2018年7月5日木曜日

アンジェロコート東京での結婚式撮影レポート

7月に入りました。
春のピークの出口がようやく見えてきました。
秋に備えて準備できるように着々と編集を進めています。


レストランウェディングでの撮影レポート


5月の平日に担当させていただいたレストランウェディングのレポートです。
映像の公開は照れるということで、動画の切り出し画像とお写真でのレポートになります。
ちなみに今回は撮って出しのエンドロールにプロフィールムービー、後日編集のハイライト、それからスナップ撮影というご注文でした。
昨年くらいから写真とビデオに関してまとめてご相談いただくことが多いです。
新郎が福島県のお住まいということで、まとめて話を進められるのも良かったのかなと思います。

会場は2回目のアンジェロコート東京。
東京駅の八重洲口すぐのレストランです。

ちなみ前回撮ったときはこんな感じ↓





花いっぱいの結婚式。


花屋で出会った2人の結婚式ということで、前撮りはお花の市場や元職場などに伺いました。



普段見ることが出来ないお花屋さんの舞台裏を見られて楽しい前撮りでした。


そんな2人の結婚式はお花を元の職場から持ち込んでの装花でした。
装花の持ち込みOKという会場はかなり少ないと思いますが、アンジェロコート東京ならではだと思います。



新郎が装花をするというのは中々ない光景ですが、手作り感があって良いです!



挙式会場も植物の量がすごいです。



リングボーイが1歳半ということで首から掛けられるリングピローでした。



中座のシーンは新婦はおばあちゃんと。
おばあちゃんに花嫁姿を見せたいということを事前にうかがっていたので、とても感動的なシーンでした。




新郎はご兄弟と。
男泣き、という感じで泣けるシーンでした。




中座中に、元同僚の方がお色直し用のブーケをライブで作るというシーンがありました。



新郎のお父様の謝辞で、自分がずっと仕事としてきた、花が縁をつないでくれたことが涙が出るほど嬉しい、という言葉がとても印象的でした。
ハイライトの編集はその言葉を軸に構成しました。



ウチキフィルムの撮って出しのエンドロールも無事に上映されて、ひと安心です。



今回うれしかったのは、スタッフ用のロゼット。
持ち込みはそのまま外部スタッフなので、基本的に居心地の良い立場ではないのですが、
こういったお心遣いをいただけると2人の結婚式のスタッフとして一体感の中で仕事できるのでうれしいです。




ウチキフィルムでは、ムービーだけでも、まとめてのご注文でも幅広く対応しております。
ムービーの後日編集のハイライトと撮ってだしをご注文いただけると、挙式や結びのお手紙のシーンなどで2カメで撮影できるのでクオリティーが向上します。
また早めに入れる会場では、写真のカメラマンと一緒に物撮りをすることでお互いに効率的に撮影が進められます。

まとめてのご注文はスタッフの手配が出来る場合に限りますので、お早目のご相談をお願いします!


ウチキフィルム
打木 健司
打ちいフィルムのホームページはこちら↑


2018年6月28日木曜日

飯能市での結婚式(クレイジーウェディング)のムービー撮影レポート

6月28日。そろそろ7月。
もう梅雨が明けてしまいそうな気候ですね。


今回は5月の新緑の時期の事例の紹介。
まずは映像をご覧ください!


CRAZYWEDDINGプロデュースの結婚式撮影


プロデュースはクレイジーウェディングさん。
コンセプトウェディングを世に広めたプロデュース会社です。
持ち込んでいただくのは2年ぶりくらい。
今回のコンセプト『Shared Table』




会場は埼玉県飯能市にあるCarvaanというレストランでした。
緑の中にあって、渓流が流れていてというロケーション。


フォトグラファーさんは今回でご一緒するのが3度目のAyako bridalphotographyさん。
今回は新婦がプロデュース会社とか、会場とかよりも先にスケジュールを押さえたという大人気のフォトグラファーさんです。
1度でも現場をご一緒している人は雰囲気とかクセが分かるので、とてもやりやすいです。
単純に知っている人が同じ現場にいると言うのはそれだけで気が楽になります。



当日のムービー撮影について!


