2016年2月24日水曜日

日比谷パレスでのウェディング 撮ってだしムービー編

2月の24日。
すこしずつ暖かくなって、また寒くなっての繰り返し。
体調の管理が大変ですね。


さて、本日は1月に撮影させていただいたウェディングの模様を紹介します。

1月、東京で降る降るといわれた雪が、降らなかった日。
日比谷公園内にある『日比谷パレス』というレストランでのウェディングを撮影しました。

日比谷パレス


映像自体は公開できないのですが、当日の様子を映像からの切り出し画像でご紹介させていただきます。


日比谷でのレストランウェディング


打ち合わせの際の結婚式のイメージは、今のウェディングのトレンドを反映しながらも、手作り感もしっかりと感じられる、こだわりに溢れた結婚式。
新郎新婦ともにお花に関するお仕事をされているので、会場装花・装飾は特に大切なポイントになると思いました。

オーダーは当日全てを撮影して後日編集するウェディングハイライトと、挙式までを収録して披露宴の結びに上映する撮ってだしムービー。
前撮りについてはすこし恥ずかしいとのことだったので、演出は極力せずに、自然な状態をそのまま撮ることができるシチュエーションを選びました。
具体的には、1月1日に婚姻届の提出するその時に密着しました。

前回のブログにも書いたとおり、ハイライトと撮ってだしを組み合わせていただくと、2人で結婚式を撮るので全体のクオリティーが上がります。
今回、挙式までの撮ってだしだったので、2人のビデオグラファーで撮れた撮影範囲は準備~挙式とケーキ入刀~披露宴結びまで。
つまりほとんどのシーンを2名体制で撮影が出来ました。

メリットは計り知れません。
お客様にとって喜んで頂けるポイントは、記録性の向上です。
ハイライトのクオリティーを落とさずに、手紙や謝辞などは全て収録して、素材として納品できました。

今回の会場の場合、レストランという場所柄、会場内に柱が多めでした。
撮影のポジションや動線を読み間違えると、進行を撮り漏れる可能もありましたが、2人で撮ることでどちらかは良いポジションで撮影ができました。

入り時間は「なるべく早く!」


さて、当日。
こだわりを形にするために出来る限り早く現場に入りました。
(少しだけ早すぎて会場開いてなかった…)

2人の来館の1時間前、花屋さんやプランナーさんの準備から撮影を開始しました。

日比谷パレスの結婚式準備
(お花屋さんの会場装飾はかなりしっかり作りこんでいく感じでした。)

日比谷パレスのパーティー会場
(メインテーブルはこんな感じ!)


挙式までの撮ってだしがある場合は、なるべく多くのシーンが撮れる・作れるように心がけています。
そうすることで、自然と映像に流れが生まれるからです。
テンポよくさまざまなシーンが展開されると、「次、どうなるんだろう?」と観客に思わせることができます。
すごく単純ですが、ムービー全体を構成する上では大切なポイントだと思っています。

そんなこんなで、何も起きていないように見える朝一番の準備の時間も忙しく、動き回ります。
挙式前に撮れるシーンは

会場の準備
来館~私服で受付を準備する2人
セッティングを終えた会場や受付
ブライズルームのメイクシーン
日比谷公園での写真撮影
受付
リハーサル
親族紹介などなど

4階建ての建物を行ったり来たりしながら撮っていきます。


受付はマスト!

日比谷パレスの受付
(お花の仕事をされているお2人の受付はお花がいっぱいでした。)

挙式前の受付はマストだと思っています。
理由はいくつかあります。

①受付周りには、2人が用意するものが多いです。
つまり2人のこだわりが出る場所であるということ。
そこには必ず2人を表現するためのヒントがあります。

②受付を頼む人=お金を任せられる人=信頼できる人=2人と関係が近い大事な人・重要人物という可能性が高い。

③ゲストをメインに撮れる場所です。
そのことが撮ってだしの素材として大切な機能を持ちます。

撮ってだしの映像では、早い段階でゲストを映すことは大切です。
それはゲストに自分が写る可能性を知らせることが、映像を見る上でのフックになるからです。

※フックとは、映像を見続けるモチベーションを与える要素のことを指す言葉です。


私服とドレス、変化を撮るのが映像の醍醐味。

日比谷パレス
(ドレスを着る前にお2人で会場の最後の仕上げをしていました。)

来館~私服での準備する2人が撮れるケースは少ないですが、撮れるととても良いことがあります。
その後のドレスアップした2人の映像がグッと引き立ちます。

撮ってだしという面でも大切な役割があります。

結婚式の映像の中で最強のコンテンツは、新郎新婦の2人です。
それもゲストの前では見せない2人の姿を撮ることが出来れば、ゲストとして観る価値のある撮ってだし映像となります。
それらも序盤に提示する必要があります。
なぜなら、次にもっと面白い?素敵な?2人の姿が映し出されるかもしれないというのも、貴重なフックになるからです。

感動的な挙式~編集開始

日比谷パレスのチャペル

屋上階での人前式。
新婦入場から涙を誘うような素敵な結婚式でした。
なんとか雪も降らず、雨も降らず。

フックは何か?


挙式撮影を終えると、急いで編集作業に入りました。
挙式前に待合室や受付などで、レストランのフロア全てを使っている都合上、パソコンのセッティングが挙式後にしかできませんでした。
なので、パソコンを立ち上げるところから。
バタバタと作業をして、乾杯が終わるころには編集作業自体は終わります。
(あとはパソコンが頑張って、DVDに書き出す作業なので、撮影に戻れます。)

肝心のフックは、2人が公園で婚姻届を書くシーン。
このスタートで見慣れた結婚式のエンディングムービーではなくなるので、フックはバッチリでした。

前撮りを絡めると複雑になるので、分かりやすく伝わるように事前に構成は作ってあります。

特にJ-POPだと歌詞が分かるので、事前に画のイメージまでが出来ています。
今回は絢香の「ありがとうの輪」。
『ママのカサカサに荒れたその手が』で始まる歌詞。
家族や友人への感謝の歌です。
歌詞のテーマが全てではないですが、イメージを作る上での大事なヒントです。

最初の20秒が出来ていて、構成も組んでいて、どんな画を選べばいいかも分かっていると、作業はとても順調でした。

上映時のリアクション

日比谷パレスの撮ってだし
(婚姻届を思い出の公園で書いてもらいました。)

実際に上映したときのゲストのリアクションはとても良いものでした。

なによりも上映前の花嫁のお手紙が素晴らしかったので、上映する環境としては最高でした。
お手紙の内容を踏まえて、挙式の映像を観ると新婦やお父さんの涙の意味が深く伝わってきました。
結婚式はいろんなものが複雑に影響しあって、構成されています。
撮って出しの映像のリアクションが良かったり、涙を流しながら観てもらえるのは、映像の理論とかテクニックがどうとかではなく、そこまでのパーティーの過程や2人の人柄の素晴らしさがあるからだと思います。

