2015年11月30日月曜日

機材のお祭りに行ってきました。

もう11月が終わってしまいます。
今月は全然ブログが書けていませんが書きたいことはたくさんあります。

少し前の話。
先日、ウェディング業界の一番忙しいタイミングで、幕張メッセ(という都内の人からはちょっと遠いところ)で開催される映像機材の祭典『インタービー』に行ってきました。


※今日の話題は機材についてのお話なので、結婚式についての情報は特にありませんので、あらかじめご了承ください。
と言っても、映像関係の人が読んだら怒られそうなことも書いてしまうかもしれません。
個人の感想として読んで頂ければと思います。



…広かった。やっぱり広かった。
ここ5年くらい毎年行ってますが、広すぎて途方にくれます。
そして、なにか溢れかえっている。いつもそう。
何から見ればいいか分からない。
まとめた記事とか後で読めばいいんじゃないか、その場でいつも立ちすくむ。

DJIのOSMO。

特に触りたかった。周りがすごい勢いで飛びついているのでやっぱりチェック。
超便利だし、超楽しい。こけしの形をした8万円の高級おもちゃ。
音がキーキーする。


DVX200

シャア専用な見た目がかっこいいし、好き。
普通に使いやすそうだし、ログでも撮れるし、お金があれば欲しい。(だいたいのものはお金があれば欲しい。)
でもやっぱり4Kってクロップされちゃうのねって感じ。


リーベックの40センチのスライダー。

いまさらだし、何度か触ってるし、システム5とかでも触れそうだけどチェック。
60センチがつらいなと思い始めているので、サイズとしては完璧。
前に触った印象より重く感じたけど、欲しい。


ロケ弁グランプリ?

毎年、食事に困っていたのですごく良い企画でした。
来年もぜひやって欲しいです!
スペースの半分くらいこれでも良いです。


で、次が本題かな。

HDR(ハイダイナミックレンジ)

多分今年の目玉なのかな?
ソニーとかキャノンとか大手でブースを設けて展示していました。
モニターの階調の幅が広がって、映像表現がすごくできるようになるよっていう話。
だからとりあえずログで撮っておこうねっていう。

モニターを変えていくということは、撮って出しの状態でログにLUTあてたくらいの映像が撮れるカメラがそのうち出るんでしょう。

ハンディーカムで運動会を撮るお父さんがログで撮ってダビンチで編集するなんて世界にはならないだろうし。
かといって、ハンディーカムだから階調が駄目なんだっていう状態じゃ、今時誰もビデオカメラ買わなくなるだろうし。

…果たして、出来るんだろうか?
出来るんならログ、ログって言う前にそっち先やってくんないかな。
っていう、限りなく民生レベルな感想を抱いてしまいました。
全力で開発している方には申し訳ない感想ですが…。

4Kがどうせ8Kになるなら、はじめから8Kにすれば?という素朴な疑問と同じで、
そういう段階を飛び越えたものを生み出そうって、ならないのかな?

…まぁ、しょうがない。

とにもかくにも、本当回りきれないというか、嫌になるくらいたくさんの情報や機材を実際見れるのはやっぱりとても楽しかったです。
来年もぜひ行きたいなと思います。
朝から行って弁当を2つくらい食べたい。

でも本当は、インタービーなんて行ってられないくらい忙しいともっと嬉しいです。



ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2015年11月20日金曜日

おいしいお酒が飲める日。(ウェディングハイライトについて)

暖冬といいつつも少しずつ寒さを感じる日も増えてきましたね。
昨日ボジョレーヌーヴォーが解禁されて、その日のうちにさっそく頂きました。
もうそんな季節。
毎年この時期になると忙しさのせいか、年末に誰とどこに飲みに行こうなんてことを楽しみにしています。

さて先日ブログで、グランドプリンスホテル高輪での撮影について書きました。
お2人のオーダーは再入場までの当日撮ってだしエンドロールと披露宴結びまで撮影して後日編集するウェディングハイライトでした。

撮ってだしのエンドロールは当日にご覧頂き、大変喜んで頂けました。

そして、約1ヵ月の納期を頂き、ウェディングハイライトを先日納品しました。

作り手の気持ち


…納品して数日は、毎回ドキドキしてます。
ウチキフィルムのハイライトはその2人に合わせて、毎回構成も違いますし、テーマも違います。
作業初日はほとんど何も進まないくらい、色々な可能性を探ります。
出来る限りのことをして納品はしているけど、僕の出来る限りは足りているだろうか?
映像のテーマはしっかり伝わっているだろうか?
期待以上の驚きはしっかりあっただろうか?
2人の目で見たときに映して欲しくないシーンはなかっただろうか?