会場でのミーティング


今回は16時くらいの挙式で、会場入りは10時でした。
普通の結婚式だと、早くても4時間前くらいなので相当早めです。
会場の中は半分くらいは装飾が出来てるくらいの感じで、そろそろ新郎新婦が来るというタイミング。
機材の準備が出来たら、最初にプロデューサーさん、フォトグラファーさん、アテンドさんと一緒に会場で進行の確認をしていきます。
撮りやすさや見え方などによって、段取りを変えてもらったり邪魔なものをよけてもらったりしました。


会場とのファーストミート




クレイジーウェディングさんならではのイベントとしては会場とのファーストミート。
前回はコンセプトを表現した高砂を初めて見る時間でしたが、今回は高砂という感じではなくコンセプト通りのみんなで囲む『テーブル』でした。
目をつぶっている2人にプロデューサーさんが言葉を掛けて、コンセプトを読み上げて、会場を見せるという流れでした。
目はつぶっているけど、準備してきた色々がこみ上げてきているのが分かって、感動的な時間でした。
前撮り前のこのタイミングで泣かせていいんだろうか?と思いますが、とても素敵なシーンです。



挙式


立っていられる人はみんな立ってという、カジュアルな雰囲気の人前式。
挙式中の2人の背景にも「テーブル」をモチーフに装飾されています。




ゲストからの誓いの問いとお互いへの誓いの問いと二つの誓いの言葉が挙式です。
自分たちの言葉があって、とても感動的な挙式でした。



誓いの言葉が胸を打つのは2人の言葉が自分たちの結婚というものをすごく考えて生まれてきているものだからだと思います。



ウェディングパーティー

テラスと建物の中、というパーティースペース。


料理はみんなでパエリアをシェアしたり、デザートはビュッフェ形式だったり、コンセプトのシェアするということを意識した感じでした。


途中、テーブルのキャンドルが灯って、暗くなっていく時間にサックスの生演奏があったり、夕方~夜の変化を楽しめるような演出が随所にあって、2人が中座している間もずっと撮影しているようなパーティーでした。


日が沈んでからのテラスの撮影は、室内からもれた灯りとほぼキャンドルの灯りだけという結構大変な状況ですが、なんとか撮りきれたかなと思います。



私服でのムービー前撮りについて





持ち寄った人生を分かち合う『Shared Table』というコンセプトに絡めて、その最小単位として、2人で一緒に料理をして分かち合う食卓を撮影しました。
2人らしさの先にあるウェディングを描きたいということもいつも考えているので、日常の雰囲気を撮影して当日と組み合わせたいとも思いました。




また出会ったときの話を聞いていて、新婦が働いていた湖と夕陽の見える実家のカフェのテラスで新郎が本を読みにきていたという話が印象的だったので、夕陽の見える水辺でのロケーションということを提案しました。

東京に住み始めたばかりでそういった場所に心当たりがないということだったので、ロケーションはこちらで探しました。
結構探しましたが、簡単に言うと多摩川です。
こればっかりはお天気次第なのですが、撮影日は本当に最高の天気でした。
おかげで最高の夕景が撮影できました。



いつでも、まずは2人を知って、2人を表現することを考えるところから撮影を始めています。
どんなウェディングでもこのスタイルを変えずに撮っていきたいと思っています。
普段は2人とウチキフィルムのやりとりで作っていきます。
今回はクレイジーウェディングだったので、結婚式そのものに手がかりが多くて非常に撮影しやすかったです。

ウチキフィルムでは現在、2018年の秋シーズンのお問い合わせをお待ちしております。
スケジュール状況のご確認などお気軽にご相談ください!

ウチキフィルム 打木 健司

ウチキフィルムのホームページはこちら↑


2018年5月28日月曜日

結婚式の前撮りロケーションでのムービー撮影の機材について GH5/GH5S

5月も終盤ですね。
結婚式の撮影だけでなく、いろいろな仕事が5月末~6月に集中していて、今頑張りどころという感じになってきています。
ブログもできれば書き続けたいと思います。
今回は最近書かせていただいている撮影機材についてのブログです。

前撮りロケーションでの機材について


結婚式のムービーの前撮りでどのような機材を用意をするかという情報はほとんどありません。
ムービーの前撮りが少しずつ広がればよいなと思うので、情報としてシェアできれば嬉しいです。
1年に40件くらいはムービーのロケーション前撮りをしていますので、経験談としては有益かなと思います。