撮ってだしの映像の作り手として出来ることは、感動的な披露宴にいたるまでの伏線みたいなものを捉えることだけだと思います。
作品というよりは、披露宴の演出の一部。

とはいえ、事故なく上映できて、みんな泣いたり、笑ったりしている状況は嬉しいです。
『よかった。』って思いました。本当に。

パーティーの撮影やハイライトの仕上げについては次回、続きとして書きたいと思います。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページはこちらから↑


2016年2月14日日曜日

結婚式の映像ラインナップについて

関東では春一番というよりは暖かい嵐が通りすぎました。
結婚式の春シーズンの到来が少しずつ近づいて来ています。
今年の冬は昨年よりも、春に向けての準備が多くありました。
すごく探して見つけてきてくれたり、ご縁が繋がってご紹介いただいたり。
どちらもとても幸せなことだと感じています。
こんな風にして、毎年少しずつでもお問い合わせやご紹介頂くことが多くなるように精進してまいります。

前回の記事でウチキフィルムの主力商品はウェディングハイライトであると書きました。
ウェディングハイライトは、結婚式当日を結びまで撮って、後日5分にまとめるダイジェストムービーに仕上げるプランです。
ウチキフィルムで挙式当日を撮影させて頂く場合、ウェディングハイライトのご注文をいただく場合がほとんどです。
ただ、ありがたいことにハイライトだけではなくオプションとして、いろいろと追加していただくことも多いです。

本日はどんなオプションとの組み合わせが多いかをご紹介します。

①Same Day Edit(当日の撮ってだし編集)

受注率:55%
ウェディングムービーの中でも定番になりましたね。
当日、撮ったものを披露宴の結びに上映するアレです。


ウチキフィルムの撮ってだし編集のサンプル

ウチキフィルムならではのメリット

・私服での前撮りのシーンが入ることで撮ってだしを見慣れてるゲストにも新鮮な驚きがある。
撮ってだしをやらない理由として、「ゲストが一度見ていることをわざわざ見せる理由がわからない」という意見を伺うことがあります。
ある意味その通りだとも思います。
なので、ゲストが絶対見ていないシーンを導入部分などに入れることで何が始まるのか、次にどんな映像がくるのか、いい意味で期待を裏切る構成が出来ます。
結果、ただの当日の再現や記録ではない、発見のあるムービーとして楽しんでいただけるのかなと考えています。


・編集する人間が作業を終わり次第、ハイライトの撮影に戻るので2名のビデオグラファーで撮っているシーンが多い。
当然なのですが、撮って出しの編集は披露宴の結びより前に編集作業は終わります。
編集が終わったら何をするか?ウチキフィルムでは披露宴の撮影に入ります。
なぜかというと、一人で撮影するより2人で撮影した方が後日編集するハイライトのクオリティーが上がるからです。
そういうわけで撮ってだしのご注文をいただいた方が、ウェディングハイライトのクオリティーが高まる場合が多いです。
すごく簡単な理窟なのですが、会社単位になると難しいみたいです。

理由としては、
案件ごとにクオリティーが変わることを良しとしない。
後日の編集素材が増えるので、編集にかかる時間が長くなる。
会社員の場合は編集が終わり次第、別の案件のフォローや撮影・編集に入ることで、一件のクオリティーの追求よりも全体の安全を追求する責任がある。
そんなとこでしょうか。

このあたりの姿勢が会場のビデオグラファーか、新郎新婦のビデオグラファーかの端的な違いになるかと思います。


・撮ってだしを超えるために、後日納品するハイライトはよりこだわりの強い作品が出来上がる。
納品の早さはクオリティーの一部だと僕は思っています。
撮ってだしの映像としての強さは、「当日観る」という、圧倒的な納品の早さにあります。
ゲストの反応がよければ、それも映像の印象を上げます。
表面的な撮影、表面的な編集をしてしまうと後日編集で収録範囲が異なるものでも、同じもの・似たようなものという印象になりかねない怖さがあります。
なので、当日撮ってだしを納品した時のハイライトの編集のほうが悩みが深いです。
悩んで悩んで、編集する分、テーマが明確であったり、細部にこだわった構成になることが多いです。
これも編集に掛ける時間を臨機応変に調整できる個人単位のプロダクションならではの強みかもしれません。


②Wedding Snap(結婚式のスナップ写真撮影)

受注率:40%
結婚式の準備の順番としてムービーよりも先にスナップカメラマンが決まっている場合が多いのですが、スナップの受注率も数えてみるとそこそこありました。
お早めにお問い合わせ頂いた方には、なるべくフォトグラファーを選べるように、なるべく打ち合わせを直接できるようにしています。
一緒にお仕事できるフォトグラファーさんも増やしていきたいといつも思っています。

ウチキフィルムならではのメリット

・ビデオグラファーとフォトグラファーのコミュニケーションが取れている状態で現場に入るので、スムーズに現場を進行できる。
ウチキフィルムでご紹介するフォトグラファーは、打木の元仕事仲間やカメラマン同士の横のつながりで面識のある人たちです。
なので、当然立ち居地で揉めるとか、そういうことはおきません。
と同時に、知っている人が同じ現場にいるというカメラマン同士の安心感は新郎新婦に伝わるので、いい空気を作りやすいです。
また、当日の限られたロケーションフォト時間でも次に何を撮るかなどの確認をし合うことで、写真と映像両方を効率よく撮影することが出来ます。

ウチキフィルムのウェディングスナップのサンプルページのリンク


③After Party Highlights(2次会のムービー撮影)

受注率:40%
1次会から2次会までの撮影も比較的多いです。
挙式会場が持ち込みNGの場合は2次会だけの撮影の受注もあります。

ウチキフィルムの結婚式2次会映像サンプル


ウチキフィルムならではのメリット

・ならではのメリットではないかもしれませんが、価格の割にクオリティーは高めだと思っています。


④スクリーンアイテム(披露宴で上映する映像制作)

受注率:50%
プロフィールやオープニング、事前制作のエンドロールなどなど。
お2人に時間がないときのお手伝いといった感じです。
もちろん、プロフィールムービーのみ・オープニングムービーのみの受注もあります。

ウチキフィルムのスクリーンアイテム事例

ウチキフィルムならではのメリット

・私服前撮りの映像で作ることが出来るので、オリジナリティーが満載。
プロフィールムービーの目的は上映することではなく、伝えることです。
趣味の写真よりも実際に趣味を楽しんでる映像のほうがずっと伝わりますし、2人の仲のよさも2人の写真より映像のほうがもっと伝わったりもします。