解決のしようのない、無数の不安がこみ上ます。
けれど、作品を作るというのはそういうことです。

いつも撮っている会場で初めて会う新郎新婦をいつも通り撮る仕事とは全然違います。
提携会場の撮影会社の商品ではなく、他のどの撮影会社でもなく、ウチキフィルムを選んでくれたお客様の期待に出来る限り応えたいと思っています。

そんな気持ちで今回も作りました。

グランドプリンスホテル高輪での結婚式

お客様のご感想

納品して数日、こんな内容のメールを頂きました。

『すごく素敵な仕上がりで、当日の感動がこみあげてくるものでした。
本当に少しでも多くの新郎新婦が、一番幸せな一日を想像できるように、
そして打木さんの作る作品で感動を何度でも思い起こせる幸せな夫婦が増えてくれることを願っています。』
(一部中略)

いやぁ、嬉しい!
実に嬉しい!
幸せだ!

そしてこんなメールを頂いた後に飲むお酒は最高においしい!
これからもおいしいお酒が飲める日が増えるように頑張っていきます。


ウチキフィルムのウェディングハイライト!
↑リンクを貼ったのでよかったら観てください。


ウチキフィルム 打木 健司
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2015年11月9日月曜日

仏滅の過ごし方

お疲れ様です!
10月~11月はウェディングシーズン真っ盛りです。

学園祭のお仕事


9月~11月の土日は特に忙しくさせて頂いておりますが、そんな中でもやっぱり仏滅はスケジュールがぽっかり空いてしまう事があります。
そんな仏滅の11月1日にご縁を頂き、結婚式ではないお仕事をしてきました。
大学の学園祭のイベントを撮影して、編集して、最後にイベントホールで上映するというお仕事。
いわゆる『撮って出し』です。
結婚式のビデオグラファーの力をそのまま発揮できるお仕事だったので、楽しくやらせて頂きました。

今まで考えたこともなかったですが、どうやら今は学園祭シーズンでもあるらしい。
渋谷の駅から近くにあるアジアからの留学生を多く受け入れている学校で、多国籍な雰囲気は画的にいい感じでした。
カメラに対するリアクションもとても好意的で、こちらが撮りたい意志を伝えると喜んで応じてくれました。

カラオケ大会やファッションショー、バンドの公演、ダンスなどのイベントを盛り込みながらも、
学生さんたちがなるべく多く、なるべくいい表情で映るような撮影・編集を心がけました。

撮ってだしの原点


実際、学園祭の終わりに学生を集めて上映をする場にも立ち合わせてもらいました。
学園祭で撮ってだしをするのは初めてでしたが、なんだか懐かしい気持ちになりました。
スクリーンにさっきまでの光景が映る、自分が映る、友達が映るというただそれだけで、学生たちは歓声をあげたり、笑ったり、驚いたり、恥ずかしがったり、とてもストレートな感情を表に出してくれました。
留学生が多いから、学校行事へのまとまりみたいのは全然ないと担当の方は嘆いていましたが、ムービーが流れていたその時は一つになっていたように感じました。
撮ってだしを上映して、こんなに素朴で純粋なリアクションはもう何年ぶりだろう。
『10年くらい前の撮ってだしってこんな感じだったよなぁ』と年寄りのように感じてしまいました。

もう日本の結婚式の撮ってだしは定番になってしまって、上映されるだけでは驚かないし、本当にクオリティーだったり、個性だったりの勝負になってきています。
そういう真剣勝負もいいけど、たまにテーマとか、ストーリーとか、感動とか、新しい機材とかじゃなくて、ただみんなが楽しむだけのこんな上映もいいなと思いました。

結婚式の撮ってだし
(結婚式での撮ってだしの風景。ウチキフィルムの場合は前撮りしたシーンも入ります。)

その後、結局撮ってだしって何だ?ということを色々考えましたが、それはまた後日、閑散期にまとめてみたいと思います。

サンプル利用など公開が出来ないのは残念ですが、今はもっといろんなシーンで撮ってだしをやってみたいなと思います。
そういう広がりも作っていきたい。
どんなイベントでも受け付けています。
お気軽にお問い合わせください!