前撮りの撮影で機材を決める要素は次の3つです。

①撮影の意図、撮影するもの。

一番大事なポイントです。
まず考えるのは何を、何のために撮るか?
大切なのは撮影する上での狙いであり、その狙いを実現するために機材を選びます。


②移動手段


ウチキフィルムは基本、電車と徒歩で移動します。
なので、前撮りの際は持ち歩いて撮影できるだけの機材で撮影します。
お客様が移動のために車を用意してくれる場合は比較的重い機材も持っていけます。
撮影の意図は一番大事ですが、移動だけでヘトヘトになってはせっかくの機材も使いこなせません。
移動手段にあわせて、機材を選択するのも大切です。


③ロケ場所

私服での撮影の場合は、撮影場所はご自宅だったり海だったり、職場だったりさまざまです。
狭い、広い、暗い、明るい、などにあわせた機材選択が必要です。
狭い場合は広角レンズ。
広い場合は望遠レンズやスタビライザー。
暗い場合は単焦点レンズや場合によっては照明。
明るい場合はNDフィルターなどのフィルター。
など、それぞれ機材の重要性が高まります。
カメラバッグなどを一時的にでも置いて撮影できるかどうかも機材の総量に関わって来ます。
一箇所で完結するか、何箇所も回るかによっても、移動の負担が変わるので持てる総量は大きく変わってきます。


基本的には以上、3つの要素で決めています。
①を決めて、②・③と考慮して、現実的な運用を考えていく形になります。
①の実現が難しい時にアシスタントを呼ぶということも選択肢の一つとなります。



【今回のケース】

今回の撮影場所は2箇所。

・ご自宅
2人の趣味やご自宅での雰囲気を描く。
インタビュー・音声は撮らない。

・近所の広場
小さな頃の写真を使った撮影。
インタビュー・音声は撮らない。

時間帯は午後~夕方くらいまで。
ご自宅~広場までの移動は徒歩。

全部の撮影時間は2時間くらい。
ウチキフィルムのロケとしては短め。


機材選択で意識したこと


ご自宅撮影の場合は、空間的に2人を動かせる範囲が少ないので、カメラ自体が動けるように準備する。
基本は室内なので狭さに備えて、広角側のレンズを用意する。
室内の物撮りもありえるので寄れるレンズを準備する。
移動は短く、外でのロケーションでの撮影も動きまわるものではないので、機材全体の重量は重くても大丈夫。


【実際に持っていった機材】

カメラ!




メインで撮るカメラにパナソニックのGH5、ジンバルに乗せて撮るカメラに同じくパナソニックのGH5Sを使います。
2台用意するのは、単純に予備という意味もあります。
GH5は暗所に弱いということで有名?ですが、何かしら光源のある撮影ならほとんどの状況で対応可能です。

レンズ




今回はドキュメンタリーの要素はないので、単焦点で撮影していきます。
持っている中で一番広角が35mm換算で20mmの単焦点を持っていきます。
ノクトンシリーズのレンズが寄れるのでマクロレンズ代わりに物撮りなどで使用します。
ロケがあるので、NDフィルターも持って行きます。


足回り(三脚・一脚など)



ジンバル
ビデオ雲台(ベルボンの丸いやつ)・一脚・一脚ホルダー
スライダー(40cm)

今回は移動が少ないので、ロケーション前撮りとしてはかなり多めです。
メインカメラで使う一脚は普段の結婚式で使うものより、軽くて小さいものを使用します。
地面に足を付けて使うのではなく、腰のベルト辺りに一脚ホルダーを付けて一脚を固定して使います。
手振れ補正のついたカメラを使うことで、不安定さはほとんどなくなります。

ジンバルは室内でも動きのある映像を撮るために使います。
スライダーは物撮り用です。
スライダーは三脚と組み合わせて使うことが多いですが、ロケの場合は三脚を割愛して、現場にある椅子やローテーブルなどで代用します。

今回はインタビューなど音声は撮らないのでガンマイクやピンマイクは持って行きませんでした。
持って行かないものを明確にするのも大切なポイントです。


機材以外に持っておくもの。


ウェットティッシュ。
一脚や三脚などをお客様のご自宅で使用する場合は、ウェットティッシュで足部分を拭いてから使用します。

レジャーシート。
お客様の荷物をおいてもらうために必要になる場合があります。

虫除け。
時期とロケーションによりますが、そろそろ必要かなという時期ですね。
緑の多い場所や水辺などでは持って行った方が良いです。

なんだかキャンプやピクニックに行くみたいですが、同じ感覚で臨んでもそんなに外れてないかもしれません。

【機材よりも大切なこと】


以上、ロケーション撮影時の機材の話でした。
今回は撮影終わりにカップルとご飯を食べに行きました。
実は今回は前撮りではなく、挙式後の後撮りでした。
正確に言うと、前撮りをして、当日撮って、後撮りもしたという感じです。