他にもオプションはありますが、この四つをそれぞれのご事情に合わせて、組み合わせて頂くことが多いです。
お問い合わせの際の参考にしていただければ、幸いです。
春シーズンのお問い合わせにも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。


ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2016年2月9日火曜日

ウェディングムービーのタイトルについて

2月9日。横浜はいい天気です。
そろそろ冬の終わり=花粉の始まりです。
…がんばります。

2016年、どんな映像を作っていこうか?と考えるに当たって今の自分の考え方や方法論をまとめておきたいと思います。
これから書くことが、制作的な内容過ぎて結婚式ビデオ業者の選定にはあまり役にたたなかったらごめんなさい。
作り手の想いを少しだけ感じてくれると嬉しいです。


結婚式のムービーの名前。


ウチキフィルムでは結婚式の当日を全部撮影して、後日編集するプランをウェディングハイライトとして¥120,000(+税)でご案内しています。
5分のウェディングハイライトと撮った素材を見やすく60分くらいにまとめたものをDVDとブルーレイで納品しています。

ウェディングハイライトには、なるべくタイトルを入れるようにしています。

タイトル=題名。
ムービーの名前です。

以前、2014年くらいまでは撮影前にお客さまと打ち合わせをしたワードをそのまま採用してました。
でも、フリーランスになって自分のスタイルを追求する過程で、すこしずつ変わっていきました。
今はタイトルの意味を考えて、もう一度みるとムービー自体の印象が代わるような、そんなタイトルを付けることを心がけています。


一回捨てる。


もちろん打ち合わせ時に伺うテーマやコンセプトを意識して撮影・編集するのは正しいです。
最初に見えてるゴールに突き進んで、そのまま形にすることも方法論としては正しいと思います。
でも、それはドキュメンタリーではないし、結婚式のムービーじゃくてもいいなと思います。

多くの日本の結婚式は新郎新婦が掲げるテーマ以上に混沌としているし、多面的で、テーマをなぞって撮影・編集しても、全然足りてないんじゃないかと感じていました。
ウェディングムービーはもっと結婚式自体を表現すべきだし、2人のことを表現すべきだと思います。

だから、ほとんどの場合、当日の全部を撮った後に、最初に思っていたテーマは一回捨てます。
素材そのものにまず向かい合って、そこに最初に設定したテーマを超える何かを見つけたいと思っています。
そのよくわからない何かをまず形にしていきます。

そんな風にして映像を作っていくと、タイトルにはただのムービーや結婚式の名前という機能以上のパワーがあるんじゃないか?と思うようになりました。

タイトルの力。


タイトルを決めるのは、編集作業の後半です。
本当に最後のほうです。
その時にはムービー自体は見た目上、9割完成しています。
でも名前がない。
なんとも呼べないものです。
どうとでも解釈できるけど、でもなんか浅い。
なんとなく良い感じだし、なんとなく感動できる部分もあるし。
でも、何が言いたいのか良く分からない。
出来事が多いし、感情が多面的で複雑すぎる。
形はあるけど、意図が見えない。

そんないろんな感情の詰まったムービーにたった一つ言葉を加えることで、ひとつひとつのカットに違った意味や可能性が見えてきます。
そのことによって、使っていなかったカットがすごく重要な意味を持つことに気づいて採用したりします。
もちろんその逆もあります。
言葉の力で、ムービーに明確な論理が与えられて、自分で無意識に編んでいたものの実際の姿が分かってくる感覚が得られます。
自然と整ってくる。

それがタイトルの力だと分かってきました。

タイトルを考える上で注意しているのは、なるべく2つ以上の意味が重なるようにすること。
一つは当日のできごと、一つは2人のバックグラウンドにあるものが理想的です。


ウェディングハイライトの制作事例


①「恋の味 Taste of Love」


実際のウェディングハイライトの映像(8月2日撮影)

ウチキフィルムの結婚式のビデオの中の1カット



「恋の味」というタイトルは、パーティーの中で新郎が作ったソースがかかったデザートの感想を聞かれた新婦の言葉から来ました。
その響きが中学の頃に知り合った2人の関係性を象徴しているように感じました。
もうひとつは2人が一緒にいろんなレストランに行ったりするのが好きだという話を聞いていたので、2人に合った言葉だと感じました。
このキーワードを中心に編集を見直すと前撮りの素材の中にご飯やおやつを食べるシーンを見つけることが出来、それまでのカットと差し替えました。
生い立ちビデオの上映中にごく自然にデザートを新婦が新郎に食べさせるカットにも、『まさにこういうことだよね』っていう強い意味を見出せました。
「恋の味」という言葉とウェディングキスを続けてみせることで、儀式のキスにもしっかりと2人の温度みたいのを感じることが出来るんじゃないかと思いました。
前撮りや打ち合わせの段階では思いもしなかった、当日言った本人ですら深い意味を込めていない一言が、ピタッとはまることがあります。
このなんともいえない発見が時間を掛けて編集する上での醍醐味だと思います。


②「the love story after that night」


実際のウェディングハイライトの映像(10月12日撮影)

ウチキフィルムの結婚式のムービーの中の1カット


終電を乗り逃して、ファミレスで始発を待った夜から恋が始まったという2人の話を聞いて、その話にすごく親近感を感じました。
それはもうすごく単純な理由で、自分も似たような経験をしたからです。
まずそこにフォーカスした構成で編集しました。
でも、それだけでは結婚式のムービーである必要はありません。
これでいいのかと数日、なんとなくもやもやします。
でも、まずはそのエピソードにフォーカスするタイトルを考えてみました。
すると、そのタイトルに向かって、頭の中が整理され始めます。
結婚式当日、たくさんの素敵な出来事がありましたが、撮影していて、ウェディングキスの後の新婦のまばたきがとても印象的でした。
そのまばたきにより意味を持たせるにはどうすればいいかを考えました。
すると、前撮りの時に2人で迎え合わせに立って頂いたときに撮っていた、同じような新婦のまばたきを見つけました。
そこで映像の半ばで前撮りのまばたきと恋の始まりのエピソードを話す新婦の声を繋げました。
そうすることで「まばたき=ラブストーリーの始まり」という公式を編集上で作りました。
そして、ムービー自体のラストをウェディングキスの後のまばたきで終わらせました。
結婚式の後にまた2人の素敵なラブストーリーが始まるという意味です。
一つの映像の中に2つのラブストーリーの始まりが描きました。