ウチキフィルム 打木

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2015年10月27日火曜日

浅草神社での七五三出張撮影

早いもので、10月もあとわずかですね。
肌寒くなってきたので、我が家は早くもコタツを設置しました。
さて、本日は結婚式以外の撮影のお話。
ウチキフィルムでは結婚式の撮影以外にもさまざま映像の制作を行っています。


七五三撮影


先日、今まさにシーズンの七五三のお参りに同行して、ムービーと写真の撮影に行ってきました。
写真の担当は妻です。夫婦で撮影しました。

七五三出張撮影

七五三出張撮影


今まで一般の個人にスポットを当てた映像制作なんて、結婚式だけでした。
ウチキフィルムでは、その枠を広げていきたいと思っています。
今年はまだ数えるほどですが、少しずつ撮影機会を増やして行きたいです。


人生を記録すること

  
今年の夏に制作させていただいた結婚式の生い立ちビデオの素材の中に新婦のお父さんが撮ったホームビデオの映像がありました。


VHSで保存されていたものをDVDに変換した映像はフルHDに慣れた目にはザラザラとしていてキレイな映像とは言えないかもしれません。
手振れ補正だって効いていません。
でも、大事なことは、画質がキレイとか、ブレてないとか、そうじゃないなと思いました。

ただそこに、誰かを思って撮影された映像があることの素晴らしさを感じます。
動いて、喋いて、手振れにさえも撮る人の息や感情を感じる。
お父さん、お母さんがどんな気持ちでその映像を撮っていたのかを、直球で想像することができて、編集していてあたたかい気持ちになりました。

こんな映像を僕は撮れているだろうか?と思います。
こんな映像を撮りたいなと思います。
その時間、その場所にあった感情が、何度でも湧き上がるような映像を作って行きたい。


子供を撮影する上で大切なこと


七五三の撮影で気をつけていることは、二つあります。
一つはもちろんご両親の目線で子供を子供らしく撮る事。
もう一つは、いつか大きくなった子供たちが見るときのことを考えて撮る事。
父親や母親がどんな気持ちで自分たちを見ているのか分かるように撮る事です。

そんな気持ちで撮影したムービーがこちらになります。


七五三シーズンはまだまだこれから本番ですね。

ぜひぜひお問い合わせをお待ちしています!

ウチキフィルム 打木 健司

2015年10月23日金曜日

グランドプリンスホテル高輪・貴賓館での結婚式の撮影について

結婚式シーズン、いい天気が続いて嬉しいかぎりです。
最近、自分の結婚式の体験談ばかり書いていますので、この辺で仕事の近況報告。

先日、ウチキフィルムでご依頼頂き、持ち込みカメラマンという形で、グランドプリンスホテル高輪で結婚式を撮影をさせて頂きました。

『貴賓館』というクラシカルな雰囲気溢れる建物がとても魅力的な会場です。

結婚式場グランドプリンスホテル高輪貴賓館

実は撮影会社にいた頃に少しだけ提携していたので、1、2回撮影をしたことがありました。
ソニーのDSR300というカメラを担いで、記録ビデオを撮っていたのでかなり前の話です。

その頃は右も左も分からないぺーぺーだったので、今回改めて事前の下見とプランナーさんとの打ち合わせをさせて頂きました。


しっかりした対応をしてくれるホテルウェディング


事前にお伝えしていた要望としては、披露宴会場のマイクの音声をミキサーから直接レコーダーへ収録させていただくことでした。
これ、持ち込みカメラマンとしては結構高いハードルなんですが、OKでした。
なんの問題もなく、披露宴の音声を全て収録させて頂きました。
しかも当日の入り時間から5分程度でセッティング完了

持ち込みカメラマンにはそういった対応してくれない会場が多いです。
OKでも、当日の音響さんがバイトでいつもと違う設定が出来ないことも多々あります。
それが、今回はたった5分で完了。素晴らしい!

もうひとつの要望は下見の際に確認したメイクシーンの撮影場所の変更でした。
メイクシーンは通常、ブライズルームという花嫁専用の個室で撮影します。
ただ、規模の大きなホテルウェディングの場合は美容室で数人の花嫁が同時進行で準備することがあります。
男性カメラマンはおろか新郎も入室NG。
ただメイクシーンは撮りたい・残したい。
会場側もなんとか要望に応えたい。
という場合に、別室を用意して、いわゆる『ヤラセ』、フェイクでメイクしている風のシーンを撮ることがあります。
今回はまさにそれでした。
下見の段階でそのお部屋を見せて頂いたんですが、はっきりと『イマイチ』でした。
グランドプリンスホテル高輪
(通常はココで撮影となるようです。美容室を出てすぐ、写真スタジオの隣と便利ですが…)