打ち合わせだけでなく、前撮り・後撮りをするメリットというのは、もちろん映像的に豊かな表現ができることにあります。
もうひとつ、コミュニケーションの部分も大きいです。
実際に一緒にご飯を食べる中で『結婚式の当日にウチキさんの顔が見えてなんか安心しました』ということをお話してくださりました。
本当にいつもそういうスタッフでありたいと思います。

撮影する側にもカップルを知っているかどうかは大きいです。
人が人を撮る関係の中では当然です。
ふたりでいるときの雰囲気、オンとオフの感じ、演出に対する反応や撮り手の意図の汲み取り方。
一組一組で違っています。
それを挙式当日に知っているかどうかで撮れる映像はまったく変わってきます。

機材はもちろん大切だけど、それ以上に大切なものはカップルに対してどう向かい合うか?
機材はあくまでそれをサポートしてくれる道具に過ぎません。

そういう気持ちでこれからも撮影を続けていきたいと思います。
今後ともウチキフィルムをどうぞよろしくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

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2018年5月24日木曜日

日比谷パレスでの結婚式のムービー撮影

5月24日。
5月も終盤に入りました。
ありがたいことに目の前の撮影と4月分の編集と、6月の準備で日々バタバタしています。

日比谷パレスでの結婚式撮影


今回は4月に担当した日比谷パレスでの結婚式のご紹介をさせていただきます。
日比谷パレスは過去に数回撮影していることもあり、お問い合わせの多い会場のひとつです。


今回のお2人は昨年の8月からご予約いただきました。
まずは出来上がった映像をご覧ください!





私服での前撮りについて


かなり早いお問い合わせということもあり、2人のことを考える時間はありました。
これは結構大事な要素で、早めにお問い合わせいただいて、ご注文が確定することで準備する時間が増えます。
準備とは何か?といわれれば、シンプルに【考える】ということです。
目に見えるものではないのですが、一番大事な準備は2人について考えることです。
それによって何を撮るべきかが明確になるので、結果的にクオリティーをあげるための一番の近道になります。
今回の場合は半年以上前からご注文がきまっていたので、じっくり考える時間をいただけました。

①引越ししたてのご自宅



打ち合わせをした時点でお2人は茨城と神奈川の遠距離でした。
入籍はしているけど、まだ一緒に住んでいない状態。
2人で一緒に暮らし始める【最初】を撮ることで、2人にお会いしたときに感じたフレッシュな雰囲気を表現できると思いました。
ストーリーを語る上でも、ダンボールを開けたり、アルバムを開くことで序盤の導入になるようなシーンが撮れれば素敵だなと思いました。


②出会った大学



大学で出会った2人。
大学を出てまだ数年ということもあり、列席者も大学の頃のお友達が多くいるという結婚式。
2人の始まりの場所で撮影することで、出来上がるムービーにより深い物語を感じられると思いました。
また大学周辺のごはん屋さんや公園などを2人と回ることで、自然な2人を知ることが出来るので、結婚式当日の撮影もいろんなことに気づきながら撮影が進めていくことが出来ます。





結婚式当日の撮影について



当日は雨予報でした。
それも正確には嵐の予報。
予報が当たってしまうと、結婚式自体ができるのかなぁというくらいのかなりシビアな状況でした。
電車が遅れることを見込んで、始発で出発しました。
挙式会場が屋上だし、撮影プランも大きく変わるかなぁと思いながら、2人の到着を待っていました。

日比谷公園の緑を生かした物撮りなどはできない状況でしたが、こんな日だからこそ撮れる映像もあります。
新郎が披露宴会場の確認をしている感じを撮ってインタビューをしてみたり。
新婦のお父さんが一人でいる状況も見つけたので、話してみたり。

そんなこんなしている内に来るはずの嵐はどこかに行ってしまい、日比谷公園でのロケーションがスタート。
本当にうれしそうな2人が印象的でした。



その後は屋上での挙式も滞りなく進みました。



日比谷パレスの良いところは一日一軒の貸しきりということもあり、比較的時間に余裕があります。
ご披露宴終了後にご両親にインタビューしたり、2人にインタビューしたりしました。
今回は若い2人ということもあり、ご両親の言葉も大事にしたいなと思っていたので、お話を聞けてよかったです。


そんなわけで、春のウェディングシーズンは続きます!
6月にもう一度日比谷パレスに伺ったり、初めての会場もたくさん行くことになっております。
編集や撮影でバタバタとしておりますが、秋に向けてのお問い合わせも頂いております。
特に10月・11月はお早目のお問い合わせがお勧めです。
どうぞよろしくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司

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2018年5月15日火曜日

結婚式ムービー撮影の機材選択について(オリジナルウェディング編) GH5/GH5S

5月の中旬。
GWが終わり、結婚式の業界はいよいよ本格的な春の繁忙期です。

今回のテーマは結婚式の内容に応じた機材選択!