もちろん、この2つの案件だけでなく、ウェディングハイライトを製作する際は毎回こんな感じで考えをめぐらせています。

結果的に毎回頭の中が大変です。
モノを作るというのはこういうことだと思っているので、仕方ない。
でも、楽しくて仕方ない。という気持ちもあります。

だから、ウチキフィルムの一押しはウェディングハイライトです。

春シーズンのお問い合わせもまだまだ受付中です!
お気軽にお問い合わせください。
どうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2016年2月4日木曜日

アイサムを利用して分かったこと(結婚式の音楽著作権について)

2月4日です。
節分も過ぎて、一応、立春です。

本日は結婚式における音楽著作権の適法利用を推進する団体「アイサム」を利用してみて思ったこと、感じたことを書きます。

実は昨年の3月ごろからアイサムには登録していたのですが、(当時登録は無料だったので…)ほとんどの案件で海外のサイトからライセンスを購入して使用していました。

今回ご要望もあり、先月初めてアイサムのサービスを利用しました。

ISUMの著作権許可申請画面


楽曲検索時の問題


その前の紆余曲折も少し書いておきます。

挙式3週間前になり、撮ってだしのエンディングムービーの追加のご依頼でした。
音源が絢香の「ありがとうの輪」。
2015年の4月に「レインボーロード」というアルバムに収録されている曲です。
(CD化はもう少し前みたいです。)

音源の要望を頂いたのが、1月10日。
その時点でアイサムの楽曲検索にかけたところ、登録はされていませんでした。
挙式は2週間後。

なので、無音でDVDを制作して、会場でCDと同時再生してもらう方向になりました。

…でもなぁ、音の入ったDVDを納品したいなぁっていう気持ちが挙式が近づくにつれ、大きくなりました。

一週間くらいして、もう一度検索しました。
すると、…ある!!
1月13日に追加登録されていました。
えっ!?って思いましたが、この辺がアイサムの弱点というか、なんというか。
翻弄されました。

で、利用してみました。

CDが必要


申請に必要なものは、使用する楽曲が収録された市販のCDが必要です。

なぜかというと申請の際にCDの盤面に印字されているCDカタログ番号を入力する必要があるからです。

ただその楽曲が入っていればいいわけではなく、アイサムに登録されたCDであることが必要です。
たとえば、オリジナルアルバムの音源はアイサムに登録されているけど、ベスト版の音源はアイサムに登録されていない場合があるのです。

なので、楽曲を決めた後にどのCDが申請に使えるかを調べて、そのCDを手配して頂く必要があります。

…ここが一番の障壁ですね。
CDって…。
ダウンロードの音源では申請できません。

で、CDが手元にあれば、後はアイサムのサイトからカタログ番号を登録して、申請して終わりです。
ここはなんてことない、作業です。
申請に必要なお金は今回は¥2,401でした。
(1曲だとだいたいコレくらいらしいです。)

どうでしょうか?
本当に好きな曲で結婚式の映像が作れて、宝物になって、好きなアーティストの応援になると考えれば、適正かなとも思います。

CDさえ手元にあれば10分くらいの作業。

会場提携の業者さんは手数料はいくらくらい何でしょうか?
横浜の某会場で3万5000円という話は聞いたことありますし、実費のみというところも聞いたことがあります。
この辺に会場や業者さんの誠意が出る気がします。
残念ながら、つけこむ人はつけこみますので、気をつけてください。


今までと変わること


許可の料金がDVD1枚に対する価格なので、ダビングにはまた料金がかかります。

以前はご両家用に3セットでの納品というのは会場提携の業者時代やっていたサービスですが、難しくなりますね。

あとはプロフィールムービーは3曲で、というのが定番だったりします。
音楽だけで結構原価がかかりますので、1曲で作りましょうという流れが出てくると思います。

挙式披露宴を撮影したもののダイジェストも2曲だったり、3曲だったりしたものが、1曲でという流れも出てくるのかなと思います。


ISUMの問題点


・すべてのメジャーな曲が登録されているわけではないこと。
(ミスチルと洋楽のほとんどは利用できません。)

・市販のCDがないとだめなこと。

この2点を現実のニーズというか、時代に対応してくれるといいなと思います。

個人的には、海外のライセンスサイトのようにアップロードの権利にも対応してくれると理想的だと思います。

以上、アイサムを使ってみての体験談&感想でした。
会場からの提示される音楽の申請料が高すぎると思っているカップルの参考になれば嬉しいです。

というわけで、ウチキフィルムはアイサムでの音源利用にも対応しております。
もちろん、そこが“売り”ではありません。(…念のため)

※こちらは2016年2月の記事になります。
当時の楽曲への対応や利用料を元に記事を書いています。
結婚式当日のカメラマンをお探しの方はこちらのムービーをぜひご覧ください↓




ウチキフィルム 打木 健司
インスタのアカウントは@uchikifilmです!
フォロー大歓迎です!



ホームページはこちらから↑



2016年1月27日水曜日

ウチキフィルムが前撮りをする理由 その2(結婚式のビデオ撮影)

暖冬はどこへやらといった寒い日が続いていますね。
でも、冬らしくて嫌いじゃないです。
何より晴れの日が多いのが嬉しいです。
どうしてかというと、前撮り日和だから。
昨日も3月のお客様の前撮りをさせて頂きました。

具体的な内容はまだ内緒ですが、ご自宅とか、川とか。

結婚式の前撮り撮影
(12月の前撮り日和に撮影した1カット、海が好きな2人と湘南へ)

さて、前回に引き続き、今回はウチキフィルムで前撮りする理由をクリエイティブな面でお話しします。


前撮りの必要性


前撮りをする理由を端的に言ってしまえば、ウチキフィルムのウェディングムービーを作る上で『必要だから』です。
結婚式を記録するだけなら、当日を撮れば事足りますし、必要はないのかもしれません。
5分の映像作品を作るだけなら結婚式当日の映像だけでも、もちろん出来ます。

『商品』としては、出来るとか、足りる、で済みます。

でも、たくさんある撮影業者の中から、ウチキフィルムを探し当ててくださった方には、『作品』を提供したいと思っています。
そういう意味では、結婚式当日だけでは足りないと思っています。


結局、結婚式のビデオグラファーとして何を撮りたいか?