貴賓館のいくつかあるお部屋のどれでも良いから、そっちで撮りたいなというのが正直な感想で、その場で率直にプランナーさんにお伝えしました。


グランドプリンスホテル高輪貴賓館

貴賓館だとこんな感じです

前後の挙式の関係もあるとは思いますが、今回に関してはOKを頂けました。
ルーティンよりも2のことを優先してくださるプランナーさんで良かったです
送賓終わりでご新婦様からお礼の言葉に涙ぐんでいたのが、とても印象的でした。

当日の撮影全般についても、スタッフの皆様も丁寧に接して頂き、とても気持ちよく撮影させていただける会場でした。

今回オーダー頂いたのは、お色直しまでの撮って出しのエンドロールとラストまで撮影して後日編集するハイライトです。

撮ってだしエンドロールはこんな感じで仕上がりました!
2015.10.12 Same Day Edit
ハイライトはいつもあーでもないこーでもないと数日模索するので、絶賛編集中です。


まだまだ結婚式シーズンは続くみたいです!
引き続き、お問い合わせお待ちしています。


ウチキフィルム 打木健司

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2015年10月16日金曜日

結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ⑤写真・ビデオについて

10月の16
10月はあと半分です。
ウェディング業界的には先週のバタバタが一段落して、もう週末と言った感じでしょうか?
まだまだ結婚式のシーズンは続くみたいです!

本日も結婚式の体験談の続き。
準備・挙式・披露宴と来て、残るもののお話。
つまり、写真とビデオの話。

さて、私たちは結婚式のカメラマンです。
私はムービーの、妻は写真の。
なので、この項目こそ書くべきことかなと思います。

カメラマン選びで重要なこと


写真は妻の友人に頼みました。
妻の所属していた写真塾の同期の方です。
ニコンのF3というカメラで、フィルムで撮ってもらいました。

ムービーは私のほうの仕事のつながりのあるビデオグラファーに頼みました。
馬場秀樹さんという方で、普段は名古屋のほうで『SUNAO』というウェディングムービーのブランドの代表をしています。
社員時代に色々と助けて頂いたご縁でお願いしました。
理由はいくつかあります。
・クオリティーと作品のテイスト。
・この人にカメラを向けられても、嫌な感じは絶対しないだろうなという人柄と距離感。
・多分、自分と違ったロジックでムービーを作っている感じがするところ。

カメラマン選びについて、知人に頼んだという点では参考になることはあまりないかもしれません。

ただ唯一、誰にも共通して大事だと思うのは、
「撮影前に2人でカメラマンに会える」ことですね。
それだけで当日の始まりが違います。
それは撮影する側にとっても同じだと思います。
撮影当日に『はじめまして!』はやっぱりお互いシンドイですよね。


感想

写真について

普段見ている婚礼写真のほとんどがデジタルなので、最初フィルムの風合いに、思いがけず違和感を感じてしまったのが面白かったです。
フィルムとデジタルってやっぱり全然違うものだなと実感しました。
時間が経って見ると、SNSやいろんなとこで見慣れたデジタル一眼の画との違いがあることで特別な感じがして、すごく好きです。


クラスカの結婚式
(ブライズルームで何をしていいのか分からなくて途方にくれる新郎の写真)

ムービーについて

仕事柄、どんなムービーを見ても客観的に突き放して見るクセがあります。
どう撮っているとか、どういう構成になっているとか、ここの繋ぎはどうこうとか。
でも、それは新郎目線でも何でもないので、ここでは割愛します。
自分の結婚式を撮ってもらったものを見て、理解したことを一言だけ言います。
それは、『ウェディングの映像はどんなものも、本人たちにとっては全て愛すべき記録である』ということです。
いらないシーンなんてひとつもありません。

当日を撮影するウェディング映像にはいくつかジャンルがあります。
全て記録する2時間ものの記録ビデオ
途中までを収録した撮ってだしエンドロール
最後まで撮ったものを5分~15分程度にまとめるウェディングシネマ
そのどれも結局のところ本人たちから見たら、記録以外の何ものでもないということが自分の映像を見て分かりました。
たとえ撮っている人間にそんなつもりはなくて、販売のときに『記録っていうよりはPVみたいな感じで、かっこいい感じなんです』なんて言って売っていようとも、もうこれは記録でしかないんです。

映像を見て感じるのは、その時間に私たちと大切な人たちがそこにいたことの貴重さです。

もう若くはない両親や叔父・叔母の姿はただそれが映っているだけでありがたいです。
特に映像ではちゃんと映っているものはないので、見るたびに嬉しく思います。
そのうち、この映像を見ていろんなことを思いだすんだろうなと。
結婚式のことだけじゃなく、子供の頃のことや思春期の頃のことも。

友人たちの表情をみて、飲まず食わず寝ずで自主映画を作ってた頃のことを思い出すかもしれません。

当日自分たちが見れなかったシーンをより見たいと思うし、当日見れなかった表情を映像で見つけられた時の喜びはとても大きなものです。

『記録』といったのは、そういうことです。

そのお客さんとしての感覚が、ビデオグラファーとしての自分にどんな意味があったかについて書き出すと長くなります。
一言でいうと、『変わりました』

これからの撮影にどうぞご期待ください。


ウチキフィルム 打木 健司


2015年10月8日木曜日

結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ④披露宴進行について

いよいよ結婚式の繁忙期になってきました!
今度の3連休はお天気もなんとかなりそうですね。

本日も結婚式の体験談の続きを書きます!

