そんな7月の半ば。
今は学びの時期ということで、先日ウェディングにおけるブランディングとマーケティングのセミナーに行ってきました。
セミナーの中でビジネスをするならターゲットをより明確にしようという話がありました。
ざっくりと20代前半とかではなく、どんな大学を出て、どんな仕事をして、いくらの年収があって、好きなブランドは何で、休日は何をしてという風な具体的な人を設定してブランディングを考えていこうと。
『ペルソナ設定』というそうです。
そんな話を聞いているときに思い浮かべたのは、今まで出会ってきたお客様の顔でした。
ウチキフィルムにはどんなお客様が多いんだろう?と。
独立して3年。
一人ひとりの顔を鮮明に思い出せるし、どんな風に出会って、どんな仕事をしてということも全て思い出せる。
ウチキフィルムのお客様について考えてみた。
全員に共通する点は何だろう?
それが一言で言えればいいのだけど、難しいです。
・おしゃれ
・海外での生活経験がある
・理系
・カメラが好き
のどれかには当てはまるような気がするけど、必ずしもそうじゃない場合もあります。
ちなみに僕はだいたい同じような服を着ているし、海外旅行も行かないし、文系です笑
ウチキフィルムで出来上がる映像はお2人のためだけに作るオーダーメイドなムービーです。
でも、担当させていただく結婚式のスタイル自体はオリジナルウェディングというよりは、王道のスタイルの方が多いです。
ウチキフィルムは私服での前撮りや打ち合わせも必ずするから、当日含めて3回はお会いすることになります。
全然お手軽なサービスじゃないんです。
申し訳ないけども、新婦のモチベーションだけでは成立しないサービスです。
だから、理解があってスケジュールも調整してくれる男前な新郎さんが多い。
それは本当に助かっています。
お問い合わせや細かなやり取りも、新郎がメインで、ということも多いです。
自分たちには個性がないとか、自分たちにはキラキラしたストーリーはないですと、謙遜するカップルも多いです。
でもお2人のお話を聞くと、とても詳しく楽しくお話をしてくれます。
イメージが溢れて今すぐに撮りたくなるような、そんなカップルが多いです。
ウチキフィルムのお客様に共通することは?
結婚式のビデオ業者を外注で探すのは2つの理由のいずれかだと思います。
①結婚式のビデオは欲しい。でも、提携業者の金額に納得がいかない。
②結婚式のビデオは欲しい。でも、提携業者のクオリティーに我慢できない。
どっちもという場合もあると思います。
その中でウチキフィルムのお客様が皆さま理解していたことがあります。
それは結婚式のビデオが『どれも同じ』ではないということ。
人が人を撮るのだから、『誰が撮るか?』はとても大事だということ。
それは共通しています。
そういう人の雰囲気や考え方というのも共通しています。
『自分達らしさをしっかりと持っていて、自分達にとって何が大切か?を知っている人』
それがウチキフィルムのお客様の共通点です。
今はどういう年収のお客様に出会いたいというのは正直想像がつかないです。
でも、今まではちゃんと会うべきお客様には出会えているんだと思っています。
お客様にとってもそうなんじゃないかとも思っています。
これからやるべきことはもっと目立つこと。
結婚式の準備というのは予算と見積もりの整合性を考えたり、住所や肩書きのリストを作ったり、とても現実的な作業です。
子供の頃、図工が得意だった人には手作りするものがあって楽しいかも知れないけど、そうじゃない人もいます。
そんな中でビデオグラファーと一緒にアイデアを出し合って映像を作って行く作業ってのはかなり面白い経験なんじゃないかと思う。
お客様の中にはカメラで撮られるのが苦手な人も多いけど、演技をしてもらうわけではないから、大体なんとかなります。
そんな体験を通して、映像というものが自分たちを表現できるツールの一つだということを知って欲しい。
映像は受け取るだけじゃなくて、作ったり、共有したり、発信するモノであることを体感してほしいと思っています。
そういう体験をしてくれる人を増やしていくことが自分にとって、ウチキフィルムにとって大切なことだと思っています。
うーん、これはビジネスの話ではないな。
ドンドン離れていきますね。
まずは学んだことを素直に生かして、少しずつ目立って、より多くの特別なカップルに出会いたいと思います。
そのためにはできることの全部をやっていこうと思っています。
どうぞご期待ください。宜しくお願い致します!