10月9日と15日はなかなか壮絶なようで、未だに撮影会社の人からスケジュール空いてませんか?という問い合わせを頂きます。
来月だと11月13日と19日かな?
本当に毎年思いますが、10月11月の大安の土日に結婚式のビデオや写真を頼む場合は、指名ができる業者に依頼されることをお勧めします。
とは言っても、結婚式のビデオをどうするかを決めるタイミングはいろいろだと思います。
早い人は式場を決める前から考えているという人もいます。
通常はだいたい3か月前くらいにフェアの受注会のようなものがあったり、個別にビデオ担当のスタッフからの販売目的の打ち合わせがあったりしますので、それくらいのタイミングかなと思います。
で、最終的に確定するのが、結婚式の2~3週間前の最終打ち合わせです。
会場で提供されるビデオのラインナップというのは、結構複雑でわかりづらいです。
受注会のようなフェアで商品を決める場合は説明する担当者によってはさっぱりわからないまま、別にいらないやということで当日を迎えてしまうこともあると思います。
会場によっては2社以上の提携業者が入っていて、それぞれから同じような説明を受けたり、写真とセットになっていたり。
撮影会社で働いている時にはそういう販売ももちろんしていたのですが、ややこしいよなぁー、正直わかりづらいよなぁー、と思いながらやってました。
なので、本日は
【結婚式のビデオを選ぶときに、商品説明してくれる人に何を聞けばいいのか?】
のポイントを6つ挙げてみます。
結婚式のビデオ選びのポイント!
①撮って出しなのか?
そもそものところですね。
『撮って出し』とは当日撮影したものを当日BGMにのせて3~6分くらいに編集して上映するサービスです。
ゲストの名前が流れるエンドロールとして、売っている場合がほとんどですね。
編集に掛ける時間は長くて90分くらい。
撮影素材は納品されません。
多くの場合、当日の音声は収録しません。
収録範囲は大きく分けて4パターン。
・挙式まで
・披露宴乾杯まで
・お色直し入場まで
・花束贈呈まで
※花束贈呈までになると非常にリスクが高いので、ラインナップしない会場が多いです。
注意点としては、お色直しのカラードレスを入れたくてお色直し入場までのプランを選んだ場合はそのことを伝えておいたほうが良いです。
場合によっては、1~2カットくらいしか入らない場合があります。
ちなみにウチキフィルムの場合でいうとこんな感じです。↓
当日はこの映像の左側にエンドロールを流しました。
こんなイメージで会場の人の撮って出しの話を聞けば、そんなに違いはないかと思います。
!以下は後日納品されるものについて書きます!
②どこからどこまで撮っているのか?
まずどこまで撮っているかによって、大きく価格は変わってきます。・挙式まで
・披露宴結びまで
どこから撮影開始されるのかによって商品が細かく分けている場合もあります。
・ブライズルームから(挙式1時間15分前くらい)
・写真撮影から(挙式1時間前くらい)
・挙式から
ブライズルームにカメラマンが入る商品の方が、価格は高めに設定されていると思いますが、見た目とコミュニケーション能力と最低限のマナーを兼ね添えているカメラマンが配置される可能が高いです。
理由はブライズルームの中では単純に新郎新婦と物理的に距離がとても近くなりますし、会話の必要も出てくるので、初めて仕事を依頼する人や仕事初めてすぐの学生アルバイトには任せるのはかなりリスクがあるからです。
③納品される映像の長さは?
・納品時間 3分~15分商品の名前としてはウェディングシネマとか、ダイジェストとか、ハイライトと呼ばれるものになります。
BGMにのせてダイジェスト編集されて納品されます。
こちらもウチキフィルムで言うとこんな感じです↓
ウチキフィルムではウェディングハイライトというサービスになります。
主だったシーンを網羅しつつ、お2人らしさを反映できるように心がけて制作しています。
メリットは尺が短いので、何回でも手軽に見られる。
デメリットは、収録されていないシーンがでてくることと、進行以外の出来事がカットされてしまうことが多いということです。
チェックするポイントとしては、スピーチだったり手紙だったりの音声が収録されているか?