披露宴の進行について

式と同様に披露宴にも大体のテンプレートがありますね。
入場
ウェルカムスピーチ

主賓祝辞

乾杯

ケーキ入刀

お色直しのための中座
生い立ちビデオ上映

お色直し入場

テーブルラウンド(各卓写真)

余興

花嫁の手紙

花束贈呈

謝辞

退場

ざっくりこんな感じでしょうか。
入場前にオープニングムービー、退場後に撮ってだしのエンディング上映とかが今時ですかね。
あとはテーブルラウンド中に、昔ながらのキャンドルサービスとかルミファンタジア(光る水の演出)とかバルーンスパークとかがありますね。…最近見ないですが。

さて私たちの場合です。

入場前

オープニングムービーは流しませんでした。
その代わりに映画館をイメージした会場だったので、映画の好きな言葉だけが壁に映写されている感じにしました。

結婚式のオープニングムービー
(写真のせりふはビリー・ワイルダーの『お熱いのがお好き』のラストシーンから)



入場・ウェルカムスピーチ

普通にやりました。
入場曲は映画がテーマなので『男はつらいよ』のテーマ曲にしました。
なんで『男はつらいよ』かと言うと、第1作の結婚披露宴のシーンが大好きだからです
ぜひ観てみて下さい。
ウェルカムスピーチは挙式と披露宴の間に少し考えました。


祝辞・乾杯


主賓祝辞
友人たちと親族だけの集まりなので、主賓という特別な席は設けませんでした。
なので、なしです。

鏡開き
乾杯前にやりました。
私たちは自他ともに認めるお酒好きなので、ゲストにも分かりやすくて良かったかなと思います。
こだわりとしては妻の実家が新潟県なので、新潟のお酒『八海山』を選びました。


結婚式の鏡開きのたる(八海山)
(樽酒は斗という単位で発注するのを初めて知りました。斗=10升)

乾杯発声
私たちフリーランスの2人には特に上司というものがおりません。
なので、ゲストの中で一番声がよく通るに頼みました。
  
ケーキ入刀
2次会でやるからいいかなと思い、省略しました。
何回もやるものでもないし、このあたりも好き好きかなと思います。


中座


中座はしませんでした。
ドレス屋を色々見て回ったのですが妻のお気に召す一着に辿りつけず和装一着のみにしました
結果、ずっとパーティー会場にいました。
自分たちの感想で言えば、これは大正解でした。
だって、ずっとパーティー会場にいても、終わったときの感想は、『あっという間!』でした。
これ、中座してたらどうなっちゃうの?って思ってました。

プロフィールビデオ


私は仕事で今まで500組くらいカップルのプロフィールビデオを作ってきました。
でも、自分の披露宴では作りませんでした。
そもそもは作ろうと思ってはいたんですが、なんとなく後回しにしていました。
だんだん作る時間もなくなってきたので、妻の『中座しないんだし、別にムービーじゃなくていいんじゃない?』という言葉に乗っかりました。

じゃあ、どうしたか?

パソコンをプロジェクターに繋いでもらって、一枚一枚の写真をプレゼン形式で自分の言葉で紹介・解説していく形式にしました。
これも大正解だった思います。
選んだ写真のリアクションをダイレクトに感じられたし、伝えたいニュアンスも言葉で伝えられるので良かったです。
結婚式の生い立ちビデオ


結婚式のプロフィールムービー
(プレゼン!みたいな感じです)


テーブルラウンド


テーブルを回って写真を撮ってもらいました。
どこに行っても『おめでとう』といわれるので最高に気分が良かった!