はい!カップルのためというよりは、ウェディングビデオグラファーに向けた経験のシェアになります。
かなりマニアックな内容なので、内容がすっと分かる人も限られるかもしれません。
この内容を書く理由はいくつかあります。

ひとつはまさに普段の仕事の話なので、繁忙期でもすぐ書ける。
もうひとつは機材選択というのは、ビデオグラファー同士でよくテーマになる話題だからです。
どんな機材が良いかというざっくりとした相談を受けることがよくあります。
相談されると率直に困惑することが多いです。
完璧なカメラやレンズなんてないからです。
使うべき機材というのは撮影すべきもの、撮影したいもの、撮影できる環境に常に左右されます。
まず機材を考える上で要素を4つ書いておきます。

・どんな映像を撮る必要があるのか?
サービスとしてお客様に伝えていることによって機材選択は変わります。
記録的な内容なのか?撮ってだしをするのか?後日納品なのか?
誰かにアドバイスを求めるときにはこの部分が共通していないと逆効果になる場合があります。

・持ち込みの状況や会場のホスピタリティー
機材のセッティングをして、カメラバックなどを置いておける場所があるのか?
あるいはすべての機材やカメラバッグを持って動かないといけないのか?
これによって持っていける荷物の総量が変わります。
また挙式時に移動できるかどうかでレンズ選択が変わってきます。

・会場の広さ、明るさ
広い会場なら望遠よりのレンズが必要ですし、狭ければ広角よりのレンズが必要になります。
暗ければ開放値が明るいレンズが必要です。
逆に日中のガーデンですべて進んでいくのなら、NDフィルターが必要です。

・一組一組の結婚式に応じた撮影プラン
お客様からのご要望だったり、結婚式のテーマを形にするために撮影プランを考えます。
それは結婚式に数だけ存在します。
そのプランに応じて、当然機材選択も変わります。

そんなわけで今回は先週の土曜日に撮影した具体的な案件に対して、どんな機材を準備したのか?を書いていきます。


今回の結婚式の詳細について


サービス内容(撮るべき内容)
5分のショートムービー+45分程度の当日映像
ショートムービーには当日のスピーチや手紙、誓いの言葉などの音声を使います。

ウェディングの内容
屋外のテラスがあるレストランでの装飾豊かなオリジナルウェディングの持ち込み撮影。
挙式:屋外
披露宴:半分屋外、半分室内
時間帯としては夕方~夜

特記事項
アシスタントカメラマンと2名で撮る。
会場入り時間から挙式までが約6時間。
屋外の照明設備はほとんどない。
音響さんとは連絡済みで音響卓からICレコーダーでの録音は可能。

撮影内容から考えられること
屋外の時間帯が長いのでNDフィルターが必須。
レストランなので、スペースはそこまで広くない。
装飾をしっかり撮るための時間と機材が必要。
会場入りからの披露宴結びまでが長いので、バッテリーと記録メディアの管理も大切。
照明がない状況での夜の撮影が必要となる可能性がある。


カメラ!カメラ!カメラ!





基本は3台使います。
パナソニックのGH5、1台。
同じくパナソニックのGH5S、2台です。

カメラの特性の違いを軽く触れておくと、GH5は強力な手振れ補正が付いている反面、暗所には弱い(ノイズが出る)カメラです。
GH5Sは手振れ補正が付いていない代わりに暗い場所に強いカメラです。

GH5は手振れ補正がついているので、メインカメラとして動き回って撮るカメラとして使用します。
GH5Sの1台は三脚などで固定してスピーチを長まわしするカメラとして使います。
もう1台のGH5Sはジンバルに乗せて移動撮影に使います。
今回の場合は、状況により暗闇の中での撮影が必要になるので、ジンバルから一脚に乗せ換えてのメインカメラとしての撮影も想定しておきます。

