少し落ち着くかなと思っていたのですが、ありがたいことに七五三の撮影やエンゲージメントムービーの撮影などなど慌しく動いています。
七五三の映像はできれば年内にお渡しして、お正月にご家族で観て欲しいなと思っています。
さて今年を振り返るシリーズ。
3月。
結婚式の記録ビデオの廃止
思うところがありウチキフィルムのラインナップをこっそりと変更しました。
具体的に言いますと、結婚式の記録ビデオをオプションの中から削除しました。特に今まで誰からも突っ込まれなかったので、ここで自分で書きます。
記録ビデオというのは、結婚式・披露宴の進行を丸ごと1台のビデオカメラで収録して2時間にまとめたものです。
かつては「結婚式のビデオ=記録ビデオ」のことを言いました。
さてそんなド定番商品を削除した理由はいくつかあります。
大きく三つ。
①『会場提携』と『持ち込み』での差が出にくい。(むしろ不利な要素しかない)
記録ビデオは文字通り、記録することに価値があります。その意味では持ち込みで撮影制限がある中で撮影することは、そのまま価値が下がることを意味すると思います。
特に挙式シーンについてはどこに三脚を置けるが決定的な意味を持ちます。
『持ち込みでも、客席からでも十分撮れますよ!』というのは、本当に価値のあるものを求めるお客様の利益にならないと判断しました。
②カメラマンが多すぎる問題を発生させたくない。
以前、何かの機会で書きましたが、最近の結婚式はカメラマンが多すぎると思っています。ブライズルームにいてもいいカメラマンはMAXで2人かなと思います。
フォトグラファーとビデオグラファーが各1名。
経験上、3人になると途端に撮りづらくなります。
それはブライズルームだけでなく、全ての進行においても感じてしまいます。
完全に違うところを狙うのであればいいのですが、同じところを3人以上のカメラマンが狙う状況というのはナンセンスだと思います。
(役割が違うから仕方ないというのは、撮影会社側の都合でしかないと思っています。)
③ハイライトをセカンドカメラマン(2カメ体制)で撮ることでほとんどシーンが記録できる。
ハイライトの撮影時、セカンドカメラマンにはスピーチであれば、スピーチの全てを撮ってもらっています。新婦の手紙であれば、新婦を撮ってもらいます。
なので、その映像にメインカメラマンの映像をミックスすれば、披露宴については2カメの(ほぼ)記録ビデオが出来上がります。
セカンドカメラマンについては基本的に結婚式の記録ビデオのスキルも持っている人にお願いするので、記録としても見れる映像を撮ってきてくれます。
ほかにも、そもそも記録ビデオを撮るためのカメラを持っていないとか、機材を運ぶための車を持っていないとか。
色々とありますが、とにかくウチキフィルムは記録ビデオを廃止しました。
(元々記録ビデオを何年も撮ってきたものとして、記録ビデオそのものを否定はしませんが、在り方については思うところはたくさんあります。)
(一人で撮影する場合も、謝辞や花嫁のお手紙はなるべく全収録を心がけています。)
4月。
音源の適法利用について
無料で登録できる期間というので、お試しというか念のため。
その後、アイサムのホームページにリンクを貼って頂きました。
ホームページにリンクをされて何か効果があったか?と言えば今のところあまりないです。
2件くらい、著作権に絡んだお問い合わせを頂きました。
2015年に入って、音楽著作権について会場側の認識が変わってきました。
専門式場だと、ゲストが作ってくる余興のムービーにも著作権をクリアすることを求めていたりします。
リンクからのお問い合わせであったのは、まさにこのケースです。
…以前を知っている人間からすると、ちょっとびっくりです。
もう一つのお問い合わせはアイサムの音源を選べる代わりに結構な手数料を上乗せさせられるというご相談のケース。
なにをどう計算すれば、一曲3万円になるんだろう?
完全に便乗してますよね?なんか悲しくなりました。
ただ、ユルユルな会場は以前のままです。
レストランは比較的ゆるくて、ホテルは意外としっかりしてるという印象です。
以前、ミスチルの話をブログで書きましたが、結構多くの会場で行われている特別な対応があるみたいです。
それは編集は音楽に乗せて編集をして、最後書き出しやDVDにするときに無音で制作して、そのDVDと指定の曲のCDを同じタイミングで上映・演奏するという裏技。
…なるほど。
本当にそれでOKなのか?どうかは別にしてそういうこともあるようです。
ウチキフィルム2015年の春についてのお知らせはこんな感じです。
実際にホームページやラインナップについては本当に難しいです。
今も記録ビデオのお問い合わせをいただくこともあります。
考えても答えがないことかもしれませんが、改善点はまだまだたくさんあるなぁと思います。
これからも少しずつ修正していきます!
ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ
考えても答えがないことかもしれませんが、改善点はまだまだたくさんあるなぁと思います。
これからも少しずつ修正していきます!
ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