余興


余興を誰かに頼むというのは、なかなか私たちの性格上、すこし気が引けてしまいました。
(たとえば、歌が唄える人が歌ってくれる、ダンスが踊れるなどの立候補があれば頼んだかも知れません)
ただ、食事だけでもつまらないので、それぞれのテーブルから1名ずつインタビュー形式で話してもらいました。


手紙・花束贈呈


手紙は読みませんでした。
これはもう新婦の自由だと思います。
両親に感謝をしてないわけでは、もちろんないので、花束と旅行券を贈呈しました。

謝辞

新郎家父が話して、新郎が話すパターンが多いかと思います。
私たちの場合は父が目の手術を控えていてカンペが読めないので、新郎のみで行いました。
ウェルカムスピーチと違って、ノープランだったので、少し言葉に詰まりました。

撮ってだし

撮ってだしは考えていませんでした。
理由についてはいっぱいありますが、私たちの結婚式の場合は必要ないかなと思ったので。
それを放映する時間が5分あるなら、歓談とかゲストと話す時間を5分延ばしたいなと思いました。

送賓

送賓のときのプチギフトとして、江ノ電もなかを配りました。
このタイミングでインタビューに答えてくれた人や受付の人などなどにプレゼントを渡しました。
結婚式のプチギフト(江ノ電もなか)

引き出物・引き菓子は椅子の下に置いておくパターンでした。
引き菓子は打木家・丸山家ということで、横浜元町のウチキパンと軽井沢の丸山珈琲を用意しました。
この組み合わせはとても好評でした。


こうして振り返ってみると、普通の会場のプランナーさんだったらヘソを曲げちゃうんじゃないかというナイナイ尽くしですね。

ケーキが売れない、色直しのドレスも売れてない、プロフィールビデオも撮ってだしもない。

でも新郎新婦が必要がないと思えば、なくて良いと思います。
大切なのは2人がなにを重視したいか?です。
『絶対やらなきゃっ』なんてことは多分一つもありません。
プランナーさんや司会者さんの提案もアドバイスくらいに聞き流しても大丈夫です。
これから準備される方はぜひぜひ、自分たちの結婚式を作っていってください!
必要であれば、なんでもご相談に乗りますのでお問い合わせください。


ウチキフィルム 打木 健司

2015年9月30日水曜日

結婚式を挙げてみて思ったこと(クラスカ) ③挙式について

本日は結婚式を挙げた時の体験談の続きを書きます。

今回のテーマは人前挙式

カメラマンとしては、キリスト教式・神前式・仏前式などなどいろいろ撮影経験がありますが、私たちは人前結婚式というスタイルで挙式しました。

理由としては、特に信仰がないので、神様がどうのというよりは来てくれた家族や友人たちに誓うのが筋だろうということで、人前式を選びました。

結婚式場クラスカの挙式会場

クラスカでは、いわゆるチャペルがないので、屋上で挙式をします。
(雨の場合は1階のラウンジでするみたいです)

で、当日は朝から雨!

でも着替えて、いろいろとやっている内に雨があがりました。
挙式直後、また雨が降るというギリギリな感じでしたが、なんとか外で出来ました。

人前式のテンプレート


人前式というのは、決まった形がないので、司会者さんやプランナーさんと流れを決めていきました。
いわゆるテンプレートがあるので、それをアレンジしていく感じです。

テンプレートの流れとしては
新郎入場

新婦入場

誓いの言葉

指輪交換・披露

キス

ゲストからの結婚の承認の拍手

退場
こんな感じですかね?


私たちがアレンジした点。

新婦入場
通常は新婦と父親の2人で入場するのですが新婦が『ピンと来ない』という理由でせっかくなのでお母さんも一緒に3人で入場しました

誓いの言葉
誓う内容を当日、ゲストに受付で書いてもらい、その中から3ほど選んで皆様の前で誓いました。
その後に前日に自分たちで考えた誓いの言葉の読み上げもしました。
人前結婚式のアレンジ

(受付で席番号を書いたチケットを渡し、誓って欲しいことを半券に書いてもらって受付で回収しました。)

退場時
フラワーシャワーというのが、なんかもったない感じがしてピンと来なかったのでバブルシャワー(シャボン玉)で退場しました。

コレくらいですね。
あとは、新婦が和装だったのでベールアップがないのでエアベールアップしようかどうかを真剣に考え、悩み、検討しましたが、結婚式の仕事をしてない人には伝わらないかもと思い、やめました。
演技力にも自信がないので…


挙式までの感想とカメラマンとして勉強になったこと

①新郎は意外とヒマ!