バッテリー、10個です。
GH5の場合はバッテリーは1時間1個くらい消費するイメージです。
通常の結婚式であれば10個あれば現場でも充電しなくても大丈夫ですが、今回は挙式まで6時間という超イレギュラーな案件なので、現場で充電しながら撮影していきます。


足回り(三脚・一脚・特機)


画像、上から一脚・三脚・スライダー(40cm)・電動ジンバルです。

GH5とGH5Sをメインカメラを運用するのに一脚を持っていきます。
スピーチなどを長まわしで撮影するために三脚とスライダーはセットにして使います。
レストランウェディングの場合は三脚は不向きですが、今回は装飾や小物を撮ることも要素としては大切になってくるので、スライダー運用のためにあえて三脚を使用しました。
あとは移動撮影用のジンバルです。
電動ジンバルは重量があるので、長時間移動しながらの撮影には不向きです。
ただし今回は移動は少ないので特に問題になりません。

レンズ



案件により持って行くレンズは基本的に変えません。
レンズの一つ一つがそこまで大きくないので、全部持っていけます。
この辺はマイクロフォーサーズのメリットです。
基本的には単焦点の明るくボケ味を作れるレンズをメインで使っています。
ズームレンズはスピーチなどを長まわしするカメラ用に使っています。
NDはND16を使っています。
可変NDは色味や解像度の問題があるのと、操作しなければならない要素が増えるので使用しません。


音声の録音機材




ラインを録音するのにタスカムのICレコーダー(DR40)を使っています。
ケーブルは大体カメラマンが用意することになっているので持って行きます。

マイクはメインのカメラに使うマイクとスピーチの長まわし用のマイクの2本を持っていきます。
マイク単体でレコーダーの役目を果たせるもの(VR83F)をメインとなるカメラで使用します。
コードが断線しても音声が録音できるという安心は大きいです。
カメラに収録する音声よりも綺麗に録音できるので、いざというときに使える音声の選択肢を増やしてくれます。

今回はさらにファーストミートがあったり、挙式が人前式だったりなので、念のためピンマイク(DR10L)も用意しておきます。
ファーストミートはサプライズの手紙を読むことがあったり、人前式ではマイクを使わず誓いの言葉をしゃべったりすることもあるので、用意だけはしておきます。


今回は以上のような機材で撮影に望みました。
撮影の内容と出来上がりは後日、完成後に紹介させていただきます!

また今週(5/13~5/19の週)、前撮りロケーションといわゆるレストランウェディング(すべて屋内)の案件があるのでシリーズで書いてみたいと思っています。

まだまだ繁忙期は続きますが、発信は続けていきたいと思います。
よろしくお願い致します!

ウチキフィルム 打木 健司
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2018年5月8日火曜日

結婚式のアルバム始めました!

5月です。
GWがあっという間に終わってしまいました。
その期間中ずっとスーツを着ているという、本当に世の中とは反転した仕事だなぁと感じます。
さて、本日は新サービスのご案内になります。

結婚式のフォトアルバム始めます。



ウチキフィルムは結婚式の映像制作をしています。
当日の挙式撮影はもちろん、2次会の撮影や撮ってだしのエンドロールの編集、オープニング・エンドロールなど何でもやります。
2014年からウェディングムービーのお問い合わせに対してお応えしています。
妻がフォトグラファーだったり、フォトグラファーの知人も多くいるので、オプションで結婚式の写真撮影もラインナップしていました。
ありがたいことに、ムービーとフォトの両方をご注文いただくことも多くなってきました。
フォトについては、データのみで納品としてきましたが、今回、フォトアルバムをラインナップに加えました。







仕様は26cm×26cm、正方形の30ページのフォトアルバムです。
過去のお客様にもアンケートしたのですが、結婚式のアルバム=おおげさな装丁で重くて大きいというイメージがある人が多かったです。




なので、雑誌と同じくらいの手に取りやすいサイズと重さを重視しました。
価格は¥55,000(税別)~となります。
写真の選びやレイアウトにこだわって編集していきます。
もちろん今始めたばかりの商品なので、仕様などはお客様の要望も取り入れたりして、少しずつ価値を高めていきたいと思います。


ラインナップに加えた理由は『お問い合わせがあるから』


『ムービーも写真も注文したいけど、アルバムってありますか?』というお問い合わせを頂くことがあります。
ムービーも写真も、その後のアルバムも全部一箇所に頼めるのはカップルにはメリットになると考えます。
全部、バラバラだとメールのやり取りだけで大変だろうなと想像します。