当日の音を使うのかどうかは、実は技術面で大きなポイントです。
録音の管理をしながら、誰が何を話しているのかを把握しながら、印象的な画を切り取っていくにはそれなりの経験と技術が求められてきます。
なので、変なカメラマンが紛れ込む余地は少ないでしょう。
・納品時間60分~120分
記録ビデオ、スタンダードビデオ、ベーシックビデオなどの商品名になるのかと思います。
三脚の上にビデオカメラをのせて、進行表にある内容をもれなく撮ります。
【もれなく撮っている!】というのが最大の強みです。
一人のカメラマンが一台のカメラでもれなく撮ることを前提にしているために、単調な仕上がりになりがちですが、全部残しておきたいという強い気持ちには一番応えてくれるスタイルだとは思います。
プロから見ると撮影のうまい・下手・ヒドイが露骨にわかるのですが、納品されるもののクオリティーの判断はサンプルからは難しいかもしれません。
確認するポイントはゲストにメッセージを聞いてくれるか?それは何人くらいか?テーブルの指定はできるか?というあたりです。
このあたりはカメラマンの質が大きく反映します。
お任せだと10人くらい撮っておしまいというビデオカメラマンもいますし、50~60人くらいの宴席なら全員から撮ってくれるというビデオカメラマンもいます。
なので、最低保証みたいなものは確認しておきましょう。
④何人体制で撮っているのか?
1人で撮るか、2人で撮るかによって撮れるものはもちろん変わってきます。ウェディングの規模や演出によっては2人体制が適切な場合もありますし、過剰な場合もあります。
2人で撮る商品を選ぶ場合は、価格が高めに設定されていますので、なぜ2人で撮ってほしいのかという要望を伝えたほうが良いかと思います。
ウチキフィルムが2人体制で撮るとこんな感じです↓
別々のお支度や100名オーバーの披露宴&サプライズなど盛りだくさんの場合は、2人で撮ったほうが当日の再現性は高まります。
⑤どんな形で納品されるか?
記録ビデオであれば、DVDかブルーレイでの納品になります。ダイジェストくらいの長さだとデータでも納品してくれる場合もあります。
DVDとブルーレイの違いは収録されている映像の解像度や画質なのですが、分かりやすく言うとブルーレイの方が「きれいな映像」が収録されています。
なので、当然ブルーレイの方が価格が高く設定されています。
逆にDVDが特に優れている点が何があるかと言えば、メディアとしての普及率がブルーレイに比べて圧倒的なので、再生機器がなくなる心配がすくない。
また同じ理由でコピーがしやすいので、ダビングも自分で出来ます。
⑥当日担当するビデオグラファーと打ち合わせができるか?
会場提携の業者さんだと、難しいと言われてしまうかと思います。指名料がかかる場合もあるかもしれません。
ウェディングムービーの業界では、常駐スタッフがごくわずかで、受注に合わせて外注スタッフを集めてやりくりしている撮影会社がほとんどです。
基本はギリギリの人員で回すことがほとんどなので、急に飛び込んできた案件に対応するために直前までスタッフの固定はしません。
前日の夕方に担当する案件が変わることも、繫忙期ではよくあることです。
なので、受注と同時に当日の担当ビデオグラファーが固定されるというのは、かなり良心的でマネジメントの行き届いた提携会社ということになるかと思います。
これくらいの基準でプランを決めるとおおむね間違いないのかなと思います。
結婚式のビデオは決して安価なものではないので、会場で用意されているものをよくわからないまま、妥協の末に選ぶよりは、【ほしいものを選ぶ】という意識を大事にしてほしいです。
それが結婚式のビデオに関わる仕事をする人の幸せでもあります。
どうぞ宜しくお願い致します!
ウチキフィルム 打木 健司
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