映像を作るということ。
その前からそういう気持ちでやってはいたと思いますが、それがもっともっと強くなりました。
結婚式とか、会場がどうこう、持ち込みがどうのじゃなくて、【まずそこに2人がいる】ということから始めたいなと思いました。
特別な2人がそこにいる。
自分が作りたいもの、売りたいもの、結婚式の映像業界の常識はとりあえず置いといて、まず2人が誰で、どんな背景があって、どんなストーリーがあってということを大事にすること。そこから映像を生み出すこと。
毎回毎回、【作る】ということをしています。
そのためには何より2人を知ること、そのために話を聞くことに打ち合わせの時間を割くようになりました。

結果的に僕の作る映像を観たお客様から、あったかい映像ですねとか、やさしい映像ですねと言って頂けることが増えましたように思います。
一番うれしいのは、『本当に私たちのための映像ですね』って言われることです。
それが今の僕の映像であり、ウチキフィルムの映像なのだと思っています。

そんなわけで4時間に及ぶ飲み放題は、初心に帰ると同時に、今の現状について、将来どうしようかと考える良い機会になりました。

このあたりまで考えが行き着く頃にはもう酔っ払っておりましたが、そんなことを考えられる場所があることはとても嬉しいことだなと思います。
また機会があれば、ご飯を食べたりしに来たいなと思います。

酔い覚ましに登ったクラスカの屋上はやっぱり気持ち良い眺めでした!


コレばっかりはご縁だけど、いつかここで、ウチキフィルムで撮影してみたいなという思いも強くなりました!


ちなみに我々の結婚式については、こちらの記事をご覧ください。(お時間があれば)↓
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ①打ち合わせについて
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ②ペーパーアイテムについて
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ③挙式について
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ④披露宴進行について
・結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ⑤写真・ビデオについて




ウチキフィルム 打木 健司
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