2017年9月7日木曜日

結婚式のムービー撮影のお打ち合わせについて

9月7日。
9月に入って一週間ですが、長袖を着る日も多くなってきました。
秋シーズン到来という感じですね。
個人的には11年前にウェディングの仕事を始めたのが9月なので、新学期が始まったようなそんな気持ちを毎年感じています。

土日は撮影に出ていることが多いですが、平日は8月の後半にお問い合わせいただいたお客様とお打ち合わせの段取りをしています。
そんなわけで今日は打ち合わせについて書きます。


打ち合わせについて


ウチキフィルムではお問い合わせを頂いてから、まず最初に必ずお打ち合わせをお願いしています。
お問い合わせを頂くタイミングというのは結構バラバラです。
挙式の半年前とひと月前ではかなり状況が異なります。

半年前だったりすると、当日のことなどはあまり決まっていないことが多いです。
でも、出来るだけお早めにお時間を頂いて直接お話しをするお時間を頂いています。

それはなぜか?


結婚式のムービーは誰が撮っても同じではありませんし、誰を撮っても同じにはなりません。
少なくとも僕はそう信じています。
ホームページのサンプル映像をご覧いただけるとご理解頂けると思いますが、ひとつとして同じ仕上がりにはなっていません。

人が人を撮っています。
人と人です。
そこにはどうしたって相性みたいなものもあると思います。
今のところ、お会いしてみて『なんか違いました』ということはありません。
でも、一応会ってみないと分からないですよね?不安もありますよね?と思うのでまず打ち合わせをしてみるということをしています。
もし相性が合わないなら、なんか違うなと思ったら、我慢する必要はないと思います。
結婚式のムービーは我慢して撮ってもらうものではありません。

だから、もしお会いしてちょっと合わないとなった時には一度立ち止まることも大事だと思います。
でも、ウチキフィルムと同じような結婚式のムービーを作る業者はあんまりありません。
業者を選び直すことになったら早いほうが良いと思っています。
だから、まずお会いして人間を見てもらって、サービスを知ってもらうということ一番はじめにしています。

打ち合わせの段取り!


少しだけウチキフィルムの打ち合わせの段取りを紹介しておきます。
まずスケジュールと場所を決めます。(当たり前すぎてすみません!)

スケジュールについて


スケジュールに関しては平日の夜にお願いすることが多いです。
土日は結婚式当日の撮影や前撮りをしていることが多いので、そのようなお願いをしています。
ただ、平日どうしても難しい場合は土日で調整することもあります。
その際は撮影のスケジュール次第での調整をお願いしています。

掛ける時間は平均すると1時間30分くらいです。
長いときは長いです!
(脱線しちゃった場合ですが…)

場所について


打ち合わせはお2人の都合の良い場所を指定してもらっています。
職場近くだったり、お住まい近くだったりが多いです。
単純にそのほうが2人にとって便利だろうというのが一番の理由です。
ただそれだけではなく、浅草に住んでいるとか、東京駅の近くで働いてるとか、なんとなく2人の世界に触れておくというのがウチキフィルムのウェディングムービーを作る上では大切かなと思っています。
個人的にはそんな口実をつけて、いろんな降りたことのない駅の周りを探検するのも好きだったりもします。

何を話すの?


お打ち合わせで話す内容はケースバイケースです。
まだご注文の意志が固まっていなくて、とりあえず話を聞いてみたいというカップルもいます。
逆にご注文の内容まで固まっていて前撮りでやりたいことまで決まっているという場合もあります。

どちらにしても、まずはサービスと今後のながれの説明をします。
ある程度こちらの事をお話ししたら、お2人のことを伺っていきます。
お2人の馴れ初めを聞いたりもするので、司会の人の打ち合わせに近いかもしれません。
結婚式のことも大枠を聞きます。
内容によっては2人のカメラマンで撮ったほうが良い場合もあるのでそういうご提案もしたりします。

ご注文の意志がある程度決まっている場合は、前撮りのスケジュールを合わせて、撮影内容を決めます。
すぱっと決まることもありますし、腕を組んで考えてしまうときもあります。
でも、楽しい時間です。

結婚式当日の細かなお話はもう少し結婚式が近づいてから、改めてお時間を作ってさせて頂きます。
打ち合わせを2回するのはお客様にとって面倒かもしれませんが、
決まっていない内容を話すのは無理があるので、そのような形をとらせていただいています。


打ち合わせが大切である理由。


お客様のために大切である理由も、もちろんあります。
結婚式の当日にいきなり会った事のない人間がブライズルームへやってきて、「笑ってください」とか言われるのは出来る人と出来ない人がいると思います。
僕は知っている人に自分の結婚式を撮ってもらったので、参考にならないかもしれません。
でも、事前に何度か会って、話したことがある人がその場にいてくれるのは安心して当日を楽しめる要素のひとつだと感じました。
特に新郎はメイクリハとかしないから、メイクさんとも仲良いわけではないし、朝一のブライズルームは微妙に落ち着かないです。


もちろん作り手側の事情もあります。
会場提携のビデオ屋さんの場合は、当日担当するビデオカメラマンが打ち合わせを出来ることは極めて稀です。
当日進行表を見て、撮影する2人の名前と結婚式の内容を知るということも多々あります。

それでも既製品としてのビデオは撮れます。
2人の意図を感じ取って、素敵な映像が作れる場合もあります。
ただそこに確信はありません。
たまたま正解だったということです。
経験を積んで、センスを磨けば、その正解率は高まるでしょう。
何も言わずに二人の意図を感じ取って形にするのは、なんだかとても『プロっぽい』です。
そこにプライドを持っているカメラマンもいるかとは思います。
(時々、大手で撮影している同業の方とお話するとそういう気迫みたいなものを感じます。)
でも、僕は「たまたま」正解が撮れている必要は全くないと思っています。

シンプルな話。
必要な情報を事前に全て知っておいて、するべき準備をして、撮るべきものを確信を持って撮影して、編集した方が良いと思っています。
その上で経験やセンスを活かしたほうがずっと良い。
その上で悩んで迷ったほうがずっと良い。
本当のプロってそういうことだと思っています。
打ち合わせは結婚式の当日に『プロとして仕事をするための大切な時間』なんです。

そんなわけでどんなお客様にもまずお打ち合わせにお付き合いいただいています。

ウチキフィルムでは、まずお話だけ聞いてみたいという形のお打ち合わせも承っております。
10月、11月についても対応可能な日も数日ございます。
2018年のお問い合わせもすでに承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください!



ウチキフィルム
打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑



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