しかも業者の撮影データから自分でアルバムを作ろうとすると、作業開始自体が挙式の1ヶ月以上後になります。
手間の問題も出てくるし、モチベーションの問題も出てきます。
実際にアンケートを取ってみると、納品半年後にまだ制作されていない方もいたりしました。

そんなわけで、お客様にメリットがあって、ニーズがある以上は応えるべきだと思うので、今回ラインナップに加えることになりました。

『やっぱり写真はプリントだよね!』というこだわりではなく大変申し訳ないのですが、それよりは『要望に応えたい』ということが大きいです。

でも、アルバムとして家の本棚にあることで写真を見る機会は圧倒的に増えます。
パソコンのデータのフォルダを開くよりは、確実に。
これは間違いないと思います。
それだけで写真自体の価値が高まると思うし、それは嬉しいことです。

アルバム制作も加わったことで、結婚式の写真撮影についても、もっとウチキフィルムの色や個性みたいなものを出せたらと考えています。

ウチキフィルムも8月で4周年。
5年目に向けて、いろんな挑戦をいつも続けていきたいと思います。

これからもよろしくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司
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2018年4月26日木曜日

結婚式の繁忙期の話。

4月26日。
気づけばゴールデンウィークもすぐそこです。
3月~4月、打ち合わせして、前撮りして結婚式当日を撮って編集して、日々が駆け足で過ぎていきます。
ウェディング業界の繁忙期の中にいます。


結婚式業界の繁忙期とは?


ざっくり言ってしまうと、春なら3月~6月、秋なら9月~11月です。
単純に暑すぎず、寒すぎず外に出やすい季節が結婚式の繁忙期です。
それ以外が閑散期となります。

その中でも集中する時期が、10月~11月の中旬くらいまで。
このあたりが本当の繁忙期。
もしこの時期で大安or友引は結婚式が多い日になります。
普段はほとんどの人が気にしないですが、結婚式だけはお日柄(主に六輝)を気にします。

ざっくり今年のカレンダーで言うと、
10/7(日・大安・三連休中日)
10/14(日・友引)
10/20(土・友引)
11/4(日・大安)
とかは多いんだろうなと思います。

全体の結婚式の件数が多ければ多いほど、式場の予約はもちろん、ドレスなどの衣裳の予約なども早めに埋まっていきます。
ヘアメイク、フォトグラファー、ビデオグラファーなどなど指名を受けて仕事をしている人のスケジュールも早い段階で埋まっていきます。
なので、結婚式当日にお気に入りのドレスでお気に入りのフォトグラファーに撮ってもらいという人は早く動き出したほうが良いかと思います。

1月、2月という閑散期でもお日柄が良い日は人気があります。
中でも大安で土曜日となるとピンポイントで集中したりもします。
そういう場合も少し早めにドレスを決めたり、頼みたいスタッフを指名しておくことがお勧めです。




ウェディングムービーは繁忙期と閑散期でどう違うか?


会場提携の業者で働いていた経験と持ち込み業者として働いてる経験を元に、『そういう傾向がある』ということを書きます。
会場提携業者と持ち込み業者ではかなり異なってきます。


会場提携業者の場合


提携業者と言っても、ウェディングだけを撮って生計を立てている人というのは少数の社員だけです。
それ以外は案件に応じて随時、ビデオグラファーに外注しているのが実態です。

社員ビデオグラファーがみんな上手とは言いませんが、その会場の商品の平均点くらいのものは撮れる人です。
閑散期の場合はそういった社員ビデオグラファーに当たることが多いです。
繁忙期は社員で回りきれない案件を外注します。

なので、相対的に繁忙期は外注のビデオグラファーにあたる可能性が高いです。
では提携業者の外注ビデオグラファーのクオリティとはどういうものか?