結婚式は魅力的な被写体です。

結婚式の会場、花や装飾、アイテム、ドレス、指輪やアクセサリー、それを纏ったきれいな花嫁。
あるいは、一日に凝縮した家族の物語だったり、2人を取り囲むあたたかな友情だったり。

それらを自分のセンスで切り取っていく。または、記録していく。
それを編集でさらにおしゃれに、またはドラマチックにしていく。
それは本当に充実した素晴らしい仕事です。

ただし、ビデオグラファーとして、一つの自覚が必要だと思います。
それは結婚式当日で撮れるものは、すべて用意されたものだということです。
どれだけ演出しても、優れたセンスで切り取っても、本質的には『撮らされている』のです。

素敵な会場、素晴らしいプランニング、センス溢れるフローリストなどなどに囲まれた結婚式は2人のセンスの現れです。
家族の物語や友情や涙、笑顔は2人の人柄の賜物です。

感動的な結婚式を撮れば、それは感動的な映像になるでしょう。
楽しい結婚式を撮れば、楽しい映像になります。

もう一歩踏み込みたいなと思っています。
もう少しだけ主体的に結婚式に関わりたいと思います。

そのためにはどうすればいいか?

まずは自分が『何を撮りたいか』を明確にすることです。


結婚式の撮影を通して表現したいこと


僕が撮りたいのは、『これから結婚する2人の人間のこれまでと今とこれから』です。
これから結婚する2人がどんな人で、いつ出会って、どんなところを好きになって、どんな気持ちで結婚するのか?
どんな未来を思い描いているのか?
それは形があるものじゃないし、目に見えるものじゃない。

僕が撮りたいのは、形がないし、目に見えないものなんだと思います。
そういうものに形を与える仕事をして行きたいと考えています。

当日はもちろん、会場だったり、アイテムだったり、2人の表情やたくさんのうつくしいもの、心温まる出来事の数々を撮ります。
それこそ全力で。

でもそれだけじゃ足りないんです。

だから、前撮りをします。
もっと2人のことを知りたいし、たくさんの素材が欲しい。

結婚式のビデオグラファーだけど、結婚式の映像以上の何かを作りたい。

それがどんな形のものかをうまく言葉にできない。
『映画みたい』じゃなくていいし、ミュージッククリップみたいなカッコ良さも目指していません。
一人の人間として、向かいあって、その2人の何かを撮りたいと思っています。

そんな映像を残したいカップルのお問い合わせをお待ちしております。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2016年1月18日月曜日

ウチキフィルムが前撮りをする理由 その1(結婚式のビデオ撮影)

いやぁ、・・・寒いですね。
1月18日、東京でも雪が降りました。
寒いですが、朝起きて窓の外を見て、「キレイ」と思ってしまいました。
でもまぁ、案の定、交通機関が麻痺していて大変です。

『私服前撮り』


さて、本日はウチキフィルムで実践している私服前撮りについて書きたいと思います。
ウチキフィルムでは、結婚式当日の撮影をご注文のお客様に対して必ず私服での前撮りのお時間を頂戴しています。
たくさんある結婚式のビデオ業者の中で、そこがウチキフィルムの個性だと考えています。
もちろん、他にも色々とあるつもりですが、一番分かりやすくユニークな部分は私服前撮りを必ず含めた作品を作るという部分です。
写真だと『エンゲージメントフォト』というジャンルがあるんですが、映像ではまだジャンルとして確立してないのが現状です。

ウチキフィルムの事例としてはプロポーズ、ご入籍、2人の母校に行ってみる、結婚指輪を作るところの撮影、などなど。
その2人によって、ドキュメンタリーの要素が強かったり、キレイな場所でのイメージカットが多かったり。
アンケートをお答え頂いて、打ち合わせで撮影内容を決めていくので、本当にその時でさまざまです。

結婚式の前撮りビデオ

(湘南の海が好きなお2人はこんな感じで撮影します。)


メリットとしては…


・和装やドレスとは違って、動きのある演出が出来たり、2人の個性を出せる。
・思い出の場所だったり、好きな場所を背景にすることで、いわゆる結婚式の映像とは違うものを作れる。
・打ち合わせだけではなく、一日カメラを使ったコミュニケーションをとることで、結婚式当日の撮影がとてもスムーズになる。
・オプションとしてオープニングやプロフィールなど、当日上映する映像に使用することで個性的なムービーが上映できる。


前撮りロケーションに立ちはだかる課題…


・結婚式の準備中でいそがしい2人とのスケジュール調整が大変。
・ロケハンや移動が大変。
・毎回違う場所・状況なので、対応力が求められる。


撮影会社に在籍していた当時も、こういった前撮り撮影をしたかったのですが、ほとんど実現しませんでした。
なぜかというと会場提携の撮影業者の場合は、障害がさらに多くなります。
・お客様とのあいだに会場やプランナーが入ってくると、スケジュール調整が大変になり、コミュニケーションも難しくなる。

・ロケハンなど個別にかかる時間が違うので、会社としての料金設定も難しい。
・料金の中に、中間マージンも含めないといけないので、どうしても高額商品になる。
・写真も一緒にとか、メイクも、となるとまた複雑に、高価になって、そのうえ結局意図したものが撮れなくなる。
・そもそも会社員なので、必ず自分が撮れるかという保証も難しい。

もちろん提携会場の理解があれば、不可能ではないですが、かなり大変な仕事になります。


フリーランスだからできること


私服前撮り=提携業者が出来ない事。
ということは…
提携業者が出来ない事=フリーランスの強み
です。


結婚式の持ち込み業者としてやっていく上で、課題は会場からの撮影制限を受けても、会場提携業者のクオリティーに勝つにはどうしたらいいか?ということでした。

たとえば、提携業者に自分と同じ技術とセンスと経験を持ったカメラマンがいて、
なおかつ挙式は席に座って撮るとか、ブライズルームは入れないとか、色々と制約を受けても、提携業者じゃなくウチキフィルムを選んでもらうにはどうしたらいいか?

答えは単純で、
『提携業者よりクオリティーの高いものを、提携業者よりも安い価格で提供すればいい』
ということでした。

そのために会場の提携業者には出来ないことを、個性や強みとして、実践していくことにしました。
毎回学ぶことが多いですし、ビデオグラファーとして鍛えられます。

スケジュールの調整が必要だったり、ロケハンなどの準備が必要だったりと大変なこともありますが、これからもウチキフィルムのスタイルとして続けていきます。

タイミングやご要望が合えば、雪の中の撮影もしてみたいです!
(今日の感じだと、東京では現場にたどり着けない可能性が大ですが…)

次回は、前撮りを通して、ウチキフィルムはどこを目指していくかを書きたいと思います!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2016年1月12日火曜日

2016年のスタート

あけましておめとうございます!
早いもので、すでに1月12日。

さて、ウチキフィルムの新年は1月1日に婚姻届の提出するカップルの撮影から始まりました。
届出は事務的な手続きなので、ロマンチックとは言えないかもしれないですが、改めて立ち会ってみると不思議なものです。

入籍撮影
(納品が完了しましたので、2月19日に画像を追加しました。)