新婦が和装、新郎が洋装だったこともあり、準備にかかる時間は全然違いました。
なので、新郎はかなり手持ち無沙汰。
タバコとか吸わないし、挙式前に酒を飲むのも駄目だろうし…。
美容師さんとか、普段行く床屋でもどっちかといえば苦手な人種だし…(偏見ですかね?)
ウェルカムスピーチや謝辞は事前に用意しないことを決めていたのでそういう準備もなかったので、カメラマンが来てくれて助かったという感じ。
カメラマンは知っている人たちでした。なので、なおさら助かりました。
こういう新郎もたくさんいるだろうな、というのは発見でした。

②挙式中はゲストの顔は見られない。

結構久しぶりな人たちがいっぱい自分たちの為に来てくれてそれを目の当たりにするのが挙式が始まる瞬間なので、かなり感動します。
ただ、一度泣いちゃうと駄目なほうなので、両親とか古い友人の顔はあまり見られないですね。
だから写真とか映像で、嬉しそうな母親の顔とかが残っているのは本当助かるなぁと思います。

③挙式も自由でいい!

そもそも形式ばったことが苦手なので、挙式必要?っていう感じもありましたが、
いざ色々と準備したり、アレンジを考えてみると楽しい時間でした。


私たちの場合、緊張はあまりしない方なので、挙式中はただただ嬉しいだけでした。
当日は楽しんだモノ勝ちですね。
これから結婚式を挙げる皆様もぜひ楽しんでください!


ウチキフィルム 打木 健司





2015年9月27日日曜日

ミスチルと結婚式(音楽著作権について)

9月に入ったなぁと思ったら、もう10月。
ウェディングの仕事をしていると、8月終わったら、12月まではあっという間です。


結婚式のBGMの定番といえば


さて今日は結婚式の生い立ちビデオや撮ってだしエンドロールで2014年まで大人気だったミスターチルドレン(ミスチル)のお話。
世代的にはちょうど中学とかで大ブレイクしていたバンドなので、有名な曲はほとんど聴いてきました。


やっぱりミスチル大人気!


私が結婚式の業界で働き始めた頃にはバンクバンドの『糸』すでに生い立ちビデオやエンドロールの定番曲でした。
他にも『365日』や『GIFT』、などなど定番曲として流れていました。

さて、『2014年』まで大人気だったと冒頭で書いたのは、なぜでしょうか?
ミスチルが『2014年』に急に人気がなくなったというわけではありません。
それは2014年の4月にアイサムというウェディングシーンにおける音楽著作権の適法利用の推進と手続き代行を行う一般社団法人が出来たことがきっかけです。

それまでのウェディング映像における音楽利用についてどうだったかといえば自由に(勝手に)使用していた撮影会社がほとんどだったと思います。
『ムービーの音楽って大事ですよね』、なんてお客様に言いながら他人の作った音楽を勝手に使って、お金を払わない。
私自身も業界にいたので、当然自分も含めた話です。

少し話がそれますが、オリンピックのロゴの問題で示されたのが人の作品を勝手に使って・引用して作ったものは作品ではなく盗品に過ぎないという世間の認識だとすれば、かつての私たちウェディング映像の業界はただの盗人の集まりだったのかもしれません。

会社によっては普通に『365日』で作ったサンプルをアップロードして集客に使っていたところもありました。(今もたまにそういうとこありますが…)

もちろん金額の問題はありますが、…あんまりにも酷い状態だったよね?
というのが実態でした。


よりによってミスチルが登録されていないんです…


で、なんで『ミスチル』に限定して書いているのか?
それは、ミスチルの曲について、アイサム(=ジャスラック)で映像に使用する権利を委託されてないからです。
だからアイサム(=ジャスラック)を通してもDVDを制作する権利を得ることが出来ないのです。

使用するには直接著作権を管理している会社に掛け合って、言い値の使用料を払うという手段もあるかもしれません。
ただし、返事がいつ来るかも分からない、幾らお金がかかるのかもわからない状態で交渉することになります。
結婚式のムービーの曲を1年前から採算度外視で決めようとする新郎新婦はいないので、ウェディングムービーにミスチルの曲を使うことは現実に不可能となりました。



ウェディングの現場では…


もちろん、やっちゃってる会場・撮影会社はたくさんあります。
お客様も求めています。
だって、『ミスチル』だもの。

みんなで一斉に変われるなら、すごくシンプルで良い事だと思います。
ただ現状は業界の中も、お客様も、人それぞれという感じです。
会場の営業の人が新規のお客様に『ミスチルの曲でエンドロールが流せたら、この会場に即決します』なんて言われたら、多分受け入れてしまう人は多いでしょうね。
その背景があった上でプランナーさんからお願いされて断れる撮影会社はあんまりないと思います。
じゃあ、結局だれが責任に問われるか?
作り手側の問題もあるし、会場の問題もあります。お客様の意識の問題もあります。

