2015年12月27日日曜日

ウチキフィルム2015 6月(結婚式の持ち込みビデオ撮影)

クリスマスも終わって、もういよいよ年末です。
街ではカマボコがたくさん売られています。
そして今、年賀状を書いています。
元旦に間に合うかは分かりませんが、遊び心のある年賀状にはなっていますので、
見てみたいという奇特な方はお問い合わせください。

6月

さて、今年の6月の話。
6月は書きたいことが色々ありすぎてまとまらないのですが、やっぱり撮影事例について書きます。


持ち込みNGの会場


5月のはじめ頃に一度お問い合わせ頂いたのですが、会場側の持ち込みNGということもあり、話が進むことがなかったお客様から、6月になり再び、お問い合わせを頂きました。

持ち込み業者はNGなので、列席者としてなんとか撮って欲しい。
とのこと。

…持ち込みカメラマンの『お友達』作戦については色々と批判があります。
プロとして恥ずかしくないの?とか
嘘ついてまでお金儲けしたいの?とか

そりゃ、プロとして扱ってくれたほうが良いに決まってます。
お客様から指名されているプロとして、プランナーと直接話せたほうが色々と都合がいいし、やっぱり嘘はつきたくない。
でも、ウェディングビデオグラファーの究極の目的は映像を通して結婚式を挙げた2人の人生を豊かにすることです。
僕としては、自分とお客様が納得のいくクオリティーのムービーが提供できて、お客様が喜んでくれれば、その過程は何でもいいです。

逆にお友達ならOK、業者はNGって理屈は何なんでしょう?
たぶん誰かへの言い訳なんだ思いますが、本当によくわからない。

さて、話を戻すと、6月の仏滅の日曜日の挙式のお客様でした。
スケジュールがぽっかりと空いていたので、3週間前になんとか撮る方向で進み始めました。
お打ち合わせもぎりぎり挙式1週間前になんとか直接お会いできました。

お打ち合わせでは、6月になって急に話が進んだことについて伺いました。
その理由は、持ち込むことを会場側との成約条件にまでしていたスナップカメラマンさんが骨折をしてしまい当日の撮影が出来なくなってしまったことが原因でした。
その代わりになる何か特別なものとして、ウチキフィルムを選んで下さったようです。
一度、同じ会場でご一緒させていただいてFBでの繋がりもあり、そのカメラマンさんの骨折については知っていたので、妙に納得しました。

この段階で学んだことは2つ。
・会場との成約段階で検討してもらう、条件にしてもらえるレベルのカメラマンになることが大事。
・カメラマンが怪我や病気をすると、本人だけでなくお客様も大変。


結婚式の指輪の撮り方
(「友人」として、お二人の客室で撮った1カットです。)

打ち合わせを大切にしています。


さて、打ち合わせはお二人の住む街のカフェで、一緒に夜ご飯を頂きながら行いました。
なんだか、3~4時間ずっと話してました。
とにかくヒントが欲しいなと言う気持ちと、友人・知人という嘘を嘘のままにしたくない気持ちで。
その中でヒントというか、一つモチベーションを見つけることが出来ました。
それは挙式後に新郎がアメリカへ単身赴任されるということ。

結婚式の素敵な思い出を残したいという気持ちの根っこを見つけられました。
とても共感できるし、力になりたいと思いました。

フリーランスが素晴らしくて、提携でやってるカメラマンが駄目だなんて言いません。
駄目なフリーランスの人も知っているし、提携でやってる素晴らしい人も知ってます。
「人」が「人」を撮るんです。
だから本質的にはどっちでもいいし、なんでもいいと思います。

僕も人並みに自意識というものがあります。
この世に一つしかない特別な才能が自分にあるとは思いませんが、少なくともたくさんの撮影会社の中からウチキフィルムを見つけていただいてご依頼頂いたお客様にとっては、特別なビデオグラファーでありたいと思います。

自分がその結婚式を撮る目的は何か?
いつも考えていたいと思います。

6月のこの案件を期に、いっそう持ち込みNGとはなんなのか?について知りたくて、8月に持ち込み問題をテーマにしたウェディングシンポジウムにも参加してみました。
それについてはまた後日書いてみたいとおもいます。

明日は忘年会をします。
それでは!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

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