それぞれの両親の戸籍から出て、2人の新しい戸籍を作る。
子供が生まれると、その戸籍に名前が増えていく。
そして、その子供が大きくなって結婚するとまた抜けて新しい戸籍が作られる。

その意味では入籍の瞬間というのは、2人が作る家族の根っこを新しい場所に植える瞬間のように感じます。

書類上のことといえばそれまでですが、それが法的に家族であるという根拠
立ち会ってみると、しっかり『根っこ』がそこにあると感じます。

結婚式という祝福の日はその根っこに栄養を与える行為と考えると、結婚式をどう撮るべきか、どんな映像を作るべきが見えてくるような気がします。

そんなことを感じた2016年の元日でした。
今年も一組一組のカップルにしっかりと向かいあって、感じたことを表現していきたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2015年12月30日水曜日

ウチキフィルム2015 夏(結婚式の持ち込み撮影について)

12月30日。
忘年会が終わって、大掃除の終わりが見えてきて、明日は大晦日。
来年の1月1日に私服前撮りを予定しているので、仕事納めも仕事始めもあんまりないのですが、年末年始の空気は大好きです。

さて今年のまとめ。

7月

結婚式の閑散期に突入したこともあり、富山へ行ってダンボール工場を撮影したり、新しくオープンしたダンススクールのプロモーション映像を撮影していました。
意外と結婚式の案件も途切れずにあり、忙しくさせて頂きました。

ダンススタジオ
(撮影させていただいたダンススタジオ。クールな印象ですが、子供たちがたくさん来てました。)

完成したムービーのリンクも貼っておきます。


8月

ウェディングシンポジウム2015に参加してきました。
結婚式業界の人々が集まって、一つのテーマについてディスカッションするというイベントです。
なぜ参加したかというと、『持ち込み』をテーマにしていたからです。
ウチキフィルムは基本的にお客様の結婚式場に持ち込んで頂いて、撮影しています。

お客様の意思がどうあれ、持ち込みNGとする会場もあり、なんとかならないかなと思っているテーマの一つです。

シンポジウムの最初に『持ち込み』の問題を整理する講演がありました。
コンサルタントっぽい女性が分かりやすく説明してくれました。
要約をしてみると

牛丼屋に行って、牛丼を持ち込むのはNG。
それは牛丼屋のサービスが牛丼を提供するものだから。

じゃあ、結婚式場のサービスは何か?
結婚式会場と契約するときにどこまでのサービスについて契約しているのかという所が問題です。
最低限度のサービスだとすると、
会場を貸す。
料理を出す。
結婚式の進行の内容をプロデュースする。
の3つくらいですかね。

さらに
ドレスの準備。
メイクアップアーティストの手配。
フォトグラファー・ビデオグラファーの手配。
引き出物やペーパーアイテム・テーブルコーディネイトの手配。

などなどが結婚式の契約の中身に入っているのか、顧客が求めているかどうか?

特に専門式場・ゲストハウスでは結婚式のすべてをプロデュース・管理するサービスであるという認識が強いため、持ち込みに対してもだいぶ厳しい対応をすることが多い。


そんな内容の講演が終わって、ディスカッションの時間。

ディスカッションのパネラーは、講演をしてくれたコンサルタント・フリーランスのフォトグラファー・フリーランスのメイクさん・元持ち込みカメラマンの会場支配人さんと
アニヴェルセルみなとみらいの支配人さんと司会の方で進みました。

文章で全て再現するのは不可能なので、印象に残ったことを書きます。
提携業者が必要な理由を聞かれたフォトグラファーの方の一言。
『弱者を守るためじゃないですか?』
…すごい発言だと思いました。
…弱者とは思いませんが、僕は常々思っている理想が一つあります。

それはウェディングのムービーをお客様が『TSUTAYA』で映画を選ぶようにビデオグラファーを選ぶような、それくらい自由になったらいいなと思います。

もちろんそれだけの個性をビデオグラファーたちが持たなければならないですし、作品を発信する力が必要です。
その意味では弱者が生き残れない世界になります。
それでも新郎新婦にとっては良い世界だと思うので、そうなればいいなと思っています。
ただその場合、どうやって人材を育てていくかも業界全体で考えていく必要はあります。
全体のレベルが上がることで仕事が減るという考えではなく、全体のレベルが上がることで業界全体が大きくなって仕事が増えるという考えをしなくてはいけないのかなと思います。


あとはアニヴェルセルの支配人さんの持ち込み可能かどうかについての質問に答えた一言。
『ブライズルームと親族控え室以外は提携と変わらない形で撮れます』
…と言った後のなんとも言えない空気。

途中、客席でお話を聞いていたブライダルマザー桂由美さんの登場もあり、話が脱線したこともあり、保証金の問題や持ち込み業者に対する悪行と持ち込み業者の悪行などには全然話は及ばず、おとなしい会だったいう印象です。

持ち込みについて僕が思うこと

会場のサービスの中に新郎新婦が求めるクオリティーのものがないなら、持ち込むのは全く問題ないんじゃないかと思います。
持ち込み料の問題については、額によるかなと思います。
実際、ウチキフィルムで持ち込んで頂く場合は、必ず担当プランナーに連絡して、会場下見に伺って、細かなことを確認させて頂きます。
なので、その分提携業者なら必要ない手間をお掛けしているわけなので、その時間分の何かを請求するなら妥当かなと思います。
…問題はそれっていくら?って話です。
上限3万くらいなら、理解は出来ます。
10万とかはもう、会場と業者の間の中間マージンとして入る分を新郎新婦に請求しちゃってるパターンですよね。
持ち込み料をとるなら、提携業者と同じ条件で撮れるようにして欲しいという問題もあります。

あとは、持ち込みNGにしているケースについては、価格はどうあれ、ちゃんと同じレベルの商品を用意する責任があるんじゃないかと思います。
そこの努力をし続けるかぎり、弱者ではないと僕は思います。

…なんだか支離滅裂ですが、来年もたくさんの会場に持ち込まれるように頑張っていきます。
来年も宜しくお願い致します。

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2015年12月27日日曜日

ウチキフィルム2015 6月(結婚式の持ち込みビデオ撮影)

クリスマスも終わって、もういよいよ年末です。
街ではカマボコがたくさん売られています。
そして今、年賀状を書いています。
元旦に間に合うかは分かりませんが、遊び心のある年賀状にはなっていますので、
見てみたいという奇特な方はお問い合わせください。

6月

さて、今年の6月の話。
6月は書きたいことが色々ありすぎてまとまらないのですが、やっぱり撮影事例について書きます。


持ち込みNGの会場


5月のはじめ頃に一度お問い合わせ頂いたのですが、会場側の持ち込みNGということもあり、話が進むことがなかったお客様から、6月になり再び、お問い合わせを頂きました。