答えは、ピンキリです。
社員よりもはるかに上手な人もいます。
逆にどうしてビデオグラファーになろうと思ったんだろう?という人もいます。

どういったビデオグラファーに当たるかは運です。
多くの場合、指名が出来ないので、早めに注文すれば良いビデオグラファーに当たるというわけでもありません。

会場の提携業者の泣き所は、『来た依頼は原則すべて受けなければならない』という所にあります。
それはたとえばプランナーがお客様から受けた発注をし忘れていてもです。
だからすべての案件が出揃うまで、人員を固定することが出来ません。
前日にプランナーからの発注漏れの連絡があって、撮影会社のすべての人員のスケジュールが変わることさえあります。

すべての依頼の数が本来手配できる人員を超えることもあります。
そういうときにはとにかくツテを辿って人を探します。
万策つきて『ビデオカメラを持ったことある』というレベルでも経験者を探すということもあります。

ただし、そういう人を手配する場合は社員が部分的なフォローなどができる場合もあるので、もはやビデオグラファーではない人が担当しても何とか商品として成立させています。
そういうこともあります。
もちろん繁忙期の納品の中のごく一部の話です。
中には、めったにその会社で撮らない、凄腕のビデオグラファーが担当してサンプルのクオリティーを超えて納品されることもあります。

非常に残念なのですが、本当に運でしかないです。
もし繁忙期や大安・友引に挙式予定で、ウェディングムービーのクオリティーを運を天に任せたくなければ、持ち込みという選択肢も考えてみてもよいかもしれません。

持ち込み業者の場合


持ち込み業者の場合は、提携業者とは違い、スタッフが足りなければ売り切れに出来るので、繁忙期・閑散期のクオリティーの影響は比較的少ないです。
ただし業者によります。
ウチキフィルムも持ち込み業者なので、他社の分析というのをしています。
持ち込み業者といっても2種類あると思っています。
分かりやすい見分け方があります。
それは『値段』です。
身も蓋もない話かもしれませんが、結構間違いないかなと思います。
もちろん実際にサンプルの映像を見て値段に見合っているかの判断は必要です。


①薄利多売型
提携業者より安いということを売りにしている業者。

フリーになってウェディングの撮影をしていると、10月~11月には問い合わせホームにメールが来て仕事を依頼されることがあります。
大体、時間設定がピンポイントで、業者しか使わないような言葉(式宴とか)が並んでいて、よく見ると撮影会社からの発注で、ホームページを見ると価格はとても安く設定されています。
そういう連絡が来るのは決まって、大安の土曜日の2週間前とか。
さすがにそんな日のスケジュール空いてるカメラマンなんかいないよっていうタイミングです。

連絡のタイミングを考えて透けて見えるのは、スケジュールが空いていれば誰でも良くて「質は問わず」という感じです。

繁忙期に外注するのは提携業者と同じですが、社員カメラマンなどによるフォローなどはもちろんありません。
持ち込みでの撮影とはそういうことです。
基本は一人で出来ることがすべてで、現場で誰も助けてはくれません。
その仕事をスケジュールが空いてるというだけの面識の無いカメラマンに撮影を依頼しようとしている。
正直、怖い話だなと思います。

もし安いことを売りにしている業者さんに発注する場合は繁忙期・閑散期関係なく、カメラマンの指名ができるか?
打ち合わせができるか?など細かく確認してみることをお勧めします。



②品質重視型
価格は提携並みかそれ以上だけど、とにかく品質を売りにしている業者。
こういった業者は指名ができて、打ち合わせが出来ることがほとんどです。

10月~11月に結婚式を挙げる予定で、ムービーにこだわりがあって、確実に良いものが欲しいという場合はこういう業者がお勧めです。
持ち込み条件さえ厳しくなく、価格に納得ができるなら、一番良い選択になるかと思います。

後から同じ日に問い合わせがあっても、指名と打ち合わせが出来るカメラマンというのは限られているので必然的に売り切れがあります。
指名が出来る業者というのは、閑散期でももちろん指名ができます。
指名が入ったら売り切れとなります。
品質重視でカメラマンを探す場合は、繁忙期・閑散期関係なく、良い人が見つかったらまずスケジュールを聞いてみるのが大事なポイントです。

品質重視のビデオグラファーを選ぶデメリットは、値段は会場と同様ですが、業者や会場との連絡・確認などの間を取り次いだり、場合によっては交渉などが必要になることです。
ミキサーから音を綺麗な録音すること、挙式会場で自由に動けること、より早い時間に会場に入って可能な限りのセッティングをすること。
品質を求めるには、ビデオグラファーの撮影技術ももちろんですが、それなりに撮影環境の確保が大事になります。
また打ち合わせなども会場と別になるので、その分時間を取られてしまうこともデメリットではあります。


以上、結婚式の繁忙期とウェディングビデオ業界の繁忙期の現実について書いてみました。
そんなわけで、ゴールデンウィーク。
秋の結婚式について何かを決めるというカップルも多いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。


ウチキフィルム 打木 健司
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