7月の終わりから8月に入り、ありがたいことに2017年秋シーズンのお問い合わせを多く頂いております。
年末の時にも感じましたが、結婚式について話を進めるタイミングというのがあるようです。
お問い合わせをいただき最初に確認させていただくのは、
『お2人から会場に対して持ち込みでの撮影が出来るかどうかのご確認はお済みですか?』
ということです。
ある程度、話が進んでから持ち込みNGだったという場合には僕はもちろんですが、お客様ががっかりしてしまうと思うので、まず最初にお聞きしています。
そんなわけで今回は「持ち込み」についてのお話。
会場のムービーサンプルを早めに確認しよう!
もし結婚式当日のムービーにこだわりがあるなら、早い段階でプランナーさんには「ムービーにはこだわりがあって、持ち込みも検討しているので早めにサンプルを確認したい」ということを伝えたほうが良いです。
残念なことですが、結婚式の準備ではこちらがアクションを起こさないと打ち合わせもなしに初期のプラン通り、または直前になって慌てて決めるということも多々あります。
プランナーとの打ち合わせが始まる時期には提携業者のムービーのサンプルと価格を見せてもらうのがよいと思います。
そのサンプルが質的にも価格的にも十分だと思えば、無理に持ち込む必要はないからです。
もし質や値段に問題を感じた場合は、すぐに持ち込みの業者を選定し始めたほうが良いです。
なぜなら、質の良いムービーの撮影業者は正直そんなに多くないし、早めに売切れてしまうからです。
持ち込むことを決めた場合に確認しておきたいこと
①持ち込みNGかどうか?
そもそも、持ち込み業者による撮影が可能かどうかの確認は必要です。会場提携業者の手前、持ち込み業者としてはダメだけど、列席者として席を用意すればOKということもあります。
もし持ち込みNGの会場なら、その辺も突っ込んで確認しても良いかもしれません。
今はインスタを通じて普通にプレ花嫁同士が情報交換していたり、イベントを通じて友達になっていたりするので、お客様ごとの対応は通じなくなってきています。
裏技的な持ち込み方法はすぐに広がってしまうので、持ち込みOK or NGについてはっきりとした対応をするようになってきているのかなと感じます。
②持ち込み料の有無
多くの会場でムービー撮影を持ち込みをする場合に持ち込み料が発生するのが一般的です。
金額は無料~10万円くらいまで様々ですが、3万円くらいが相場かなという印象です。
持ち込みでの撮影をメインにしている業者の中には持ち込み料=悪ということを書いたりする業者さんもいます。
僕自身も今は持ち込みの業者です。
その前はずっと提携業者として、持ち込み料に守られて仕事を貰ってきました。
なので、どちらかに偏ったことを書くのは難しいです。
持ち込み料を設定する理由はいくつかあります。
そこを掘り下げていくとウェディング業界の構造そのものの話になってしまうので、ちょっと単純な方で話をします。
すごくシンプルに、持ち込みの業者を受け入れる会場からすると明らかに仕事は増えますし、リスクも高まります。
「仕事が増える」という意味では、ウチキフィルムの場合は平日に会場の下見と進行についての打ち合わせをお願いしています。
滅多にしませんが、撮影のためにルーティンの変更をお願いすることもあります。
「リスク」という意味では、ゲストから見た場合に持ち込み業者と提携業者の区別もつきませんから、持ち込み業者の粗相=会場の粗相と捉えれてしまうというリスクがあります。
こういったことを無料で受け入れるのは、ちょっと難しいとは思います。
なのである程度は持ち込み料として請求するのは仕方ない部分もあると思っています。
とはいえ『10万円!』くらいになってくると無茶言うなよと思ってもしまいます。
他にもおおっぴらに持ち込み料とは言わないけど、持ち込むことで余分な料金が加算される場合もあります。
例えば、撮ってだしのエンドロールを持ち込んだ途端にプロジェクターやスクリーンが有料になる場合もあるので確認が必要です。
もちろん持ち込み料はなしでという会場も多くありますので、まずは確認するということが大切かなと思います。
③持ち込み撮影時の制限について
次に持ち込みがOKとなった場合のお話です。
全てがOKになるわけではないこともあるので、撮影制限についても確認をお願いしています。
例えば「挙式は着席撮影になります」とか、「ロケーション撮影の時間は設けられません」とか、「ブライズルームは立ち入らないでください」とか。
聞いてみると色々あったりします。
持ち込むことによって撮れないシーンが出てくることはお客様にとってはマイナスでしかありません。
だから制限に納得してから持ち込んで頂きたいと思っています。
たとえ制限があっても持ち込んでくださる場合はとても光栄ですし、その分を何とかして補えるようにと考えて対応しています。
お問い合わせをいただいた際は、まずはこのようなご確認をいただきます。
事前にご確認いただけている場合はとてもスムーズに話が進みます。
その分、撮ってだしエンドロールや2人体制の必要があるときは早いタイミングでより良い条件でサポートスタッフに声を掛けることができます。
結果として、ムービー全体の質が高まります。
本当は最初からお2人のことを聞くことから始めたいのですが、まだまだムービーの持ち込みへのハードルが高い会場も多くあるのでこのような対応となっています。
ハードルが高い中、それでも持ち込んでいただくときには2人にとって最高の映像になることを目指しています。
まだまだ10月~11月の対応可能な日はございますので、まずはお気軽にスケジュールをお問い合わせください。
どうぞ宜しくお願い致します!
ウチキフィルム 打木 健司
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