持ち込み業者はNGなので、列席者としてなんとか撮って欲しい。
とのこと。

…持ち込みカメラマンの『お友達』作戦については色々と批判があります。
プロとして恥ずかしくないの?とか
嘘ついてまでお金儲けしたいの?とか

そりゃ、プロとして扱ってくれたほうが良いに決まってます。
お客様から指名されているプロとして、プランナーと直接話せたほうが色々と都合がいいし、やっぱり嘘はつきたくない。
でも、ウェディングビデオグラファーの究極の目的は映像を通して結婚式を挙げた2人の人生を豊かにすることです。
僕としては、自分とお客様が納得のいくクオリティーのムービーが提供できて、お客様が喜んでくれれば、その過程は何でもいいです。

逆にお友達ならOK、業者はNGって理屈は何なんでしょう?
たぶん誰かへの言い訳なんだ思いますが、本当によくわからない。

さて、話を戻すと、6月の仏滅の日曜日の挙式のお客様でした。
スケジュールがぽっかりと空いていたので、3週間前になんとか撮る方向で進み始めました。
お打ち合わせもぎりぎり挙式1週間前になんとか直接お会いできました。

お打ち合わせでは、6月になって急に話が進んだことについて伺いました。
その理由は、持ち込むことを会場側との成約条件にまでしていたスナップカメラマンさんが骨折をしてしまい当日の撮影が出来なくなってしまったことが原因でした。
その代わりになる何か特別なものとして、ウチキフィルムを選んで下さったようです。
一度、同じ会場でご一緒させていただいてFBでの繋がりもあり、そのカメラマンさんの骨折については知っていたので、妙に納得しました。

この段階で学んだことは2つ。
・会場との成約段階で検討してもらう、条件にしてもらえるレベルのカメラマンになることが大事。
・カメラマンが怪我や病気をすると、本人だけでなくお客様も大変。


結婚式の指輪の撮り方
(「友人」として、お二人の客室で撮った1カットです。)

打ち合わせを大切にしています。


さて、打ち合わせはお二人の住む街のカフェで、一緒に夜ご飯を頂きながら行いました。
なんだか、3~4時間ずっと話してました。
とにかくヒントが欲しいなと言う気持ちと、友人・知人という嘘を嘘のままにしたくない気持ちで。
その中でヒントというか、一つモチベーションを見つけることが出来ました。
それは挙式後に新郎がアメリカへ単身赴任されるということ。

結婚式の素敵な思い出を残したいという気持ちの根っこを見つけられました。
とても共感できるし、力になりたいと思いました。

フリーランスが素晴らしくて、提携でやってるカメラマンが駄目だなんて言いません。
駄目なフリーランスの人も知っているし、提携でやってる素晴らしい人も知ってます。
「人」が「人」を撮るんです。
だから本質的にはどっちでもいいし、なんでもいいと思います。

僕も人並みに自意識というものがあります。
この世に一つしかない特別な才能が自分にあるとは思いませんが、少なくともたくさんの撮影会社の中からウチキフィルムを見つけていただいてご依頼頂いたお客様にとっては、特別なビデオグラファーでありたいと思います。

自分がその結婚式を撮る目的は何か?
いつも考えていたいと思います。

6月のこの案件を期に、いっそう持ち込みNGとはなんなのか?について知りたくて、8月に持ち込み問題をテーマにしたウェディングシンポジウムにも参加してみました。
それについてはまた後日書いてみたいとおもいます。

明日は忘年会をします。
それでは!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2015年12月14日月曜日

ウチキフィルム2015 5月(結婚式の持ち込みビデオ撮影)

12月も三週目?いよいよ年末らしくなってきましたね。
最近は来年ご婚礼予定の方とのお打ち合わせもさせて頂き、2016年というのがすぐそこなんだということを実感します。

そんなわけで、今年ブログに書けなかったことを振り返るシリーズ第3弾。

5月。

同級生カップルのアットホームなウェディング


春の繁忙期です。
ジューンブライドとよく言いますが、春先は5月のほうが結婚式が多い印象があります。
緑もきれいで、暑くもなく、寒くもなく、じめじめもせず。

そんな5月の大安の土曜日に、大学で出会って付き合い始め、9年交際して結婚式を挙げるカップルの当日撮影を担当させて頂きました。
1月に問い合わせがあり、ご注文の検討段階から打ち合わせを重ねたので、結局当日含め、5回くらいお会いしました。

ちなみにこちらの動画を見て、お問い合わせいただきました。

動画と同じ会場でした。

ご列席の友人との打ち合わせ


5回くらいお会いすることはウチキフィルムでは結構あるのですが、中でも特別だったのは余興をするゲストの方に事前にお会いする機会があったことです。
新郎側の友人スピーチをされたのは、幼馴染で2人のプロポーズの舞台として自分が経営しているカフェを提供された方でした。
私服での前撮りをそのカフェでやらせて頂いたので、その時に新郎についてのインタビューをさせて頂きました。(2人には席を外してもらいました。)

(お2人の出身大学のキャンパスと東池袋のおしゃれなカフェで前撮り撮影しました。)


新婦側の友人の余興担当の方とはその方が撮影してきた映像素材をまとめるお手伝いを新婦から頼まれ、打ち合わせをしました。。
その際、何かの素材に使えるかなと思い、インタビューにご協力いただきました。
新婦のことを友人として、どれだけ大切に思っているかが伝わるお話を聞けました。

どちらのインタビューも素材としてハイライトに入れ込んだり、全編をDVD・ブルーレイのラストにボーナストラックとして収録して納品しました。
ムービーは諸事情あり公開できないのですが、とても喜んで頂けて、うれしい感想も頂きました。

『ムービー素敵です!やっぱり打木さんにお願いして良かったです!
ロングムービーかなりの長尺で、驚きました!
そして最後の友人インタビュー、感動しました。ありがとうございます!

会場側から色々な規制があった中、尽力頂きまして本当に感謝しています。
また、打ち合わせを進める中で、私の細かいリクエストにもひとつずつ応えて頂ける姿勢に打木さんのホスピタリティを感じました。

これからもたくさんのカップルを打木さんの撮影で幸せにしてください!