「結婚式くらい好きな曲使わせてよ」 っていうお客様の気持ちも痛いくらい分かります。
作った人が勝手に使って欲しくないという曲があるのも分かります。

ただただ願っているのはウェディング業界全体で、
なるべく公平な形で統一の見解・統一のお客様への対応めて欲しいなということです

※こちらは2015年9月の記事になります。
今現在の状況と異なる場合もあります。

※追記※
「ミスチル」の楽曲を当日エンドロールとして使用する場合は
①ミスチルの曲に合わせてムービーを編集し、無音のDVDを作成する

②無音のDVDの再生と同時にミスチルの曲をCDで再生する。
↓(なるべくタイミングを合わせて)
③会場ではミスチルの曲に合わせたエンドロールが流れる。

④DVDには音を収録できないので、大体同じ長さのフリー音源、またはライセンスを購入できる音源に差し替えてDVDを製作して納品する。
ということで対応している会場・業者さんが現状としては多いようです。

※追記※朗報※
2019年7月くらいから、一部楽曲がアイサムに追加されました!
『365日』も追加されています。
またbankbandの『糸』なんかも追加になってみたいです!
詳しくはアイサムのサイトから楽曲検索してみてください。



結婚式当日のカメラマンをお探しの方はこちらのムービーをぜひご覧ください↓



ウチキフィルム 打木 健司
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2015年9月25日金曜日

フリーランスになって驚いたこと(結婚式の撮影マナーについて)

昨年フリーランスになってから、
色々な会場で色々なスタッフの方々と仕事をさせて頂く機会に恵まれています。

今まで一つの会社で、決まった会場・ある程度固定されたスタッフの中で仕事していたので、なんとなくその中の常識が身についているのですが、そこから一歩外に出ると、結構フリーダムなんだなと思うことがたくさんあります。

もちろんいろんなやり方があっていいのですが、個人的に『ないなぁ』と思うこともあるので、少しだけ書きます。

①キリスト教式の誓約の言葉で連写。

2回ほど持ち込みで入った会場の提携のスナップさんが2回ともやっていたので
これはその撮影会社のマニュアルなのかもしれません。
だとしても、映像としては、誓約の「はい、誓います」の瞬間に
ほぼシャッターの音しか残らないので、『あり得ないなぁ』と思ってしまいます。
どうなんだろう?連写必要ですかね?
写真で口の動きが少し分かる程度に残るけど、現実にはシャッター音が響き渡ってる。
映像に残るのも、シャッター音。
誓約が聞こえない結婚式、もう式としてどうなんでしょうか?


②ロケーションフォト中のメイクさんのスマホ撮影

新郎新婦のスマホを預かっていて…というのなら分かります。
でも、それ多分自分のだよね?っていうのが結構な確率であります。
まぁ、ムービー的にはすごい邪魔。
当日のロケーションフォトの時間は、それほど時間の余裕もないのでフォトグラファーさんを優先して、ムービー撮影のポジションを決めることが多いです。
そこにスマホの画面に夢中でかぶってきたり。
…あなたの仕事は何?って思います。
その画像どうするんだろう?ていうのも疑問です。
善意で真っ先に新郎新婦にメールで送ってあげたりするんでしょうが2人にはいいけど、フォトグラファーは嫌だろうなと思う

③カメラマンのラッシュアワー

一眼ムービーだったり、撮ってだし用の素材撮影だったり、記録ビデオだったり、結婚式のビデオカメラマンの種類が一昔前に比べて増えました。
また、スナップさんもセカンドカメラマンが入ることも増えたりで、一昔前に比べて2名体制でっていうのも多いです。
そこで起こるのが、ブライズルームのラッシュアワー。
黒いスーツのカメラマンが5人くらい、そこにメイクさん、アテンドさん、挨拶に来たプランナーやキャプテンなどなど。
そういう感じになるのはそれくらい『いい写真や映像を残したい』だけなのに、どこを撮っても誰か写りこむっていう皮肉。
これは撮影会社がちゃんと現場を見ずに単価アップだけを優先しているからのように思います。
もちろんその背景には会場側のマージンの問題がありますので、撮影会社だけの責任ではありません。
でも、そんなラッシュの中で、研修カメラマンまで入れてきたりすると、やっぱり2人のことなんか何にも考えてないんじゃないかと疑ってしまいます。



結婚式を撮影していて日々感じるのは、現実や未来を『想像する力』が大切だなぁということです。
自分が新郎新婦に結婚式という時間のあとに何を残してあげられるか?という問いを結婚式に関わるスタッフみんなが考え、お互いを尊重できる職場であって欲しいと心から思います。

ウチキフィルム 打木 健司

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