本当にありがとうございました。』


ハイライトのおまけについて


ロングムービーとは、当日撮った素材を音を整えて、一本のムービーとして納品するものになります。
だいたい60分~90分くらいです。ハイライトのおまけで付けています。
このときは、挙式もスピーチもなるべく残したいというご要望だったので、100分くらいになったような気がします。


ウチキフィルムからの提案


会場側からの制約としては、挙式中の着席での撮影ということでした。
持ち込み料に相当する席料をお2人から徴収しておいて、提携カメラマンと同様に動けないのはどうなの?という話ですが、実際持ち込みブロックとしては有効です。
クオリティー面では正直、厳しい制約です。
なので、お打ち合わせの際に、お2人からチャペルでのリハーサルをしたいという要望を会場へ伝えてもらうようお願いしました。
(この会場の通常のリハーサルは、事前にお2人に挙式のビデオを見てきてもらい、直前の説明だけというスタイルでした。)
5月の大安の土曜日なので、通常は無理な話なのですが、運よく朝一番の挙式ということもあり、OKをもらいました。
ウチキフィルムとしてやったことは支度時間が30分早まったので、30分早く会場入りしたことだけです。



不思議なのですが、このお2人以降、学生時代から知ってたor付き合ってたカップルを今年3組も担当させて頂きました。
似ているようで、やっぱり一組一組違っていて、個性的で面白いです。

来年はどんなお客様との出会いがあるのか、楽しみです!
ウチキフィルムのウィンターキャンペーンもまもなく終了となりますので、とりあえずのお問い合わせだけでもしてみてください!
それでは!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

2015年12月9日水曜日

ウチキフィルム2015 春(結婚式ビデオ撮影)

12月も2週目。
少し落ち着くかなと思っていたのですが、ありがたいことに七五三の撮影やエンゲージメントムービーの撮影などなど慌しく動いています。
七五三の映像はできれば年内にお渡しして、お正月にご家族で観て欲しいなと思っています。

さて今年を振り返るシリーズ。

3月。

結婚式の記録ビデオの廃止

思うところがありウチキフィルムのラインナップをこっそりと変更しました。
具体的に言いますと、結婚式の記録ビデオをオプションの中から削除しました。
特に今まで誰からも突っ込まれなかったので、ここで自分で書きます。

記録ビデオというのは、結婚式・披露宴の進行を丸ごと1台のビデオカメラで収録して2時間にまとめたものです。
かつては「結婚式のビデオ=記録ビデオ」のことを言いました。

さてそんなド定番商品を削除した理由はいくつかあります。
大きく三つ。

①『会場提携』と『持ち込み』での差が出にくい。(むしろ不利な要素しかない)

記録ビデオは文字通り、記録することに価値があります。
その意味では持ち込みで撮影制限がある中で撮影することは、そのまま価値が下がることを意味すると思います。
特に挙式シーンについてはどこに三脚を置けるが決定的な意味を持ちます。
『持ち込みでも、客席からでも十分撮れますよ!』というのは、本当に価値のあるものを求めるお客様の利益にならないと判断しました。

②カメラマンが多すぎる問題を発生させたくない。

以前、何かの機会で書きましたが、最近の結婚式はカメラマンが多すぎると思っています。
ブライズルームにいてもいいカメラマンはMAXで2人かなと思います。
フォトグラファーとビデオグラファーが各1名。
経験上、3人になると途端に撮りづらくなります。
それはブライズルームだけでなく、全ての進行においても感じてしまいます。
完全に違うところを狙うのであればいいのですが、同じところを3人以上のカメラマンが狙う状況というのはナンセンスだと思います。
(役割が違うから仕方ないというのは、撮影会社側の都合でしかないと思っています。)

③ハイライトをセカンドカメラマン(2カメ体制)で撮ることでほとんどシーンが記録できる。

ハイライトの撮影時、セカンドカメラマンにはスピーチであれば、スピーチの全てを撮ってもらっています。
新婦の手紙であれば、新婦を撮ってもらいます。
なので、その映像にメインカメラマンの映像をミックスすれば、披露宴については2カメの(ほぼ)記録ビデオが出来上がります。
セカンドカメラマンについては基本的に結婚式の記録ビデオのスキルも持っている人にお願いするので、記録としても見れる映像を撮ってきてくれます。

ほかにも、そもそも記録ビデオを撮るためのカメラを持っていないとか、機材を運ぶための車を持っていないとか。
色々とありますが、とにかくウチキフィルムは記録ビデオを廃止しました。
(元々記録ビデオを何年も撮ってきたものとして、記録ビデオそのものを否定はしませんが、在り方については思うところはたくさんあります。)

鎌倉プリンスホテルでの結婚式
(一人で撮影する場合も、謝辞や花嫁のお手紙はなるべく全収録を心がけています。)

4月。

音源の適法利用について


「アイサム(=一般社団法人音楽特定利用促進機構)」に登録をしました。
無料で登録できる期間というので、お試しというか念のため。
その後、アイサムのホームページにリンクを貼って頂きました。

ホームページにリンクをされて何か効果があったか?と言えば今のところあまりないです。
2件くらい、著作権に絡んだお問い合わせを頂きました。

2015年に入って、音楽著作権について会場側の認識が変わってきました。
専門式場だと、ゲストが作ってくる余興のムービーにも著作権をクリアすることを求めていたりします。

リンクからのお問い合わせであったのは、まさにこのケースです。
…以前を知っている人間からすると、ちょっとびっくりです。

もう一つのお問い合わせはアイサムの音源を選べる代わりに結構な手数料を上乗せさせられるというご相談のケース。
なにをどう計算すれば、一曲3万円になるんだろう?
完全に便乗してますよね?なんか悲しくなりました。

ただ、ユルユルな会場は以前のままです。
レストランは比較的ゆるくて、ホテルは意外としっかりしてるという印象です。

以前、ミスチルの話をブログで書きましたが、結構多くの会場で行われている特別な対応があるみたいです。
それは編集は音楽に乗せて編集をして、最後書き出しやDVDにするときに無音で制作して、そのDVDと指定の曲のCDを同じタイミングで上映・演奏するという裏技。
…なるほど。
本当にそれでOKなのか?どうかは別にしてそういうこともあるようです。


ウチキフィルム2015年の春についてのお知らせはこんな感じです。
実際にホームページやラインナップについては本当に難しいです。
今も記録ビデオのお問い合わせをいただくこともあります。
考えても答えがないことかもしれませんが、改善点はまだまだたくさんあるなぁと思います。
これからも少しずつ修正していきます!

ウチキフィルム 打木 健司
ウチキフィルムのホームページ

映画の中の結婚式について

12月31日。 大晦日。 仕事柄、秋は忙しく日々が過ぎ去っていくので、10月くらいには夫婦で『正月が楽しみだねー』なんて話をしています。 大晦日の夜から元旦とおせちを作って食べて、お酒をのんで、雑煮を食べてという毎年のお正月は、夫婦にとって大切なひと時です。 お正月の特...